もっとお給料の良い会社がいいなとか、残業が少なくて働きやすい会社がいいなと思った時、転職するときはこんなきっかけでもいいのかな?と気になると思います。
今が嫌だからと転職してもうまくいかないのではないか、他の人はどんな理由で転職しているのだろう?と、みんなの転職のきっかけがどのようなものか知りたい!と思っている人へ、よくある転職のきっかけについて、まとめました。
きっかけは様々ですが、面接で聞かれる転職理由とも関わることなので、本当にそのきっかけでいいのかな?と考えてみてください。
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もうやってられない!よくある転職のきっかけ4つ
転職のきっかけは人それぞれですが、今の仕事内容や職場環境が恵まれていたら、あまり転職しようとは思いません。
面倒な転職活動をしてまで、なぜ会社を変えたいと思うのか、それには主にこのような理由があります。
人間関係がうまくいかない
働くうえで人間関係がいいかどうかは、非常に重要な問題です。
人に恵まれている時には、仕事が大変でもなんとか乗り越えられるものですし、モチベーションも上がります。
しかし、上司や同僚といい関係が築けないと、仕事自体も辛くなってきてしまいます。
入社してから、「こんなはずじゃなかったのに」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
どこへ行っても合わない人はいる、ということはわかっていても、今この状況から抜け出したいという思いが強くなってしまうと、転職することで環境を変えたいと思うようになります。
自分でも歩み寄るなど、できることをやっても状況が変わらないなら、転職はありです。
給与が上がらない
仕事のやりがいも大事ですが、お給料ももちろん大事です。
自分の仕事の成果が形となって現れるのがお給料ですから、頑張って結果を出したなら、それに見合うだけのお給料が欲しいと思うのは当然のことです。
しかし、頑張ってもお給料が上がらないとなると、やる気もだんだん失われてくるでしょう。
また、ボーナスがもらえないというのも、大きな不満になります。
もっと自分を評価してくれる会社に移って、お給料をアップさせたいというのも、よくある転職のきっかけです。
ただ、どれだけの成果に対してどのくらいの昇給があるのか、明確になっているのかどうか確認しましょう。
人事評価の規定通りの働きをしているのに昇給しないなら、転職先を探した方が良さそうです。
勤務時間が長すぎる
残業はなるべく少ない会社がいい、というのは誰でも思うことでしょう。
若いうちは体力もあるので、なんとか乗り切れるとしても、今後の結婚や出産を考えると、もっと働きやすい環境に移りたいと考える女性は多いです。
いざ妊娠した時に仕事を辞めざるを得なくなるのも困る!と思い、今のうちに転職しておこうと考えるのです。
なぜ残業が多いのか、その根本原因を考えてみて、圧倒的な人員不足など、自分にはどうしようもない理由であれば、もっと環境のいいところで仕事をしたいと思うのは当然です。
今後のキャリアアップが見込めない
今の環境だけでなく、自分の将来を考えて転職をしようと思う人もいます。
転職する人は仕事が続かない人、というネガティブなイメージを持たれることはだいぶ少なくなってきており、むしろ自分のキャリアアップのために転職しようという前向きな人が増えています。
5年後、10年後といった先を見据えて、今の会社にとどまることが自分にとってプラスにならないと判断すれば、もっとキャリアアップできる会社を探そうと考えるのは当然でしょう。
定年も伸びてきていますから、長く働くことを考えて、「今の会社に居続けるのは無理だ」という判断が転職のきっかけになります。
今のうちに新たなスキルを身につけておこうという考えは、とても大切です。
やりたい仕事がしたい!自分の夢を追いかける人もいる
お給料、勤務時間などの他にも、「こんなことがやりたかった!」と、自分のやりがいを見つけたことがきっかけで、転職を考える人もいます。
上記で説明した転職のきっかけは、悩みからきているものですが、夢や理想を追いかけることも転職のきっかけになるでしょう。
