会社の人間関係に悩んでいる人は多いと思います。
仕事自体は楽しくても、嫌な上司がいると会社そのものが嫌になってしまうこともあります。
しかし、残念ながら他人を変えることは難しく、嫌な人が急にいなくなってくれることもありません。
そこで、少しでもストレスを軽減し、気持ちを楽にする方法をご紹介しましょう。
合わせて、ストレスを溜めにくくする方法についてもお話ししますので、ストレスで押しつぶされそうになっている方は、ぜひ試してみてください。
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イライラして仕方ない、人間関係でストレスが溜まる理由
仕事が楽しくて仕方ないという幸せな人は、あまり多くはなさそうです。
ストレスの原因は色々ありますが、人間関係が辛いなと思う理由は主にこのようなことでしょう。
気軽に相談できる人がいない
ここはどうすればいいのかな、誰かに聞きたいなと思っても、気軽に質問できる先輩や同僚がいないと、とても仕事がしづらいでしょう。
簡単な質問ですらしづらい環境なら、難しいことなどはなおさら聞きづらいと思います。
わからないことをなかなか解決できないと、仕事がスムーズに進まなくてイライラしますし、簡単なことすら聞きづらい職場の雰囲気に、とてもストレスが溜まります。
上司と合わない
上司の仕事の進め方と自分の仕事のやり方が合わないこともありますし、その日の機嫌によって態度が違う人などは、相手にしているだけでとてもストレスが溜まります。
同僚や後輩なら注意できることもありますが、相手が上司となると面と向かって指摘するのも難しいことがあります。
悶々として、やり場のない気持ちにイライラするでしょう。
いじめ、嫌がらせをしてくる人がいる
何をした覚えもないのに、やたらと絡んでくる人がいます。
理由もなく批判されたり、陰口を叩かれたり、なんでこんなひどいことをするんだろうと思うような、理解できない人がどこの会社にもいるものです。
そういう人は常に「自分がいじめやすい」と思うターゲットを探しており、あなたはたまたま狙われてしまっただけです。
決してあなたが悪いのではないのですが、相手が勝手に絡んでくるので、その会社にいる限りは逃れられず、とてもストレスが溜まるでしょう。
人間関係のストレスを上手に解消する簡単な方法
ストレスが溜まった状態が長引いていると、体調にも影響が出てしまいます。
自分が悪いわけでもないのに、ストレスで体を壊すのはとてももったいないことです。
それでは、どのようにして人間関係のストレスを解消していけばいいのでしょうか。
所詮、他人は変えられません。
ですから、相手をどうにかしようと思うのではなく、自分の気持ちをコントロールしよう、と思った方が得策です。
たっぷり寝て元気になろう
ストレスが溜まっているときは、自分で思っているよりも心身に疲労が溜まっています。
この疲れを引きずったまま仕事を続けていると、自分が壊れてしまう可能性もあります。
特に、心の疲れを甘くみてはいけません。
ああ、ストレスが溜まっているなという自覚があるときは、まず、たっぷりと寝てみましょう。
たまには週末に予定を入れず、前日は早く就寝します。
そうすれば、次の日、いつも通りに起きたとしても、普段よりは睡眠がしっかりとれるのではないでしょうか?
夜中まで起きていて、休みの日に昼近くまで寝てしまうと、生活のリズムが乱れて余計に疲れますので、前日の就寝時間を早めるのがポイントです。
気の毒な人だと仏の心を持つ
人に嫌がらせをしてきたり、気分で仕事をするような上司は、とても可哀想な人だなと思えば良いのではないでしょうか?
人間というものは、自分から「変わろう」と思わない限り、考え方や行動は変わらないものです。
もしあなたが勇気を持って、良くない点を指摘したとしても、それは徒労に終わる可能性が大きいでしょう。
そもそも、人に嫌がらせをするような人は、劣等感が強く、心が弱い人が多いです。
その弱さを悟られまいとして、他人には必要以上に強い態度に出たり、攻撃してきたりするのです。
つまり、自信のなさをカバーするための悲しい行動なので、あなたはそんな人と同じ土俵に立ってはいけません。
かわいそうな人だなと思って、大きな心で接してあげましょう。
すぐには難しいかもしれませんが、腹を立てるのももったいないです。
イラッとしたら、「この人はかわいそうな人なんだ」と思ってみてください。
仕事以外の楽しみを見つけよう
会社の人間関係がストレスでしかない時には、仕事以外の楽しみを見つけるのが一番です。
会社の外に楽しみが待っていると思えば、なんとか早く仕事を片付けて帰ろう!と思えるようになりませんか?
