仕事をしていると、「今の仕事は、実は自分に向いていないのでは?」と悩んでしまうことがあると思います。
本当は、もっと適した仕事があるのではないか、転職したほうがいいのではないかと悶々とすることも。
しかし、一時の気の迷いで転職してもきっとうまくいきません。
ですから、なぜ今自分は、仕事の向き不向きを急に考え出したのだろうか、その理由を探るとともに、本当に向いている仕事について考えてみることも必要だと思います。
そこで今回は、自分に向いている仕事の見つけ方についてお話しします。
悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
今の仕事は向いていない?仕事で悩んでしまう3つの理由
この仕事は本当に自分に向いているのか?考え始めるとキリがなく、次第にやりがいも見いだせなくなってなってしまうこともあります。
やりたい仕事があって今の会社に入ったはずなのに、どうしてそんなことを思ってしまうのでしょうか。
なかなか仕事の成果が出ない
頑張っても、仕事の成果が見えないときが、誰にでもあります。
やればやっただけ成果が出ているようなときは、わざわざ立ち止まって「今の仕事が向いていないかも?」なんて考える人はいませんが、うまくいかないとどうしても悩んでしまいます。
周りの人と自分を比べてしまい、自信をなくているのかもしれません。
自分の能力やスキルが足りないと考えるよりも、そもそも自分にはこの仕事が向いていないんだと思った方が気が楽です。
もちろん、やるだけのことをやってみて、それでも成果が出ないなら、本当に向いていない可能性もありますが、どんなに仕事ができる人にもスランプがあるものです。
今はたまたま、その時期なのかもしれません。
仕事が楽しくないから
最初はやること全てが新鮮で、楽しかったはずのことが、慣れてしまったことで、いつしか楽しくなくなってしまうことがあります。
一定のレベルに達してしまうと、自分の成長が感じられなくなって、仕事がつまらなくなってしまうのです。
本来やりたかったことと違うことをしているから
自分が希望する会社にみんなが入れるわけではありません。
しかし、一旦入社したなら、与えられた場所で、与えられた仕事を頑張り、成果を出すしかないのです。
それでも、心のどこかに、「自分がやりたかったことはこんなことじゃない」という思いがくすぶっていると、どうしても「今の仕事は向いていない」という気持ちになってしまいます。
自分に向いてる仕事を探すには?適職を見つける6の方法
では、今の仕事が向いていないと思うのは、仕事がうまくいっていないなど一過性の理由なのか、それとも本当に向いていないのか、以下のことについて考えてみてください。
そうか、これが自分に向いている仕事なのかも!ということがわかれば、今後の働き方が見えてくるかもしれません。
何をやりたかったのかを思い出す
子供の頃になりたかった職業、お金が稼げるかどうかは度外視して、本当にやってみたいことはなんだったか、それを真剣に考えてみましょう。
すぐに仕事に結びつくことではないかもしれません。
でも、自分が人生をかけてやっていきたいと思うようなことがあったなら、この先仕事にできる可能性はあります。
今すぐに転職しようなどと焦る必要はなくて、やりたかったことさえ思い出せば、それに関する情報収集ができます。
仕事の種類は数百種類もあるといわれていますから、自分が興味のある分野が仕事として成立していること知らないだけかもしれません。
こんなことをやりたいなと常にアンテナを張っておくことで、その仕事に関わる縁をどこかで見つけられる可能性はあるので、自分がやりたいと思っていることをとことん掘り下げてみてください。
なんの苦もなくできることを探す
大した苦労もせずに、さらっとできてしまうことというのは、実は一番の強みである可能性があるのです。
あまりにも簡単にできてしまうため、自分では強みだと思っていないこともあります。
実際、周りをよくみてみると、私は簡単にできることなのに、どうしてこんなことで苦労しているんだろうという人がいませんか?
それは、それがあなたの強みだからです。
ただ、強みは好きなことと同じではない場合もあります。
好きなことではないから、得意だということに気がついていないことも多いので、好きかどうかという自分の感情はちょっと脇においてください。
- 自分では大したことをしたつもりはないのに「すごいね」と周りに褒められること
- どうやったらいいかと周りに相談されること
- 大して努力もしていないのにすんなり成果が出せること
このようなことの中に、あなたの得意なことが隠れています。
逆に、すごく向いていないことを探す
そういわれても、得意なことなんて見つからないという人もいると思います。
そんな時は、逆に苦手なこと、やりたくないことから探してみましょう。
これだけはできない、失敗ばかりで絶対に向いていないと思うことを書き出してみると、それ以外のことの中から、得意なことを探しやすくなります。
好きなことを追求してみる
得意なこと、強みと好きなことは必ずしも一致しないのですが、それでも好きなことなら頑張れることもあります。
大抵のことは、才能ではなく努力でなんとかなるものです。
ある程度のところまでは努力でカバーできることも多いので、向いているかどうかはわからないけど、「これが好き!」「どうしてもやりたい!」と思えることはないか、考えてみてください。
本当に好きだったら、向いていないとわかっても頑張ることができます。
好きこそものの上手なれ、です。
結果なんて気にせずに打ち込めること、時間を忘れて没頭できることなどがないか、探してみてください。
イラっとすることの中から探す
イラっとするポイントは、人によって違います。
例えば、友人同士でレストランに食事に行った時のことを想像してみてください。
店員の接客マナーにイラっとする人もいれば、全然気にしない人もいます。
店内のインテリアに「この配色、配置はない」とイラっとする人もいれば、内装なんてどうでもよくて、とにかく味重視!という人もいるでしょう。
この、イラっとするポイントに、実はあなたに向いている仕事が隠れているのかも。
見逃せない何かがあるということは、あなたがそのことに強いこだわりを持っているからです。
もしあなたが、インテリアにイラっとするなら、デザイン関係とかプロデュースする方面に才能があるのかもしれないですし、接客にイラっとするなら人と接する仕事に向いているのかもしれません。
イラっとしたところを追求していくことで、好きなことや向いていることが見つかる可能性があります。
職業や仕事内容を調べてみる
具体的にやりたいことが見つからなくても、大丈夫。
仕事の種類から探していくという方法もあります。
仕事の名前を聞いたことがあっても、実際に何をやるのかわからない仕事はたくさんあると思います。
また、聞いたことすらない仕事もたくさんあるでしょう。
ですから、友人、知人にどんな仕事があるか、聞いてみるのもいいと思います。
ちょっと珍しい仕事をしている人はいないか、情報収集をしていく中で、やりたいこと、興味の持てることが見つかる可能性はあります。
適職診断などをやってみるのもあり
もっと手軽に、自分に向いている仕事を探したい人は、インターネット上の適職診断をしてみるといいでしょう。
一つだけではなく、いくつかやってみることをおすすめします。
その中から共通して出てくる仕事が、あなたに向いている仕事だと考えられます。
まとめ
この仕事は本当に自分に向いている、そう思えたら、きっと今よりもっとやりがいを感じられるようになるでしょう。
少しくらい大変なことがあっても、適性があるとわかっていれば、乗り越えられると思います。
世の中にはまだ自分が知らない仕事がたくさんあります。
自分に適した仕事を見つけるためにも、華やかなイメージとか待遇だけで選ぶのではなく、本当にやりたいことなのか、才能を伸ばせる分野なのか、じっくりと考えてみましょう。
これが天職だ!と思える仕事が見つかったら、きっと毎日が楽しくなるでしょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。