転職したい、だけど不安が大きくて一歩を踏み出せない。
そんな気持ちを抱えて悩んでいる方へ、その一歩を踏み出すための方法をご紹介します。
誰だって失敗したくはないですし、希望の会社に一発で決まったらいいなと思うものですが、失敗談などを聞くと、自分も失敗するかもしれないと不安になってしまうでしょう。
しかし不安の正体がよくわかっていないために、漠然と「怖い」と感じていることもあります。
ですから、まずは不安の正体をしっかりと見極め、その不安に対応できるように対策をとっていけば、どんと構えて転職活動に臨むことができるでしょう。
Contents
転職が不安だと感じる4つの原因
転職に対して漠然と感じている不安はどこから来るのでしょうか?
未知のものに不安を感じるのは誰でもあることです。
だからこそ、なぜ不安なのか、自分の気持ちと向き合うことが大切です。
1.そもそも転職がうまくできるだろうか
転職経験が豊富!という方は、あまりいませんので、何から始めたらいいんだろうと迷う人も多いでしょう。
今の仕事を続けながら、転職活動を並行して行おうとすると、時間も限られているため、気持ちに余裕がなくなってしまうこともあります。
バタバタして、内定をもらう前に、転職活動をしていることがバレたらどうしようか?というような不安を感じる人もいるでしょう。
転職活動自体が初めてであるために、わからないことに対して不安を覚えるのです。
2.希望の企業に決まるのだろうか
人を募集している企業はたくさんありますが、条件を見てみると、なかなか希望に合致するところは少ないものです。
給料が高ければ、求められるスペックも高くなります。
逆に、残業が少なく定時で帰れる、誰でもできそうな仕事であれば、望むお給料には届かないということもあるでしょう。
転職先に望むことは人それぞれですが、なかなか自分が求める企業が見つかりそうになく、見つかったとしても採用されるのだろうか?という不安があります。
3.周囲の人の反応でやる気が削がれる
転職したいと、家族や友人に相談をすると、反対されることが少なくありません。
「うまくいくはずがないから転職なんてやめたほうがいい」と否定的なことを言ってくる人もいると思います。
自分でも不安になっているときに、このように否定されるようなことを言われると、「やっぱりやめたほうがいいのかな」とネガティブな気持ちになってしまいます。
4.入社後、新しい環境に馴染めるかどうか
無事に内定がもらえたとしても、新しい会社でうまくやっていけるだろうか?と不安になる人もいます。
特に、これまで人間関係でうまくいかなかったことがある人は、
- また上司と合わなかったらどうしよう?
- 同僚に嫌な人がいたらどうしよう?
と不安になってしまうのです。
転職に対する不安を切り分けて考えてみる
転職に関する不安は、大きく2つに分けられます。
1つは、転職活動そのものに関する不安。
もう1つは、転職した後の不安です。
上記で説明した理由の上から3つは転職活動に関する不安、4つめは転職した後の不安です。
まず、ここをはっきりと切り分ける必要があります。
冷静に考えてみればわかりますが、例えば、転職してからのことは、今考えても仕方のないことだと思いませんか?
入社する前に、その会社の人全てを知ることはできないので、実際に入ってから嫌な人もいるかもしれませんが、それはどこへ行っても同じことですから、ある程度の割り切りが必要です。
転職活動を始める前に、不安に思っても仕方のないことです。
転職活動そのものに関する不安は、初めてであれば当然感じることです。
しかし、自分は初めてでも、転職をしている人はたくさんいるので、体験談などから自分がどう動けばいいのか、ある程度計画を立てることは可能です。
同じくらいの年齢で、同じような業界で転職を成功させた人などの例を探し、参考にすることによって、思い描いた転職活動を展開することはできるでしょう。
そう考えると、いたずらに不安がることはない!と思えてきませんか?
