自分では頑張っているつもりなのに、ミスを繰り返してしまったり、うまく仕事を回すことができず落ち込んだり。
一時的なものなら「そんな時もある」と済ませられるかもしれませんが、その状況から抜け出せないのは非常に苦しいものです。
仕事がうまくいかないと感じたら、原因を考えて自分の行動を変えてみましょう。
ここでは「うまくいかない」と感じる原因と対策をご紹介しますので、参考にしてみてください。
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仕事が「うまくいかない」と悩む人の声はたくさん
仕事がうまくいかないとき、「こんな思いをしているのは自分だけ?」と感じてしまいませんか?
しかし、そう思っている人は意外と多くいます。
まずはじめに、そんな悩みの声をご紹介します。
- 毎日同じ仕事の繰り返しなのに、ミスをしてしまいます。
誰にでもできる仕事なのにと落ち込み、仕事が合っていないのではと感じますが、転職するほどのスキルもありません。
- 仕事がうまくいかず、いつまでこんな状態が続くのかとうんざりしてしまいます。
仕事がうまくいかないことで、人生のすべてがダメになってしまったような気分になります。
- 先輩や後輩との信頼関係作りが難しく、仕事がうまくいっていません。
夜寝る時に仕事のことを思い出して寝付きにくくなってしまいました。
- コミュニケーションが苦手なので、仕事がうまくいっていないことで陰口を言われていないか不安です。
- 休みの前日に仕事でミスすると、休みの間憂鬱な気分を引きずり続けてしまいます。
気持ちの切り替えがうまくできずつらいです。
このように仕事がうまくいかないと感じている人の悩みを見ると、ひとりで抱え込んでいるような印象を受けます。
この状態が長引いてしまうと、仕事へ行くことがつらくなってしまい、「うつ」状態になってしまう可能性もあります。
そこまで悪化させてしまう前に、「原因」を理解して「対策」をしましょう。
仕事が「うまくいかない」と感じる原因は?
仕事がうまくいかないと感じる理由は人それぞれです。
まず、何が原因なのかを考えてみましょう。
良好な人間関係が築けていない
コミュニケーションが苦手と感じている人は、人間関係が原因になることも。
うまく周りと連携を取ることができなかったり、仕事の伝達に抜けができてしまったりするからです。
自己評価が低い
- 褒められたのに素直に喜べない
- 周りから陰口を言われているのではないかと不安になる
- なんでもすぐに謝ってしまう
このような人は、自分自身の能力を低く見積もる傾向があります。
マイナス思考で考えるクセがついてしまっていたり、褒められても「自分なんて」という考えから必要以上に謙遜してしまいがちです。
自己評価の低さは態度に現れ、周囲から人を遠ざけます。
人間関係や仕事にも影響を及ぼすでしょう。
精神的に余裕がなくなっている
1度ミスをしたことで、そのあと何度もミスを繰り返すことはありませんか?
また、ミスを繰り返さないように気をつけ過ぎて、他のことがおろそかになることはないでしょうか?
それはミスをしたという事実で、心の中がパニック状態になっている可能性があります。
パニックのまま仕事をするためミスを連発してしまい、さらにパニックになってしまうという悪循環が起きてしまうのです。
タスク管理ができていない
タスク管理ができない人は、優先度の高くない仕事を進めてしまい、重要な仕事が期限に間に合わなかったり、仕事の効率が落ちてしまい人一倍仕事に時間がかかってしまうこともあります。
仕事の期限を守れないと、仕事自体にも信頼関係にも影響が出てしまいます。
ミスをしても落ち込むばかりで反省をしていない
ミスをしたときに、「やっぱり自分はダメなんだ」と落ち込むだけで終わらせていませんか?
