人間関係が上手で、すぐに友達ができたり、仲間と楽しんでいる人がいる一方で、人間関係を作ることが下手で悩んでいる人もいます。
人間関係が下手な人には特徴があります。
その特徴さえわかれば、人間関係が下手な人から卒業して、良い関係を築いていけるようになるでしょう。
うまくいかない人の特徴をまとめましたので、自分にもし当てはまるところがあれば、一つずつ改善していけば大丈夫。
人間関係はいくらでも構築し直すことができます。
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人間関係が下手な人の特徴
周囲の人に、こんなことをしてしまっていないかな?と思い出してみてください。
いつも機嫌が悪くて周囲に気を使わせる
- ○○さん、怒ってるのかな?
- 機嫌が悪いのかな?
そんな風に思われる態度や表情をしていないでしょうか?
不機嫌そうに見える人と話したいと思う人は、なかなかいないものです。
仕事でうまくいかないことや、忙しさにイライラすることは誰でもあるでしょう。
しかし、それをそのままストレートに態度に出してしまうと、周囲の人に嫌な思いをさせてしまいます。
そうすると、周りの人は、機嫌が悪そうな人とは関わり合いたくないと思ってしまいますから、うまく人間関係を築けなくなるのです。
人の気持ちが想像できなくて人を傷つける
自分がされて嫌なことはしない、というのは子供の頃から言われてきたことだと思いますが、大人になると忘れてしまう人が多いようです。
こんなことを言われたらどう思うだろうか、という配慮が足りないと、うっかり人を傷つける発言をしてしまいかねません。
人の気持ちを完全に理解することは無理ですが、ある程度想像することはできるはずです。
相手の立場を思いやり、気持ちを想像しながらコミュニケーションをしないと、「なんであの人は無神経なことばかり言うのだろう」と思われ、人が離れていきます。
自分の話ばかりする
人と話をしている時、人の話を遮ってまで、自分の話をしていませんか?
人の話の途中で、「そうそう、私もね…」などと話を奪ってしまう人がいます。
話の腰を折る行為は、とても嫌がられます。
誰だって、自分の話を聞いて欲しいもの。
それは相手も同じなのですから、まずは話始めた人の話が終わるのを待って、自分の話をしなくてはなりません。
この人は人の話を聞かないなと思われたら、あなたとは話をしたくなくなるのです。
人の話を否定する
- でも
- だって
- だけど
- それはさ
こんな風に、相手の話を否定するような接続詞を使っていませんか?
話をしているときに、これらの言葉を言われると、相手は「自分の話を否定された」と感じるので、それ以上話をしたくなくなります。
感謝の気持ちがない
何かしてもらった時、お世話になった時、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えているでしょうか?
もしそれが、相手がやるのが当然の仕事だったとしても、人間関係において感謝の言葉を伝えることはとても大切です。
自分に自信がないから強い自分を見せてしまう
自己肯定感の低い人は、それを悟られまいとして、他人に強く出てしまう場合があります。
自信のなさが、「相手より上に立たねば」という間違った方向へ向かってしまうと、人を見下したり、自分を必要以上に大きく見せようとする態度につながります。
そんな人とは話していても楽しくないので、人が離れていくのです。
ちょっとしたことを大きく捉えがち
誰かに何か言われたくらいで凹んでしまうとか、自分は嫌われているのではないかと、深読みしすぎるのも問題です。
特に深い意味もなく言われたことを大きく捉え、勝手にギクシャクしてしまう人がいます。
自分は人間関係が下手なのだと思い込んでしまい、必要以上に身構えてしまうため、本当にコミュニケーションが下手になっていくのです。
人間関係が下手な人から卒業するためには
どうにかして、周囲の人と良い関係を築いていきたいと思ったら、次のことに気をつけてみてください。
大丈夫です、一つずつ気をつけていけば、あなたの思いが通じて、徐々に人と良い信頼関係を築いていけるようになるでしょう。
笑顔で人に接しよう
挨拶するときも、ちょっとした雑談のときも、気持ちの良い笑顔ができるように心がけましょう。
笑顔を向けられて、嫌な気持ちになる人はまずいないからです。
人間ですから、不機嫌なときも、体調が悪くて元気がないときもありますが、そんなときこそ、人には笑顔を向けるようにします。
そうすると、周囲からも「あの人はいつも笑顔で感じがいい」と思ってもらえます。
人に興味を持つこと
人間関係が下手な人は、自分にしか興味がなくて、他人に興味がないことが多いのです。
興味がないと、その人の話を真剣に聞くことができないので、なかなか信頼関係を築くことができません。
人と良い関係を築きたいと思ったら、その人に興味を持つことから始めてみましょう。
興味のある相手の話なら、真剣に聞けると思いませんか?
相手のいいところを見つける
人は、悪いところを探すのは得意です。
欠点はよく目につくので、探そうと思わなくても目につきます。
しかし一度欠点が気になると、悪いところばかりが目につくので、そんな時こそ相手の長所を探すようにしましょう。
「この人にはこんな良いところがあるな」というところにたくさん気づくことができると、自然と相手を褒めることができるようになります。
お世辞ではなく、本心か褒めることができるようになると、相手は「この人は自分に興味を持ってくれている」と思い、あなたに好感を持つようになるのです。
聞き上手になること
人に興味を持ち始めると、自然と聞き上手になっていきます。
- それで?
- それ、どうだった?
- 面白そう、教えて欲しいな。
など、話しながら自然と質問も出てくるようになります。
そうすると、相手も話をして楽しいと感じます。
あなたに対して、この人は自分の話をきちんと聞いてくれる人、という認識を持つようになり、会話をする機会も増えていくでしょう。
常に人に感謝すること
ありがとうと言われて、嫌な気持ちがする人は少ないでしょう。
ちょっとしたことでも、たとえそれが自分がやるべき当然の仕事だったとしても、感謝されたら嬉しいものです。
小さな感謝でも、言葉にして相手に伝える習慣をつけてみてください。
この時大切なのは、うわべの言葉だけで感謝をしないことです。
気持ちが伴っていない「ありがとう」は、すぐにばれます。
頑張っているのは自分だけではないですし、常に誰かに助けてもらって仕事を進められているのだということを忘れずにいれば、自然と「ありがとう」に気持ちを込められるようになります。
人間関係は「割り切り」も大事!
なんとか人間関係を良くしていこうと思っても、相手がいることですから、こればかりは自分の意思だけでどうにもならないことがあります。
残念ながら、うまくできない時にはできないのです。
そんな時には、「頑張っても仲良くなれない人はいる」と割り切ることも必要です。
人が100人いたら、100通りの考え方がありますから、全ての人と良い関係を築くことは難しいです。
すぐに、すっぱりと割り切るのは難しいと思いますが、何か嫌なことを言われても聞き流すようにして、一つ一つに小さなことを気にしないようにしていきましょう。
そうすれば、人の嫌な部分はスルーして、良いところだけを見ていけるような気持ちの強さが、だんだんと備わってきます。
まとめ:人間関係が下手な人でも上手になることはできる!
人間関係が下手だなと悩んできたと思いますが、うまくいかない原因がわかれば、きっと改善していけます。
明日からすぐに上手になることはできないかもしれません。
でも、自分のこういうところが良くなかったなということがわかれば、少しずつ改善することで、周囲の人と良い関係を築いていくことはできます。
あなたが変われば、周囲も変わります。
人に興味を持って、いつも気持ちの良い笑顔でいられるようにしてみてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。