「生きるのが辛い」「何のために仕事をしているのかわからない」と感じていたら、それは人生における大きなピンチに感じられます。
しかし、それは逆に、あなたにとってのまたとないチャンスの場合もあるのです。
本記事では、生きるためにどうしても続けなければならない仕事との向き合い方を中心に、心との向き合い方をご紹介します。
Contents
生きるのが辛いと感じたら、まずはこれ!
「仕事に行きたくない」「朝起きるのが辛い」と感じる人は、意外に多くいます。
会社で大活躍中のあの人も、必ず経験している気持ちです。
でももし今あなたが「生きるのが辛い」とさえ感じていれば、それは急を要する事態です。
まずは急いでご紹介する対処法を実践してください。
「辛い」と感じることから離れる
まずは急いで、辛いと感じることから離れてください。
多くの人が思い浮かべる仕事の場合は、明日から仕事を休みましょう。
最初は「風邪をひいたので」などという即席の理由で構いません。
とりあえず、職場に出ないことを優先させます。
家族と一緒にいる
結婚していれば旦那さんや子供、独身の場合は親や兄弟姉妹など、頼れる家族と一緒にいましょう。
荷物をまとめて実家に帰れる人は、今すぐにでも帰省してください。
「生きるのが辛い」と感じた時に一人でいるのは良い選択とは言えません。
また、孤独を感じたくないからという理由で、さほど仲がいいわけではない人といるのも返って逆効果でしょう。
無駄に気を使いますし、また必ず一人になる時間が訪れるからです。
「生きるのが辛くて仕事休んだ」と告げれば家族は非常に心配しますが、会社を休んだことを責めたりは決してしません。
家族がいない場合は、専門家を訪ねる
もし、あなたの周りに頼れる家族がいない場合には、専門家を訪ねましょう。
病院や自治体の窓口など、直接話を聞いてくれる専門家は意外にたくさん、そして身近にいるものです。
もし直接会うことに抵抗がある場合は、専門のフリーダイヤルに電話をしてみましょう。
心のケアを専門としている担当者が、ゆっくり丁寧に話を聞いてくれます。
もし、うまく話ができなくてずっと黙ってしまっても、電話を切らずに焦らせずに黙って待っていてくれます。
体の調子を整える
心の状態は密接に体とつながっています。
心に少し余裕が出てきたら、たっぷり寝てたっぷり食べる、生き物の基本に立ち返ってみましょう。
家族の下で行えるのがベストですが、難しい場合は一人で時間や食事量を決めて実践します。
規則正しい生活を続けて体調を整えると、自然と元気が出てくるものです。
気が向いたことを少しだけやる
心の余裕がある日は、気が向いたことを少しだけやってみましょう。
テレビを観たり料理を作ったりするだけでも十分です。
何かを頑張ってみて疲れたら、横になってぼうっと過ごします。
仕事のことや将来のことが嫌でも頭に浮かんできますが、「なんとかなる」と思い過ごすようにしましょう。
生きるのが辛いと感じた際の仕事との向き合い方
ここでは、生きるのが辛いと感じた時に休んでしまった仕事との向き合い方をご紹介します。
長期休暇を申請する
まずは、体調が完全に回復するまで長期休暇をもらわなければいけません。
企業によってスムーズに許可してくれるところもあれば、様々に理由をつけて渋られるところもあるでしょう。
後者の場合は、即会社を辞めたほうがいいです。
社員の命よりも業務を重視する会社に在籍するのは賢い選択ではありませんし、そんな会社には明るい将来はありません。
部署異動や働き方の改善を相談する
回復に向かった段階で構いませんが、職場復帰に際して部署異動や働き方の改善を相談してみましょう。
人間関係や仕事内容が理由でしんどいと感じた場合には、部署異動をすることで嘘のように働きやすくなることが多いです。
また、残業など長時間労働が原因の場合には、短時間勤務や在宅ワークを認めてもらうことで働きやすくなる場合が多いです。
会社の事情も考慮すべきですが、全く自分の願いを聞いてもらえない際にはやはり、転職を視野に入れて検討しなければいけません。
仲のいい同僚にだけ状態を告げておく
一番気にかかるのが、同僚からどう思われているかだと思います。
自分の正直な状態については限られた本当に仲のいい同僚にだけ知っておいてもらえばいいでしょう。
その他の人はあなたがそうであるように、相手もさほどあなたを視野に入れて日々生きてはいません。
心の支えになる存在にだけ伝えておけばいいので、該当の人がいない場合は会社の人事部など、事務的に伝えなければいけない人にのみ説明すれば良いでしょう。
元気になったら、二度と再発しないためにやりたいこと
最後に、長期休暇や気分転換を経て、体調が元に戻ったら、再度同じ状況に陥らないために実践したい方法をご紹介します。
リフレッシュ方法を体得する
心の病は、再発しやすいというのが1つの特徴でもあります。
もし、気分が落ち込みかけたら気分転換できる自分なりの方法を体得しておきましょう。
体得というのは、知っているだけではいけません。
自分に嘘偽りなく、本当にそれをすれば心が軽くなるという行動を体に染み込ませるのです。
女性であれば、買い物や美味しいものを食べるという行動でリフレッシュできる人が多いです。
男性は、スポーツなど体を動かすことで気分転換できる人が多い傾向にあります。
引越しをする
療養期間が辛かった人ほど、自分の部屋の中にそうした思い出が染み付いているものです。
可能であれば思い切って引越ししてしまいましょう。
ついでに古びた家具や家電を買い換えるのもおすすめです。
単純なことですが、身の回りのものが新しくなることで、気分が一新されるものです。
また、新たな土地には必ず新たな人がいます。
ぜひ、新居の近くではお気に入りのカフェやバーを見つけてください。
あなたの人生の強い味方となる新たな出会いがあるかもしれません。
プライベートを重視する
これまで仕事一筋だった人はぜひ、プライベートを重視させてください。
趣味を見つけて没頭するのもいいですし、未婚の人はパートナー探しに力を入れるのもいいでしょう。
仕事だけに気持ちが偏ってしまうと、どうしてもそこでトラブルが起きた際に受けるダメージも深刻化してしまいます。
再度、トラブルが起こった際にリフレッシュしたり逃げる場所として利用するためにも、プライベートを充実させることをおすすめします。
人生で重視することを書く
一番重要なことが、こちら。
あなたが自分の人生をかけて大切にしたいことを、紙やスマホに書いてみましょう。
「これさえやれば(もしくはこれさえ目指していれば)他のことがうまく進まなくてもいい」と割り切る気持ちは、やがて強さになります。
何も、人生をかけた大きな夢でなくて大丈夫。
「家族の健康」や「老後の夢」という人もいるでしょう。
目の前がしんどくなった時に、この気持ちを思い出すことで自然と視野が広がります。
「この仕事がうまく行かなくたって自分の人生は大きく変わらない」と思い直せることが、再発を防止する鍵となるでしょう。
生きるのが辛くなったら、止まる・辞める・逃げる
生きるのが辛くなったら、全てのことを止めて、辞めて、逃げ出しましょう。
何より大事なあなたの命を守るためには、やってはいけないことなどありません。
辞めてしまうこと、逃げることがダメだとかかっこ悪いと思うかもしれませんが、何より大事なのはあなた自身です。
本記事でご紹介している「辛いと感じた時にやるべきこと」は、あなたが今の苦しみから抜け出して、あなたがあなた自身を助けるための方法だと考えてください。
一旦ストップして、周りのサポートを得ながらゆっくりと自分と向き合う時間を持ちましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。