仕事の悩み

3Kってどんな仕事?きつい・汚い・危険なだけじゃない!

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3Kという言葉を聞いたことがありますか?

マイナスな労働条件を表す言葉ですが、そのイメージが先行して3Kの仕事は嫌なもの、と興味を持たずにきた人もいるのではないでしょうか?

この記事では、3Kの仕事の種類と3Kと呼ばれる理由、さらには3Kの仕事を否定する前に知っておいて欲しいことをご紹介していきます。

そもそも3Kってどういう意味?

そもそも3Kってどういう意味?

3Kとは「きつい」「汚い」「危険」という過酷な労働環境を表した言葉です。

80年代のバブル時は、どの企業も仕事をじゃんじゃん受けていたため、企業は社員がたくさん欲しい状態でした。

圧倒的な売り手市場で、就職したい若者たちが条件の良い会社に奪われていく中、人手不足になったのが3Kと呼ばれる業種です。

3Kという言葉は80年代後半から90年代頭にかけて世間に広がり、看護業界では従業者自らが「9K」という言葉を掲げて自分たちの労働環境の酷さを訴えました。

今でも「出来ればやりたくない」「絶対にやりたくない」と嫌厭する人が多い3Kの仕事ですが、実態以上に悪いイメージがつき過ぎている部分もあります。

3Kの仕事にはどのような業種がある?

3Kの仕事にはどのような業種がある?

3Kと呼ばれる仕事は、主に“ブルーカラー”である肉体労働の業種です。

ブルーカラーとは現場仕事をする肉体労働者が、青い作業服を着ていたことから体を使った現場仕事のことを指す言葉として使われています。

因みにブルーカラーとよく対比されるホワイトカラーは、オフィスで働くデスクワークの業種を指します。

ブルーカラーの業種の中でも、よく3Kと表現されるものを以下にご紹介します。

建築業

高所や、建築中の建物の側で作業することも多く、「危険」がつきものなのが建築業です。

また、肉体労働ですから「きつい」という言葉も当てはまりますし、セメント、泥、土埃などで服や体が汚れるので「汚い」にも当てはまります。

しかし、重機を操縦したり、大きな建物を建てたり、人の暮らしを守るライフラインを整えたりと「かっこいい」面も多いのが建築業です。

家、橋、道路……人の暮らしに必要なこれら作るのは、建築業界にいる人間以外には出来ないことなので、建築業に従事していることに誇りを持つ人も多いです。

報酬面では建築業界の平均年収は「473.2万円」で、全業種の平均年収「422万円」より高い水準になっています(国税庁「平成28年分 民間給与実態統計調査」を参考)。

介護業

高齢社会に伴い、介護職はどんどん必要とされています。

しかし、介護職は人の体を持ち上げたり屈んで作業することも多く、身体的に「きつい」上に、コミュニケーションに問題を抱える人とも関わるので、精神的にも「きつい」面があります。