「なぜ、このようなミスをしてしまったのか」を考えられていないと、また同じミスを繰り返してしまう可能性は高くなります。
完璧を求め過ぎている
完璧を求めることは、仕事の効率を下げてしまいます。
ひとつの資料を作るのに、完璧を追求するあまり時間がかかりすぎてしまっては、他の業務にも支障が出るでしょう。
また、完璧だと納得できるものが完成することは難しく、自分自身のストレスになってしまう可能性があります。
仕事が「うまくいかない」と感じるならやるべきこと
いくつかの原因をご説明しましたが、原因がわかったら次に行動してみましょう。
具体的にどのようなことをすればいいのかをご紹介します。
頭の中を整理してなにが「うまくいかない」のかを考える
仕事がうまくいかない原因をさらに深掘りして考えてみましょう。
例えば、人間関係が原因であれば
- コミュニケーションは足りているか
- 報告、連絡、相談ができているか
- 自己主張ばかりしていないか
など、さらに細かな原因を探っていきましょう。
そうすることで、おのずと自分がやるべきことが見えてきます。
紙に書き出すと、より頭の中が整理できますよ。
うまくいかない不安を誰かに話してみる
先輩や同僚、友人でもいいので、信頼できる相手に話しを聞いてもらいましょう。
ひとりで抱え込んでいては「うまくいかない」というマイナスな気持ちが溜まり続け、精神的につらくなってしまいます。
話しをしても解決には繋がらないかもしれませんが、心の負担はとても軽くなります。
さらに、口に出して話すことで、自分自身の考えも整理されるのです。
しかし、悩みを話す相手がいないという人もいるでしょう。
そのような場合は、カウンセリングを受けてみたり、悩みを聞いてくれるサービスを利用するのもオススメです。
社内でのコミュニケーション方法を見直す
コミュニケーションがうまくいっていないと感じる場合は、コミュニケーションの方法を変える必要があるでしょう。
例えば、今まで仕事以外の雑談をしてこなかったとします。
しかし、雑談は相手を知り、打ち解けるために必要なことです。
仕事に関する事務的な会話しかしないのであれば、相手も自分に関心を持ってくれず、相手のことを知ることもできません。
それでは仕事で連携を取ることも難しくなってしまうでしょう。
また、コミュニケーションが苦手で避けているという人は、挨拶を気持ちよくすることを心がけてみてください。
無表情で「おはようございます」と言われるのと、「◯◯さん、おはようございます」と笑顔で名前を呼ばれて挨拶されるのでは、圧倒的に後者の印象の方が良くなります。
笑顔だけでなく、名前を呼ぶことで相手に関心があることを示すことができ、相手もあなたに話しかけやすくなるでしょう。
それができるようになったら、少しずつ雑談にもチャレンジしてみましょう。
完璧ではなく合格点を目指す
仕事をする上で完璧を求めてしまうという完璧主義の人は、完璧ではなく、70〜80点の「合格点」を目標にしてみてください。
「ここまでできれば合格点」というラインをあらかじめ決めておき、それを達成すればOKと考えましょう。
最初は「もっと良くできる」と考えてしまうかもしれませんが、合格点に達したらそれ以上は触らないことに慣れてください。
そうすることで時間に余裕が生まれ、他の業務に支障が出ることもなくなるでしょう。
毎朝タスクの確認をする
- いつも期限ギリギリに仕事が終わる
- 優先順位が頭に入っていない
という人は毎朝、勤務開始直後にタスクの確認を習慣付けましょう。
その日やるべきことはもちろん、先の予定まで目を通し、優先順位を確認しながら1日のスケジュールを組み立てておきます。
先の予定も確認しておくことで、忘れることなく時間に余裕を持って業務を進めることができるでしょう。
ミスをしたら「どうしたらミスがなくなるか」考える
ミスをしたことで落ち込んでしまう人は、1度落ち着いて「なぜミスをしたのか」を考え、ミスの原因がわかったら、次に「どうすればミスがなくなるか」を考えてみましょう。
落ち込むだけでは自分の成長に繋げることはできません。
ミスしてしまったものは仕方がないと割り切って、落ち込むのではなく次に繋げるための行動をとってください。
自分で自分を低く評価してしまうことをやめる
自己評価の低さは、
- 自分の意見が言えない
- コミュニケーションが取りにくい
- 必要以上に自分を卑下して相手を不快にさせてしまう
など、仕事や態度にあらわれます。
自分に自信がなくても、「私なんて」という考え方をやめ、褒められたら謙遜するのではなく「ありがとう」と言えるようになりましょう。
いきなり変わるのは難しいかもしれません。
少しずつでもいいので、自己評価を上げてみてください。
自己評価を上げることができれば、それは自信にもつながるでしょう。
まとめ:仕事がうまくいかないと思うなら原因を理解して行動しよう
仕事がうまくいかない理由は人それぞれですが、よくないのはそのまま溜め込んでしまうこと。
何もしなければ現状が変わる可能性は低く、悩み続ければ「うつ」になってしまう可能性も。
現状を変えたいのであれば、自分で行動を起こす必要があります。
まず、仕事がうまくいかないと感じる原因はなんなのかを考え、その原因を取り除くために必要な行動を取ってみてください。
溜め込まないで人に話すこともとても重要です。
現状がつらいのであれば、まず誰かに話しを聞いてもらいましょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。