転職サイトの「doda(デューダ)」が発表している「転職理由ランキング(2018)」によると、1位は「他にやりたいことがある」というものでした。
2位の「会社の将来性が不安」、3位の「給与に不満がある」も割合としては増えてきているのですが、人手不足の状況が長く続いている今、自分が望む仕事を選べる状態にあるということも、やりがいを追いかけられる大きな理由となっています。
同じく、転職サイトの「リクナビNEXT」のアンケートによると、転職に際して入社の決め手となるのは、
- 経験やスキルが活かせる
- やりがいのある仕事に携われる
- 自分の成長が期待できる
といったような、「やりがい」に関する項目が上位を占めています。
給料が低いとか、人間関係など、現状への不満がきっかけになるとしても、色々と突き詰めて考えていくと、最終的にはやりがいや夢を重視して転職先を決める、という人が多いようです。
次のリサーチは大丈夫?注意してほしい転職のきっかけ
他にも、
- 会社の将来性が不安
- 会社の理念や方針と自分の考え方が合わない
といったことも、転職のきっかけになります。
しかし、このようなきっかけは、少し注意してほしいのです。
なぜなら、例えば会社の将来性ですが、その業界自体が今後発展する可能性があるのか、会社の事業に将来性があるのか、入社する前にリサーチできたこともあるはずだからです。
何となく将来性が不安だと感じているだけなら、しっかり研究しないといけません。
国内では斜陽産業といわれていても、海外では需要があることも多く、海外に支社を作って頑張っている会社もあります。
斜陽産業と会社の将来性は、必ずしもリンクしません。
また、会社の規模も将来性とは関係がありません。
小さい会社だからこそ、自分のやりたいことをやらせてもらえたり、業界全体をひっくり返すような新しい技術を開発できたりと、チャンスがどんどん広がる可能性もあるのです。
安定して長く働きたい=大きな会社、名の知れた会社に入ればいい、という安易な考えでは、本当に良い会社は見つけられません。
ですから、その会社がどのようなビジョンを持って今後の戦略を練っているのか、会社の体質や雰囲気などをしっかりとリサーチすることがとても大切なのです。
そのリサーチができなければ、転職してもまた同じような理由で、会社を変えたくなるでしょう。
そうならないように、業界研究、企業研究を徹底してすることが大事です。
ネガティブな転職のきっかけでもポジティブに変える方法
とにかく今の仕事、会社から逃げ出したい。
こんなきついところで働いていられない、つまらなすぎて嫌になるというような、ネガティブなことばかり浮かんでくることもあると思います。
そのようなきっかけで、転職を考える人も多いですが、ネガティブな気持ちのまま転職活動に入るとうまくいかないことが多いです。
ですから、ネガティブな感情をいったん脇に置く方法として、次のことを目標にしてみるといいでしょう。
このようなことを考えていると気持ちも前向きになり、本当にやりたいことが見つかる可能性もあります。
自分の成長を目標にする
例えば、残業が多くて嫌だ!もっと楽な会社に行きたい!と思ったときは、「残業時間が多いと自分を成長させるために勉強の時間が持てない」、だから自分を磨く時間を確保するために転職しよう、前向き考えるといいでしょう。
自分の専門性を極めたい
今の仕事がつまらなくて嫌だ!という場合には、「自分にとって『これが専門だ!』と自信を持っていえる分野がない、だから今後は○○についてもっとスキルアップをし、その分野でトップクラスといわれるように頑張ろう!」と、と考えてみると、つまらないことにフォーカスせずに済みます。
まとめ:転職のきっかけはいろいろ。将来をしっかり見据えて!
人間関係や待遇の不満から、仕事のやりがいを見つけた人まで、転職のきっかけは人それぞれです。
今の会社ではこれ以上の昇給や昇進が見込めない、やりたいことができないと判断し、転職を考えることは良いことですが、今の会社でできるだけのことはしてみてください。
また、ネガティブなきっかけよりも、ポジティブなきっかけの方が転職活動がうまくいくことが多いです。
どのようなきっかけにしろ、自分にプラスになるように考えて行動しましょう!

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。