こんにちは。
30代は20代よりも転職するのが難しいと言われていますが、ページ筆者であるわたし自身も結婚を機会に30代で転職をいたしました。
20代と30代でどちらでも転職を経験をしましたが、30代での転職は20代よりとても困難でした。
今回はわたしが30代で転職を成功した方法をご紹介したいと思います。
Contents
転職をしたいと思う正直な理由
わたしは20代と30代でどちらも転職を経験しています。
転職したいと思った理由は20代と30代で大きく違います。
20代は自分の興味や関心に影響されて転職をしようと決意しましたが、30代は自分ではなく家族のことを考えて転職をしました。
20代の転職
職業:アパレル店員→営業職
年齢:24歳
転職理由:洋服を売るのがつまらない、女性同士の陰口に疲れてきた、色んな業界を知ってキャリアアップしていきたいから
20代のときわたしは、アパレル店員をしていましたが、洋服を売るという仕事に飽きがきてしまい、仕事をするのが楽しくなくなっていました。
加えて女子特有の陰口で色々な噂が広がり人間関係にも疲れがきていました。
人にものを売る仕事は他にもあるのではないかと考えたとき、営業という仕事に挑戦してみたいと思い転職をしました。
アパレルの時は店長しか役職がなかったので、キャリアアップをしようにも、店長が辞めることがない限り自分がキャリアアップする機会がありませんでした。
しかし、営業職は成績順で役職に就くこともできたので、キャリアを積むには絶好のチャンスとなりました。
30代の転職
職業:営業職→事務職
年齢:32歳
転職理由:結婚をして家族の時間を大切にするためにもう少し仕事をセーブしたいから
結婚をして30代になるとわたしは働き方を大きく変えたくなっていきました。
ある程度の役職、お給料もアップしていたころでしたが、夫の休みと自分の休みが合わなく家庭に割く時間が全く取れなくなっていったことで結婚をしても夫婦の時間を持つことができないでいました。
しばらく家庭か仕事どちらが大切か天秤にかけて考えましたが、わたしが出した答えは家庭でした。
夫は出張も多く家にいることも少なかったので、わたしがもう少し家庭に寄り添った形で仕事をしていかないといけないと思ったのです。
30代で転職するポイント
転職したいと思う理由は人ぞれぞれ違うと思いますが、30代で転職をするときには目的を明確にして仕事を決めていくことが必要です。
ただ単に仕事がキツいから、人間関係に疲れたからという考えだけで動いてしまっても新しい職場を見つけるのは大変なのです。
30代で転職すると決めたら、まずは自己分析から始めていくことがポイントです。
自己分析で転職先を絞る
まず、30代の自分はこれから何をしたいのか考えていきましょう。
意外と多いのが、転職したいけど、どこに転職したらいいか分からないという人の意見が目立ちます。
そんな風にならないために一番最初に考えなければならないのは、仕事をする目的が何かを決めること。
例えば、わたしのように結婚を機に転職を考えている場合、仕事と家庭を両立させられる仕事に就くことが目的となります。
それに応じて必要な条件は、土日祝日が休みで勤務時間があまり遅くならないこと。
これを勤務条件にして仕事を探していきました。
もし、キャリアアップを機に転職を考えている場合であれば、今までいた業界でキャリアップしていくのか、それとも全く違う業界をチャレンジしていきたいかどうか、キャリアアップした先で自分は役職について部下をまとめていきたいなどの具体的なキャリアビジョンを持っていくことが必要なのです。
その上で勤務条件も絞っていくことができるでしょう。
目的がないと転職できないわけではありませんが、目的をもって転職をすればより働く意欲が上がり、自分自身も納得した上で働けるので、すぐに仕事が嫌になることもありませんし、長く安定して仕事を続けられます。
20代と30代の面接の壁
わたしは転職の求人情報を見ているとき、意外と30代で働ける仕事ってあるじゃん!と思いました。
しかし、何社かエントリーして履歴書を送ったときに、20代と30代の差を痛感したのです。
