仕事の悩み

仕事での適応障害とは?治療法や対処法を実践し気持ちを楽にする

投稿日:2019年7月26日 更新日:

仕事をしている方で適応障害と判断されることが稀にあります。

適応障害は病気のため、休息をとって治療に励む必要があります。

しかしながら、家族の大黒柱である存在など生活がかかっている場合には、どのように対処をすべきなのでしょうか?

今回は、仕事での適応障害について治療法や対処法をご紹介します。

仕事での適応障害とは?


まずは、そもそも適応障害がどういうものなのかについてご紹介します。

今回の記事では仕事での適応障害についてフォーカスしていますが、適応障害は仕事のみならず日常生活の様々な事象が原因となって引き起こされる可能性があります。

適応障害とは?

適応障害とは、特定の状況や事象がひどく辛いと感じられた際に気分や行動面に症状が現れる病気のことを指します

具体的には、憂鬱な気分や不安感が強くなるために、涙もろくなったり神経が過敏になったりする状態が現れます。

その他にも喧嘩や物を破壊するなどの攻撃的な言動としても症状が現れることがあります。

世界的な診断ガイドラインでは「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。

適応障害を考える際の1つのポイントとなることが、個人差が大きく左右するという点です。

そもそも発症の原因となる“ストレス”という概念自体が個人差が大きい物です。

ストレスの原因となる事象の度合いもさることながら、個人のストレスの感じ方や耐性にも大きな個人差が存在します。

ひどく辛いと感じられる対象およびそれによって感じるストレスが職場や仕事内容にある場合、仕事で適応障害が認められることとなります。

適応障害の症状

仕事を始め、社会生活上でのストレスを感じると様々な反応が身体に現れます。

こうした反応は何も、適応障害を患っている人だけでなく健康である一般的に人にも起こるものです。

代表的なものでは、不安感・憂鬱感・逸脱行動・身体不調感が挙げられます。

こうした感情が自身の中でうまく消化できない時に、「適応の破綻」と呼ばれる状態が起こると適応障害の症状として現れるのです。

代表的な症状には不安症状やうつ症状、問題行動、身体症状などが挙げられます。

それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

不安症状の状態
不安や恐怖感、焦燥感などとそれに伴う動機や吐き気などの身体的症状が現れます。

うつ症状の状態
憂鬱、疾走感、絶望感、涙もろさなどが特徴として現れます。

問題行動の状態
遅刻や無断欠勤などの勤務怠慢、過剰な飲酒や喧嘩、無謀運転などが代表的な例として挙げられます。年齢や社会う的役割にふさわしくない行動である点が特徴です。

身体症状の状態
頭痛や倦怠感、腰背部の痛み、腹痛などが代表的な症状です。他にも風邪に似たような症状が現れることもあります。

嫌な出来事や辛い出来事を体験して憂鬱な気分になったり深く悲しむことは誰にでもあり得ることです。

多くの場合は、解決策や他で良い経験することで比較的短期間で穏やかな気持ちに戻ることができるでしょう。

いわば復元力とも言えますが、この復元力には個人差が大きいのも適応障害の大きな特徴です。

そのため、似たような悲しい経験や辛い経験をしても短時間で心の健康を取り戻せる人もいれば、適応障害という診断を受ける人もいるのです。

うつ病との違い

適応障害うつ病とを混同する人が多いですが、医学的には明確な違いがあります。

適応障害によるうつ症状は、ストレスによって予想以上に強い憂鬱状態が続いている状態です。

しかし、ストレスが消失したり解決策を見つけられれば速やかに症状が解決するのが大きな特徴です。

一方でうつ病では、ストレスの原因となっていた事象が解決しても、大きな喜びがあっても、憂鬱な感情を消すことができません

また、適応障害ではうつ症状がストレスを感じたすぐ後に現れるのに対し、うつ病では数カ月など時間がたった後に現れます

また、早朝に覚醒したり1日のうちに感情が変動したりなど、特有の症状があるのもうつ病の特徴です。

参照元:人形町メンタルクリニック

仕事での適応障害の原因

多忙

最も代表的な原因は忙しさです

仕事が忙しいのは多くのビジネスマンの状態ですが、深夜や休日の残業が何ヶ月も続くなど異常なレベルでの忙しさは適応障害の原因となります

慣れない・合わない業務

業務内容と自分の個性やスキルが合っていない場合にも、適応障害になる可能性が高いです。

仕事には朝から夜まで毎日向き合わなければならないことがほとんどですが、1日のほとんどを不慣れな作業や自分に合っていない作業に費やしてしまうことで大きなストレスがかかります

環境変化

移動や転職など職場での環境変化も適応障害を引き起こす可能性があります

特に、環境に比較的早い段階で馴染めれば問題はありませんが、人間関係などで馴染みにくい、それが辛いと強く感じた場合に症状が出ることがあります。

昇格・降格

昇格や降格などの人事異動でも適応障害を発病することがあります。

昇格で発病することに違和感を感じるかもしれませんが、本人の意思にそぐわない異動であれば十分に原因として考えられるでしょう。

責任の重さや業務量など、昇格したことによる仕事内容との不適合が原因となります。

仕事での適応障害の対処法


適応障害は比較的治療しやすい病気だと言われています

しかし、症状を軽く見てそのままにしていると先述したうつ病になるなど重症化してしまうことも大いにある病気です。

また、「今の職場に原因があるから」と転職を繰り返した場合に、適応障害の症状が悪化することもあります。

少なからず転職を行うと心身に負担がかかります。

新しい環境や仕事内容に都度都度、適応しなければならないからです。

また、環境に合わないことで転職を繰り返す人には適応障害だけでなく「発達障害」「パーソナリティー障害」など環境適応が苦手とされる別の病状が潜んでいる可能性もあります。

適応障害が発見されにくい理由として、「自分の能力が低いだけ」とか「自分の努力が足りない」と自分を責める性格も起因していると考えられています。

適応障害を発病すると“頑張り”だけでは症状を和らげることはできません

また、自身だけで管理するよりも専門家のサポートを受ける方が治癒が早いこともわかっています。

以下では、具体的な適応障害への治療法をご紹介します。

ストレスを取り除く
仕事でストレス感じている場合は、休職制度を利用するなどして仕事と距離を取る必要があるでしょう。

ストレス対処の力をつける
こちらは専門家のサポートが必要となりますが、生活改善の指導を受けたり、リラクゼーション法と呼ばれる訓練法を取り入れたりします。他にも様々な指導法があり、明確な効果が出ていますので、気になる症状がある場合には必ず専門家へ相談するようにしましょう。

まとめ


今回は、仕事での適応障害についてご紹介しました。

適合障害の実態やうつ病との違いなど、普段耳にするようになった病名ではありますが、知らないことも多かったのではないでしょうか?

また、原因については仕事での適応障害の実態に特化してご紹介しましたが、思い当たる点がある人は日常生活に特に気をつけるべきだと言えるでしょう。

長いキャリア人生を描くためにも、心の健康管理にまで気をつけて業務に取り組みたいものです。

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