排泄の手伝いや片付けをすることもあるので「汚い」とも思われがちです。

「危険」に関しては、働く側が命の危険に晒されることは少ないですが、介護をする対象の利用者が転倒し、事故にあう、容態が急変する危険とは、常に隣り合わせです。

介護職では、保有している資格と勤続年数によって、報酬が変わってきます

勉強して資格を取りながら、長年仕事を続けることで、待遇は良くなるでしょう。

ストレスも多い業種ですが、感謝の言葉を貰う機会も多く、やりがいのある仕事です。

清掃業

清掃業は汚い場所を綺麗にする仕事ですから、当然「汚い」作業もあります。

身体を使うので「きつい」部分もあり、窓の清掃など「危険」に晒される場合もあります。

しかし、一口に清掃業といっても様々に種類があります。

ビル内部の清掃は、モップがけやゴミ回収、トイレ掃除が主な作業なので、資格や専門的な技術がなくても誰でも簡単に始めることができます。

「高層ビルの窓拭き」や人が亡くなった部屋の清掃をする「特殊清掃」など、専門的で危険な仕事になると、比較的報酬が良くなります。

とはいえ、世間一般で言う「高給取り」と比べると、清掃業で働く人の報酬は全般的に高いとは言えないでしょう。

ただ、清掃の作業員がいるから他の人が快適に生活できていると言う意味で、とても意義のある業種ではあります。

3Kの仕事を否定する前に知っておいて欲しいこと

3Kの仕事を否定する前に知っておいて欲しいこと

3Kと言われる仕事はマイナスなイメージを持たれることが多いですが、悪い部分ばかりではありません

3Kの仕事を否定する前に、以下のことを知っておいて欲しいです。

3Kの仕事は人間が必要とする業種ばかり

清掃業、建築業、介護業、どれが欠けても社会が成り立ちません。

時代の移り変わりと共に無くなる仕事もありますが、この3つの業界の仕事が無くなることは今しばらくないでしょう。

あなたがその仕事をすれば「助かる」「喜ぶ」人がいるということです。

確実に人の役に立てる、これほどやりがいのある仕事はそんなにありません。

楽だけどやりがいのない仕事について、惰性で日々を過ごすより、人から必要とされ毎日頑張って働く方がいいと感じる人は、3Kの仕事にもぜひ目を向けてみてください。

結局仕事の満足度は職場の人間関係

一緒に仕事をする仲間といい関係を築けていれば、身体的にきつくても、汚い現場であっても、たとえ危険があっても、その現場で働くことに充実感を感じるはずです。

結局、仕事の満足度は、仕事内容より職場の人間関係の方が重要だったりするのです。

むしろ、3Kの現場では同僚と苦難を共にするので、普通のオフィスで働いているより仲間同士の連帯感が高まり、現場を“楽しい”と感じるでしょう。

どの業種でもそうですが、自然とその職場に向いている人たちが集まってきます。

あなたが3Kの現場に合う気質を持っているなら、3Kの仕事が天職になる可能性もあります。

学歴がなくてもつける仕事が多い

ホワイトカラーの仕事は、4年生大学を卒業していることが応募条件であることも多く、実力を発揮したくても学歴がないと最初から払いのけられる場合があります。

専門的な勉強をした人しかなれない職種であれば納得ができますが、基本的に根拠なく学歴で足を切られる世の中です。

しかし、ブルーカラーの仕事は学歴を重視せず、やる気があれば始めることができる仕事が多いです。

仕事をする過程で成長し、勉強して資格をとることでキャリアアップもできます。

学歴がない人にとっては、3Kの業種に挑戦する方が、どうにかホワイトカラーの会社に就職するより成功するチャンスがあるでしょう。

最近では新3Kという言葉もある

最近では新3Kという言葉もある

今まで説明してきた3Kの仕事とは別に、最近は「新3K」という言葉が生まれています。

新3Kが表すのは「きつい」「帰れない」の2Kと、最後の一つに「厳しい」か「給料が安い」が入ることが多いです。

新3Kは、00年代後半から浸透してきた「ブラック企業」と言う概念を表しています。

これにに当てはまるのは、従来3Kと言われたブルーカラーの業種ではなく、主にIT業界です。

ITバブルでIT企業が一気に増えたのを契機にプログラマーやエンジニアが安い給料で酷使され、時には泊まり込みでトラブル対応させられているような状況を背景に、このような言葉が生まれました。

2017年に政府が「働き方改革」を掲げ、社員に規定以上の残業をさせている会社には罰則が与えられることになって以降、ブラック企業問題は少しずつ改善されてきています。

社員に長時間労働させたり正当な対価を払わないことは法律違反ですので、現在新3Kに当てはまっている会社は、IT企業の中でも一部でしょう。

まとめ

まとめ

「きつい」「汚い」「危険」の意味で3Kと呼ばれる仕事は、主に建築業、介護、清掃業です。

悪いイメージがつきがちな3Kの仕事ですが、どれも社会貢献度が高く、やりがいを感じる仕事であり、学歴がない人にとってはチャンスがあります。

悪いイメージに縛られず、ぜひ、3Kと言われている仕事にも目を向けてみてください。

最近ではIT業界のブラック企業を指す「新3K」という言葉も生まれました。

しかし、IT業界も全ての企業で労働環境が悪いわけではなく、快適に仕事ができる企業も多数存在します。

 

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