結婚することが女性の幸せであると考えられている時代は長く続いています。
ですが一方で、仕事に生きる女性も増加の一途をたどっているのも事実。
結婚・出産を女性の幸せのかたちだと思う女性は多いです。
そのため、仕事に生きる女性はその生き方に不安を抱きがちです。
今回は、そんな女性ならではの不安を解消する方法をご紹介します。
Contents
仕事に生きる女性が100%その生き方に自信を持てない3つの理由
女性が仕事にやりがいを感じキャリアを追い求める場合、当然その成功こそがその女性の幸せとなるのですが、ここに迷いが生じることがあります。
その迷いが心の中にあることで、自分自身の生き方に対して100%の自信を持てなくなるのです。
そこには3つの理由があります。
理由1:「結婚していく友人との比較」
30代にさしかかり、ふと周りを見渡すと、仲のよかった友人はほぼ結婚して家庭に入り、子育てや家事に専念していることに気が付きます。
一方、自分の生活は仕事中心で全く異なる生活を送っているのです。
仕事は自分自身の全てだと思えるほど大切なことであるのは確かでも、心のどこかで周りの友達の生活と自分自身の生活を比較してしまい、それが全く異なっていることが不安感に繋がっていくのです。
理由2:「将来が見えない」
現時点で、自分自身の将来や会社でのキャリアプランがどこまで明確にできているかも大きく影響してきます。
分からないこと、曖昧なことに対して人は不安感を募らせます。
仕事が楽しくてやりがいがあり、毎日が充実しているのは確かです。
だからこそそこに幸せを感じることができます。
ただ、その先の自分自身の未来設計ができていなければ、仕事は楽しく充実していてもどこか不安な気持ちが心に残ってしまうでしょう。
理由3:「年齢による焦り」
今は仕事を最優先していて、それが充実して満足できる生活を送っていたとしても、年齢を重ねていくと焦りを感じる傾向が強いのは、女性にとってごく自然なことです。
結婚はともかく出産を考えるのであれば、やはりタイムリミットがあります。
自分自身が出産についてどう考えているのか、そしてそこに迷いがある場合は、当然年齢を重ねていくことで不安が募ってしまうでしょう。
仕事に生きる女性が不安を感じるときの7つの解消法
仕事に生きることで幸せを感じることができる女性の多くが、少なからず将来に対して不安な気持ちを抱えています。
この不安を解消するためにはどうすればいいのでしょうか。
ここで7つの不安解消法をご紹介しましょう。
1「周りと比較することを一切やめる」
友人と自分の人生を比較して、そこに多くの相違点を見つけるとき、自分自身の生き方が正しいのかどうかが分からなくなり不安につながることがあります。
自分の生き方は自分自身が決めることです。
仕事に重きを置いて、人生の多くを仕事に費やすこともひとつの選択、家庭に入り子育てに専念する生活を送ることもひとつの選択です。
何が正しい、間違っているということではなく、自分自身が満たされて、幸せを感じられればそれが最善の選択となります。
周りのことではなく、自分自身にフォーカスし続けることが大切なのです。
2「自分自身の好きなことを10個書き出す」
仕事が好きで、仕事の成功が自分の幸せだと考えていても、本当は心の奥深くに別の願望が潜んでいるケースもあります。
自分自身と向き合い、本当に求めている幸せのかたちを知ることが非常に重要です。
紙に自分自身の好きなことを書き出してリストを作成してみましょう。
これは、自分自身が何をしているときに幸せを感じるのかを正確に理解することが目的です。
理解を深めることが不安感の解消につながるのは、不安という感情は常に不確かなものに対して抱くものだからです。
3「キャリアプランについて考える」
今の仕事に満足していて、現状に満足しているのに関わらず、不安感がそこにあるのは、その先に何があるのかが明確でないというのもひとつの理由となっている可能性が極めて高いです。
ご自身のキャリアプランを考えてみてください。
今の職場でどうキャリアを積むのか、もしくはまた別のステージで新たな分野に挑戦するのか、現状ではなく一歩先のキャリアに注目することが大切です。
そこが明確になると不安感が解消されることもあるでしょう。
4「自分自身の未来予想図をつくる」
キャリアプランだけでなく、人生のプランについて考えることも不安解消への道です。
この先、何年後にどのような生活をしていたいのかを考えてみましょう。
そこから逆算して、今からその未来予想図を現実のものにするために動いていくのです。
自分自身の幸せな未来へ、着実に進んでいる実感があれば、迷いや不安は一切なくなるでしょう。
5「結婚・出産・仕事全てを叶えることを選択肢に入れる」
仕事に生きる女性が結婚や出産をあきらめなければならない決まりはありません。
仕事を続けキャリアを積みつつ、結婚生活や子育てを同時進行していくことは不可能ではありません。
現に、それを実現している女性たちも多くいます。
仕事に生きるのであれば結婚や出産はあきらめなければならないと思っていると、自分で自分の可能性を狭めてしまいます。
全てを手に入れることが可能であるということを、まず自分自身が知っておかなければなりません。
6「女性はこうあるべきという固定観念を手放す」
仕事に生きる女性の多くは、周りからの見え方を気にして悩んでしまった経験が少なからずあると思います。
これは、女性は家庭に入り夫が仕事に専念できるように家事を行うべきだという、いわばジェンダーロールが固定観念として常に頭の中にあるからです。
世間的にもこの考え方は少しずつ変わってきています。
男性が家事をし、女性が外で働く結婚生活もあります。
まずは固定観念を手放し、全ては自分自身が決めることだということを理解し、マインドから変えていきましょう。
7「SNSから距離を置く」
人と違うということは、個性的である一方何か間違っているのではないかと感じることも多いもの。
生き方や考え方が人と大きく異なるとき、人は不安になりがちです。
専業主婦で幸せを感じている人もいれば、仕事でキャリアを積み成功して幸せを感じている人もいます。
人の生き方と自分の生き方は違っていて当然ですし、求める幸せのかたちも人それぞれです。
SNSを見るとそこにはたくさんのライフスタイルがあることに気づきますが、時にこれが自分の考え方に疑念を抱かせてしまうこともあります。
自分自身の人生を見つめるときには、少しの間SNSから離れてみることも大切です。
人の意見ではなく自分の心に従う
仕事に生きる女性は、結婚や出産を女性の幸せと考えている女性からは理解を得られないことがあり、そのたびに少し自分の生き方や人生観に迷いが出たり不安を感じたりすることがあります。
自分の人生は、自分自身の日々の選択の積み重ねで作り上げられていくものですし、そこに人の意見は関係ありません。
何に幸せを感じるか、満たされていると感じるか、自分の胸に手を当てて見つめ直してみてください。
そこに答えはあるはずです。
仕事に生きることは女性にとってのひとつの幸せのかたち
女性の幸せは、家庭を持つことでも仕事で成功することでもありません。
自分自身が幸せだと感じることを日々続けていくことこそが幸せな人生を送るということです。
それが仕事なのであれば、あなた自身にとっての幸せは仕事に深く関わることなのでしょう。
大切なのは自分で自分の幸せの定義を決めるということです。
周りを気にして不安な気持ちになる必要は一切ありません。自分らしく生きていきましょう。
それが幸せに生きるということに必ず繋がっていくはずです。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。