現代社会には様々なストレスの原因がありますが、その中でも人間関係が原因でストレスを溜めている人は多いことでしょう。
いくつかの対処法を知っておくだけで日頃からストレスを減らすことができますよ。
Contents
あなたの人間関係ストレス度は?
まずは、あなたが今抱えている人間関係が原因のストレスがどれくらい溜まっているのかを、簡単なテストでチェックしてみましょう。
1:人に冷たい態度を取られることがよくある
2:人に無視されることがある
3:自分の存在が軽く扱われていると感じることがある
4:人に命令されることが多い
5:人に怒られることがよくある
6:人にバカにされることがある
7:人前で注意されることがよくある
8:人間関係で憂鬱になることがある
9:自分なりの方法で物事をポジティブに考えることが苦手
10:自分はダメなところばかりだと思う
11:自分のことが好きになれない
12:人を尊重しながら自分の意見を述べることが苦手
13:人の立場に立ちながら自分の意見を述べることが苦手
14:人が納得できるように自分の意見を述べることが苦手
15:人が失敗したとき相手を思って自分の意見を述べることが苦手
16:人が失敗したとき感情的にならず自分の意見を述べることが苦手
17:人と信頼関係を作ることが苦手
18:人を褒めることが苦手
19:人を元気づけることが苦手
20:人の自信を高めることが苦手
<イエスの数>
1〜4個:人間関係によるストレスは少ない
5〜11個:人間関係によるストレスを抱える可能性あり
12〜20個:人間関係による大きなストレスを抱えている可能性あり
上記の質問でイエスの数が多いほど人間関係によるストレスが溜まっていると言えます。
特に、自分自身でも大きなストレスを感じており、かつイエスの数が12個(6割)以上あった人はこれから必ずストレスケアをする必要があるでしょう。
どうして人間関係で疲れてしまうのか?
こちらでは、人間関係でストレスを抱えている人をいくつかのパターンに分けてその原因を探っていきます。
1:いい人でありたいパターン
“いい人”と聞けば人間関係がスムーズに構築し、ストレスなく生活できている人のように思えますが、実は大きな落とし穴が。
いい人でありたいと強く思う人には、「いい人でなくてはいけない」という自分へかけるストレスが強いことが多いためです。
例えば、人から理不尽なお願いをされても“断るといい人でいられないな”と思うばかりに無理をして引き受けたり、自分の意見を強く伝えることを控えたりすることが増えます。
程度こそ違えど、誰だって自分の意見を言えずに相手からの意見や依頼ばかりを聞き続けていれば、大きなストレスが溜まるもの。
また、そんな自分を好きになることができず自己肯定力も低くなり、人間関係によるストレスを溜め込み続けることになるのです。
2:人の目を気にするパターン
他人から「おかしいと思われたくない」「嫌われたくない」と思うのは人間であれば誰もがもつ自然な感情ですが、この思いが強すぎると人間関係でストレスを抱えることにつながります。
そもそも、他人が思う“おかしい”とか“嫌だ”と思う人間像と、あなたが思うそれとには微妙なズレがあります。
そのため、人の目を気にして過ごしていても理想的な自分を実現することは不可能なわけです。
自分自身をブレさせながら、明確な答えのない人間像を追い続けることは非常なストレスとなるでしょう。
3:嫌われることがいけないと感じているパターン
多くの人が抱えるのが「他人から嫌われることはよくない」という思い込み。
この思いも、人の目を気にするパターンの人同様、集団生活を基本として生きる人間であれば仕方のない感情ではあります。
しかし、思いが強すぎるとストレスに変わることがしばしばあるのです。
本来は、人から嫌われること以上にいけないことは、人に嫌われないために自分を曲げること。
また皮肉なことに、嫌われないために取り繕っている人よりも自分らしく凛としている人の方が数倍人から好かれるわけです。
このことに気づけばグッと気持ちが楽になり、自然と人間関係も円滑に進むのですが、本能的な感情が邪魔をしてストレスを抱える原因となります。
人間関係で疲れないための“ヒント”
1:キャラを変更してみる
これまで述べてきたようなストレスの種となる性格を抱えている場合。自分でもどうにかしたいと感じているケースも多いです。
しかし、生まれ持った性格で長年生きてきた結果でもあるため、急に性格を変えることは困難でもあります。
ヒントは、“キャラ変”。
人の目を気にして気を使いまくっていた弱気な自分を、キャラ変させる気持ちで変えて生きましょう。
おすすめは、毒舌キャラになること。
これまでであれば気を使って言わなかったことも、思い切ってポツリと呟いてみるのです。
あなたが思っている以上に周囲は嫌な顔をしませんし、意外さに笑ってくれることもあるかもしれません。
毒舌とは言え、慎重なあなたが考えて呟く意見なのですから、的を射ていることも少なくないでしょう。
2:定時帰宅する
職場の人間関係にストレスを感じている場合は、定時帰宅を意識することでもストレスを軽減することができます。
なぜなら、勤務時間中は仕事に集中することで不要な人間関係を避けることができますが、勤務後は全員がリラックスすることで会話が生まれやすいからです。
コミュニケーションが得意であれば、メンバーと仲を深めるチャンスでもある時間帯ですが、ストレスを感じているようであればさっさと帰宅しましょう。
“定時で帰ると嫌われるかな?”と気を使う必要はありません。
仕事とプライベートをきっちり分けることは、仕事ができる人の特徴でありこれからのスタンダードとなっていく考え方です。
3:趣味や特技を伸ばす
自分が没頭できる趣味や特技があれば、少しの人間関係の疲れは忘れることができます。
一人で打ち込めるものであればなおさらでしょう。
人間関係によるストレスは、他人が関係するためすぐには解消することができません。
うまく性格を変えたり、対処法を体得できれば良いですがそれもスムーズにいかない場合は、ストレスを発散させることが必要です。
一人で淡々と打ち込める趣味であれば、趣味に時間を費やしている間は嫌なことを忘れられます。
それに、趣味を楽しむことを目標に、避けて通れない人間関係をぐっと堪えることができるでしょう。
今趣味がない人は、自分が興味を持てることを探して趣味のタネにしてみましょう。
料理や買い物など生活に紐づいているものでもいいですし、ジョギングやヨガであれば、健康に良いため一石二鳥です。
ゆっくり楽しみたい場合は、映画やドラマ鑑賞もストレス発散になります。
4:生活環境を大きく変える
最もわかりやすく効果が出るのがこちらの方法です。
生活環境を変えるとは、引越しや転職を指します。
住むところや働くところが変われば、必然的に人間関係も刷新されます。
この変化を機に、キャラ変に挑戦するのもいいでしょう。
自分らしくいることが人間関係を良くする一歩
周囲の目が気になったり嫌われたくないと思うのは、人間の正直な気持ちです。
しかし、その思いに固執すると誰でもない自分を傷つけてしまうことに。
自分らしくいることが人間関係を良好に保つ1つのヒントと言えるでしょう。
そのために、本記事でご紹介しているポイントを何度か振り返って考えてみてください。
きっと、人間関係の疲れによるストレスを軽減するヒントになるはずです。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。