家でできる趣味に没頭するのもいいですし、何か習い事を始めてみるのもいいでしょう。
仕事でストレスを感じたり、イライラしている時間がもったいない。
少しでもこの場から早く立ち去って、楽しいことをしたい!という気持ちでいっぱいになれば、会社のストレスなんて小さいことに感じられるようになるでしょう。
人間関係のストレスを溜めない方法も覚えておいて!
ストレスは誰でも感じます。
でも、溜めないようにすれば、少しでも気持ちが軽くなります。
笑顔でいることを心がける
嫌な人ほど、笑顔で接するようにしてみてください。
心からの笑顔でなくてもいいのです。
作り笑顔で十分ですから、口角を上げて、目尻を下げます。
そうすると、気持ちが伴っていなくても、誰でも笑顔になれます。
笑顔は人の心を開くことのできる魔法です。
例えば、笑顔で挨拶されて、嫌な気持ちになる人はまずいません。
ですから、この人苦手だなと思う相手こそ、笑顔で挨拶してください。
そうすれば、少なくとも相手があなたに対して、敵対心や警戒心を持つことは少なくなります。
いつも笑顔で接してくれるあなたの印象は格段に良くなりますので、あなたに対して攻撃してくることが減るでしょう。
嫌がらせをするような相手にこそ、輝くような笑顔で接してみてください。
普通の人なら、こんなに陰で悪く言ってるのに、笑顔で優しくされて申し訳ないと思うはずです。
聞き上手になること
人間関係を改善したいと思ったら、何か特別なことが必要だと思う人が多いのですが、実は簡単なのです。
それは、相手の話をよく聞くことです。
人は、自分の話を真摯に聞いてくれる人に、悪い感情は持ちにくいものです。
ですから、苦手だなと感じる相手の話こそ、丁寧に相槌を打ちながら、真剣に聞くのです。
あなたの言うことはよく理解できますよ、あなたを認めていますよという姿勢は相手の心を開きます。
自分を認めてくれる、いつでも話を真剣に聞いてくれる人だなと思うと、相手もあなたのことも認めるようになります。
事実だけを捉えるようにする
嫌なことがあった日は、ついついそのことばかり考えてしまって、夜になっても引きずってしまうことがあると思います。
そんな時には、余計な感情を抜きにして、事実だけを見るようにするとスッキリします。
例えば、「今日は忙しいのに、うるさい課長に朝から余計な仕事を振られて、しかも仕事できない後輩のミスが発覚して尻拭いをさせられてヘトヘトだった」という出来事にイライラしている時は、こんなふうに考えます。
- 朝、課長に仕事を振られた
- 後輩のミスが発覚
これが事実です。
「忙しい」「余計な」「ヘトヘトだった」など、他のことは全て自分が感じたことです。
そこを抜きにして、事実だけを捉えると、それほど腹を立てなくてもいいかなという気持ちになりませんか?
人間関係は、自分の気持ちが余計にこじらせてしまうことが多いのです。
まずは感情を抜きにして、事実だけを捉える練習をしてみてください。
そうすると、淡々と仕事に当たれるようになってきます。
合わない人とは接触頻度を少なくする
十人十色、人の考え方はさまざまですから、どうしても意見の合わない人や、ウマの合わない人はいるものです。
こればかりはどうしようもありません。
あなたが苦手としている人は、きっと向こうも同じことを思っています。
そんな時は、無理に合わせようとするのではなく、仕事で最低限必要な程度の接触に抑えることです。
もちろん、挨拶をするなど、社会人としての必要なマナーは守ってください。
やるべきことだけきちんとやっていれば、それ以上に話をする必要はありません。
接触を最低限にすることで、少しでもストレスを減らすことができるでしょう。
まとめ
人がたくさん集まって仕事をしている会社という場所で、全くストレスなしで生きていくことは難しいです。
しかし、感じたストレスを早く解消したり、なるべく溜めないようにすることで、気持ちを軽くすることはできます。
ストレスを感じないで生きていくことはできないので、感じたら解消する、溜めないようにするということを心がけてみてください。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。