20代の転職のときは、履歴書を送ったらそのまま面接に通されることが多かったのですが、30代はどこにも履歴書が通過しなかったのです。
それでも履歴書を送り続けていく内に何社かは面接になりましたので、20代よりは多くエントリーをしていかなければならないと思います。
勤務条件はこだわろう
20代にくらべ30代の求人は少なくなってきているので、自分に合う勤務条件がなかなか見つからないこともあると思います。
しかし、条件をすぐに妥協して仕事を見つけるのはやめましょう。
仕事は生活の一部となりこれから長く付き合うもの。
なので、簡単に都合の悪い条件を飲むことはせずに、自分にぴったりの求人に出会うまで時間をかけて転職活動をしていきましょう。
わたしもいくつかの転職サイトやエージェント、知人のツテで様々な仕事に出会いましたが、休日、勤務時間、勤務先などを考えるとなかなかいい条件に出会えず四苦八苦していました。
仕事がなかなか見つからず焦ったときもありましたが、自分にとって大切なのは何よりも家族との時間を大切にしたかったので、その目的が叶うところで転職をしたかったのです。
長い時間をかけてようやく今の仕事を見つけることができました。
ですので、まだ良い条件の仕事に出会っていない人も、焦らず慎重に仕事を見つけてみてくださいね。
子供のことを聞かれた場合
わたしは、まだ子供は授かっていませんが、将来的には子供がほしいと思っています。
しかし企業によっては子供がすぐにできないか心配して直接面接の担当者が聞いてくるケースもいくつかありました。
見方によってはマタハラ?と思うようなことでしたが、直近で妊娠の予定はないこと、就職したら長く働くつもりであることをしっかりと伝えることで、安心してもらえたので、そこはしっかりと伝えた方がいいように思います。
30代は経験を売ることが大切
わたしは20代と30代で転職をしましたが、20代は未経験の職種であっても働く先がいくつもありました。
しかし、30代になると未経験の職種で企業が雇ってくれるケースは少なくなります。
というのも雇う側の企業の意見としては、30代の転職者には即戦力として働いてほしいという希望があるからです。
ですので、今までの経験を売ることが、30代で転職を成功させる一つの方法なのです。
わたしは20代で営業職をしていましたが、書類作成や電話対応などは日頃からやっていましたので、事務員に求められるオフィスワーク業務は一通り行うことができました。
その結果、即戦力になると判断され現在は事務員として働いています。
転職しても順風満帆とはいかない
わたしは、働き始めて少し時間が経つと、新しい会社の欠点をいくつか見つけてしまったことがありました。
「本当はこうした方が効率がいいのにな…」「会議が長くて仕事が溜まってしまうな…」「紙でのやり取りが多くて資源がもったいないな…」など他にもいくつかあります。
しかし、欠点が見えたからすぐに辞めたいというわけではなく、転職時に設定した条件に一番合う会社で働けているので、ある程度は我慢もできます。
そして、元々会社というものは欠点だらけであることも、20代うちに学んだので支障ない範囲であると思っています。
会社が変われば、ルールも環境も大きく変わっていきます。それに対応できるかどうかも自分の適応能力に関わってきます。
30代の理想な働き方
30代で転職ができたとして、それが幸せかどうかはまた別の話です。
転職をしてよかったかどうかは、自分の働き方次第です。30代の理想の働き方は、自分の経験値を広げて飛躍すること。
持っている知識だけではなく、新しい知識を入れて自分を進化させましょう。
そうすることで、40代、50代の働き方にも影響されるはずです。
さいごに
いかがでしたか?
わたしのように結婚を機会に働き方を見直そうとしている女性は多いと思います。
30代の転職は決して簡単にはいかないものです。しかし、目的をもって転職を希望すれば必ずいい仕事に巡り会えるはずです。
30代の転職で大切なのは、今までの経験を活かしながら飛躍していくこと。
また、勤務条件選びは慎重に行い後悔のない転職活動をしていってくださいね。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。