自分で自分のことを本当に理解できているでしょうか?
改めて、自分らしさってなんだろう?と考えてみると、意外とわかっていないことに気がつきます。
では一体、自分らしさとはなんなのでしょうか?
そして、どうやって見つければ良いのでしょうか?
今回は、自分らしく生きるってどういうことだろうと迷ってしまっている方へ、自分らしさの見つけ方について、お話しします。
自分がわからなくなってしまっている人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
自分らしさとは一体なんだろう?迷った時に考えること
自分らしさがわからなくて悩んでいる人は、何か今、モヤモヤしたものが心の中に溜まっていると思います。
ふとしたことで、自分らしく生きていないと感じてしまったのかもしれません。
まず、自分らしさとはそもそもどういうことなのか、そこから考えてみましょう。
自分らしさは一つではなく、いくつかあるのです。
今の自分のことを理解していること
自分がどんな人間なのか、しっかりと理解している!と言い切れる人は、少ないでしょう。
人間は複雑な生き物ですから、ある時はこう思ったけれど、またある時は全く違う考えが浮かんでくる、というように、その時々で考えていることも違います。
好きな食べ物や趣味も変わりますし、私たちは常に変化をしていく生き物でもあります。
ただ、その変わりやすさも、昔から変わらないことも、すべて自分なので、「今私はどんな状態なのか?」ということが理解できていること、それが自分らしさの一つです。
自分の特徴が表れていること
例えば、「女性らしい」という言葉は、女性の特徴を表すときによく使われます。
- 女性らしい仕草
- 女性らしい体型
などです。
ということは、「自分らしさ」というのは自分の特徴が表れている状態のことだと考えると良いでしょう。
性格だったり考え方だったり、自分の核となるもの、それが「自分らしさ」の一つです。
個性と言い換えても良いでしょう。
ただ、人と違ったオリジナリティがなくてはならない、と考える必要はありません。
私はこういう人間です、といえる点はすべて自分らしさなのです。
無理をしていないこと
嫌なのに我慢をしていたり、本当はそう思っていないのに「そう思う」と人の意見に賛同したり、自分の心をごまかしてしまうことはありませんか?
そんな時は、自分らしさが出ていない時です。
つまり自分らしさとは、自分に正直でいられること。
自分の気持ちに嘘をつかず、自然体でいられることが自分らしさです。
いいところも悪いところも全て自分
自分らしさがわからないと悩んでいる人 の中には、特に人に誇れるようなところがないと悩んでしまう人が多いように思います。
しかし、自分らしさとは、長所も短所も、全て含めたものです。
いいところだけではなく、今の自分すべてが「自分らしさ」の元になるもの。
人に優しいとか、穏やかな性格とか、いい面だけを自分らしさと考えてしまいがちですが、
- 気が弱い
- 小さなことを気にしがち
- すぐに飽きてしまって物事が長続きしない
など、ネガティブな面も含めて、自分らしさなのだと考えてください。
しっかり自分と向き合ってみよう!自分らしさの見つけ方
それでも、自分らしさがわからない、自分が自然体でいられるってどういうことだろう?と悩む人もいると思います。
自分らしさを見つけるには、自分との対話が欠かせません。
楽しいと感じることは何?
自分が好きなこと、好きなものを見つけるというのは、とても大切なことです。
子供の頃は、何も考えずに夢中になって楽しめたことも、大人になるにつれてできなくなってしまったと思いませんか?
忙しさに追われて、好きなことができずにいると、いつしか自分が何を好きだったのかもわからなくなってしまうことがあります。
それが、自分らしさを失う原因の一つなので、
- 自分が楽しいと思えることは何か
- 夢中になれることは何か
ということを、思い出してみてください。
もちろん、大人になってから新たに興味が湧いたことだってかまいません。
こんなことをしていると楽しいと思うことを書き出し、それがなぜ楽しいのかを考えてみると、自分らしさが見えてきます。
仕事でも趣味でもなんでもいいのです。
- 一人でゆっくり読書をするのが好き
- 友達とワイワイ食事をするのが好き
- 体を動かすのが好き
好きなことをしている時間は、自然体で生き生きしていますし、ストレスもなく、自分らしく過ごせている時間でしょう。
自分の価値観を明確にする
自分の中に、他人に流されないしっかりとした軸があると、何かを選ばなくてはいけない時に迷うことがなくなります。
価値観を明確にするということは、すなわち、自分が何を大切にして生きているか、ということを考えることです。
この点がわかっていないと、人の意見や世間というものに流されてしまい、やりたくないことをやる羽目になります。
ですから、生きていく上で、自分が大事だと思っていることを、たくさん書き出してみてください。
人と仲良くする、喧嘩をしないということが大事だという人もいれば、多少喧嘩をしても自分のやりたいことや自分の意見を貫き通したいと思う人もいるでしょう。
それは、その人の価値観なので、どちらが正しいということではありません。
自分はこういうことを大事にして生きていきたい、ということを常に頭の片隅に置いておくと、自分らしさを見失わずに済みます。
これは自分らしくないなと感じたことも考えてみる
自分らしさから考えていくとよくわからない、という場合もあります。
自分らしいと思うことは何かと考えると、つい自分を美化してしまいがち。
本当はそうではないのに、理想を含めて考えてしまうことがあるので、まやかしの自分らしさに辿り着いてしまう可能性もあります。
そんな時は、逆のパターンで考えていくとわかりやすいでしょう。
つまり、「これは自分らしくない」と感じることを書き出すのです。
例えば、大勢でワイワイ集まることが本当は好きではないのに、人に誘われると断れない。
人に嫌われたくない自分と、一人が好きな自分、どちらも自分なのですが、よりストレスなく快適に過ごすなら、好きではないと思うことはやめた方がいいはずです。
楽しいと思えない相手と時間を過ごすより、自分が楽しいと感じる時間を過ごす方が、幸せではありませんか?
こんな風に、嫌だなと感じることを書き出してみると、自分が本当に好きなことが見えてくるものです。
自分らしくないことをやめ、反対のことをすればいいので、自分らしく生きる方法がわかりやすくなるでしょう。
自分らしく生きられることのメリット
自分らしさを発揮できているのはどんな状態なのかがわかると、肩の力が抜けて、自然に行動できるようになります。
あ、これが自分らしい状態なんだ、ということを自然と感じられるようになるので、気持ちの面で無理がなくなるのです。
無理をしていないから、ストレスもたまらないですし、楽しく物事に取り組めるので、成果を上げやすくなるというメリットもあります。
これが自分らしい生き方なんだ、ということがわかることによって自信も持てますし、自己肯定感が高くなります。
それが、何事も諦めずにやり抜く力にも結びつくでしょう。
まとめ:自分らしさは自分の心と対話することによって見つけられる
- 何が楽しい?
- 何が好き?
- 何が大事?
こんなことを、自分に向けて問いかけてみてください。
そうすることによって、自分の価値観が明確になり、どんな時が自然体で過ごせるのかがわかってきます。
自分らしさがわかると、ストレスもなく、楽しく生きられるようになります。
自分らしさを見つけるということは、自分に詳しくなるということ。
わからなくなってしまったら、自分の心としっかり対話をする時間をとってみてください。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。