あなたは今の仕事が好きですか?
これから先もずっとこの仕事を続けていきたいと思っていますか?
好きでもない仕事を続けていくのはとてもしんどいですよね。
でも、30代以降のキャリアチェンジは勇気がいるのも事実。
この記事では、これまでなんとなく営業職を続けてきたけど、つらいことばかりでこれからも続けていく自信がない…というあなたのために、30代からのキャリアを築くためのマインドをご紹介していきます。
「営業、辞めてよかった!」と思えるように、自分が本当にやりたいことについてしっかり考えていきましょう!
Contents
営業職に向いていない女性のタイプ
どの職種にも向き不向きがあるように、そもそも営業職に向かないタイプの人がいます。
向いていない人がどんなにがんばって営業を続けていても、成果が出づらいどころか最終的には心身ともに疲れ切ってしまう可能性があります。
そうならないためにも、まずはあなたが営業職に向いているのかどうか確認してみましょう。
以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
<営業に向いていない人のタイプ>
□ 自分に嘘をつくのが嫌い
□ お金や成果が全てだとは思えない
□ 一人でじっくり考えるのが好き
□ 断るのが苦手
□ 自分自身や会社、商品に100%自信が持てない
□ 完璧主義
□ 緊張しやすい
□ 人前でしゃべるのが苦手
□ 滑舌が悪い
女性の営業が活躍しづらい会社
さらに、自分に営業の素質があったとしても、会社の環境によっては「女性だから」というだけで活躍しづらいというケースもあります。
この場合、環境が変わらない限りあなたの成果が認められる日は来ません。
その会社で頑張り続けても意味がないということになってしまいますので、下記の項目が今勤めている会社に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
□ 女性管理職(部長相当以上)が少ない
□ お茶くみ、フロアの掃除、来客対応、営業以外の電話対応などの事務作業を、女性が率先してやっている会社
□ セクハラやパワハラに近い習慣がある会社
□ 経営者に男尊女卑の考えが残っている会社
□ 出張が多いなど体力勝負が求められる会社
キャリアチェンジに必要なマインド7つ
そもそも営業に向いていない、好きではない、活躍できる会社ではない…
もしあなたが以上のことに当てはまるなら、営業を辞めて自分が本当に好きなこと、向いていることにキャリアチェンジした方がいいかもしれません。
数年後、「営業を辞めてよかった!」と思えるように、30代からのキャリアチェンジのマインドをまとめました。
1:逃げない
「営業が嫌だから」という理由だけで転職したりキャリアチェンジを考えるのはおすすめできません。
嫌なことから逃げるのではなく、やりたいこと・好きなことを明確にしてそこを目指していくのでなければ、転職もキャリアチェンジも失敗に終わるでしょう。
どんな仕事でも必ず嫌な部分はあります。
しかし、好きな部分もあるからこそその仕事は続けられるのです。
ポジティブに方向変換していくと必然的に自分のやりたいことにつながるので、キャリアにも一貫性が出てきます。
2:自分を見つめ直す
営業を辞めたいと思ったり、転職を考えるということは、今の環境や今の自分に違和感を感じているということ。
なぜ営業がいやなのか?自分が本当にやりたいことはなんなのか?ここで改めて自己分析をしてみましょう。
大切なのは表面上の条件ではなく、本質です。
自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
3:女性であることを強みに変える
営業職は、ときには女性であることが不利になることもあります。
女性はホルモンバランスの影響でどうしても体調が優れないときがありますよね。
そんなとき体力勝負の仕事を任されてしまったら、100%の実力を出しきれないことも。
女性ならではのそうした不利な状況を嘆いたり逃げたりするのではなく、女性だからこそできることを考えてみましょう。
弱みを強みに変えたとき、あなたにしかできない仕事が見つかるはずです。
4:「こだわり」を整理する
30代以降のキャリアには、こだわりは「持つ」ことと「捨てる」ことの両方が大事になってきます。
まず、これから転職やキャリアチェンジをするにあたり絶対に譲れないあなたの本質に関わるこだわりを3つ考えてみてください。
たとえば
・スキルアップにつながるか
・自分の経験が役に立ちそうか
・将来的に年収が上がるか
など。
絶対に譲れないこだわりが決まれば、あとの細かい表面的なこだわりは排除します。
・家から近い
・残業代全額支給
・その他の福利厚生
など。
すべてを欲張ってしまうとなかなか決まりませんし、完璧な職場などありません。
あなたが絶対に譲れないこだわり以外は捨ててしまいましょう。
5:これからの20年計画を立てる
転職やキャリアチェンジをこれからするなら、思いつきやいっときの感情に任せてしまうのはおすすめできません。
「思い切ってやめてみた」と後先考えずに行動していいのは20代まで。
30代以降の転職は厳しい現実が待っています。
採用する立場になって考えてみましょう。
30代以降の女性を雇うなら、未経験でなんのスキルもない人よりはすでに実績や経験があり、即戦力になりそうな人を雇いたいですよね。
ですので、自分のキャリアの棚卸しをすると同時に、これが最後の転職になるかもしれないという覚悟も必要です。
そのためにも今後20年間どのようにキャリアを築いていくのか、20年後どうなっていたいのか具体的に考え、慎重に計画を立てることが重要です。
6:理想のキャリア・ライフスタイルを確立する
「2:自分を見つめ直す」「5:これからの20年計画を立てる」とも通じる部分にもなりますが、理想のキャリアとライフスタイルを確立することも大切です。
転職は結婚や出産と同じくらい重大なライフイベントです。
深く考えずに転職してしまい、どんどんキャリアダウンしてしまう女性も数多くいます。
一度キャリアダウンしてしまうと、そこから這い上がるのは至難の技。
そうならないためにも、しっかりと自分の人生の設計図を作っておきましょう。
もちろん設計図どおりにいくとは限りませんが、方向性を分かっているのとそうでないのとは大きな違いです。
7:大切な人と話し合う
きっとあなたには大切なパートナーがいますよね。
もし結婚しているならあなたの人生はあなただけのものではなくなりますから、きちんとパートナーにも転職やキャリアチェンジについて相談する必要があります。
しっかりと自分の人生計画について考えをまとめ、パートナーに打ち明けましょう。
そのときに重要なのは、あなたの決意が固いということを伝えること。
もしかしたら反対されるかもしれませんが、あなたの強い意志と計画を伝えればきっと理解されることでしょう。
頭ごなしに反対する人はそもそもあなたの本当に大切なパートナーではありません。
まとめ
数年後振り返ったとき、「ああ、あのとき営業を辞めてよかった!」と思えるようにするためにはしっかりとした軸や計画が重要になってきます。
あなたが今まで営業で培ったスキルはこれからも必ず役に立ちます。
それを無駄にすることなく、あなたが本当にやりたい仕事を見つけましょう。
そして行動にうつしましょう。
30代以降ならではの慎重さとスキルを併せ持てば、必ず理想のキャリア・ライフスタイルを築けるはずです。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。