転職の不安はこうして解消する!計画と気の持ちようが大事
転職活動が100%成功するというセオリーがない以上、不安は常に付きまといますが、軽くすることはできます。
転職活動の流れを把握してしっかり計画を立てよう
人は、未知のことに対して不安を感じます。
ですから、動き出す前に、どんなことが必要なのか、わかっていれば不安は軽減されます。
転職活動の中身をきちんと理解して、自分にあった計画を立てることが大切です。
転職活動を始める時の状況は人それぞれですから、全く同じように進められる人はいません。
人の転職活動の方法を参考にしながらも、自分に適した計画を立てるのです。
例えば、仕事をしながら転職活動をする人は、このような計画を立ててみます。
- 業界研究、企業研究を始める
- 同時に、自己分析を深める
- 自分の能力を活かせそうな企業を探す
- 企業に求める条件を絞る
- 職歴書など書類の準備を始める
- 面接の連絡が来てもいいようにスケジュール調整をしてから各社に書類を送る
書類を作るのは、土日や連休などまとめて時間が取れるときにやっておくことをおすすめします。
くれぐれも、繁忙期に面接の予定が入ることのないよう、場合によっては有給も取れるようにスケジュール調整をしておくと良いでしょう。
転職活動にかかる期間は、約3ヶ月といわれていますので、上記の作業をどこでやるべきか、自分の仕事の忙しさを考えて、計画を立ててみてください。
100%、すべての企業に内定する人はいないと思うこと
転職活動をするときに、1社のみ応募する人は少なく、平均して10社近く応募することが多いです。
1つでも不採用となると、気持ちが落ち込んでしまうと思いますが、応募したすべての企業に内定する人はまずいません。
不採用となったからといって、それはあなたに能力がないのではなく、企業の求める人材とあなたのスキルが合わなかっただけのことです。
合わない会社に入っても、お互い後で困るのですから、入らなくてよかったんだ、くらいの気持ちでいるようにしてください。
どんなにできる人だって、全部合格なんてことはない!と思うようにして、不採用になっても落ち込まないようにしましょう。
事前に社内見学をしよう
もし、新しい環境で馴染めるか、入社してから嫌な人がいないだろうかと不安な人は、社風を見てみたいと申し出てみましょう。
社内見学をさせてもらえれば、だいたいどんな雰囲気の会社かわかるはずです。
そこで、「何か違う」という違和感を感じたら、応募を取り消すというのもいいと思います。
お給料が良くても、雰囲気が悪い会社だったり、自分が馴染みにくい雰囲気だと感じたら、入社してから辛い思いをしそうです。
自分の肌で感じてみて、良さそうかどうかを判断してみましょう。
自分から馴染もうとする姿勢も大事!
もう一つ、新しい環境に馴染むには、自分の行動も重要です。
新しい環境に馴染めるか?と不安に思うなら、自分から馴染んで行こうという姿勢を示す努力をしましょう。
「前の会社ではこうだった」というようなことを言う人は嫌われてしまいますし、仲間にも入れてもらえません。
意見を言うことは大切ですが、新しい会社でのやり方を尊重し、ルールを守ります。
周りと馴染んでからであれば、意見を出しても煙たがられることはないでしょう。
まとめ:転職で不安を感じない人はいない!不安の正体がわかれば大丈夫
転職は、人生の一大転機ですから、うまくいくのかどうか、不安に思って当然です。
どんな人でも、不安に感じるものですから、あなただけが悩んでいるのではありません。
なぜ不安に感じるのかをしっかり考えてみて、不安の正体さえわかれば大丈夫です。
対策の立てようがあります。
転職活動が不安なのか、転職してからのことが不安なのか、まずは大きく切り分けてみてください。
そして、活動が不安ならしっかり計画を立ててから動く、入社後の不安なら、会社見学をするなど、不安を軽くする行動によって、解消していきましょう。
不安が小さくなれば、自信を持って転職に臨むことができるはずです。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。