仕事でミスをして怒られると、気持ちが落ち込んでしまいます。
たまにならまだ気持ちを切り替えられますが、怒られることが多い人は、仕事に行くのも嫌になってしまうかもしれません。
怒られてばかりだと、気持ちが落ち込んだまま、さらにミスをして怒られるという悪循環に陥る可能性もあります。
ですから、もしあなたが、自分が仕事で怒られる理由がわからない場合、原因を特定させることが必要です。
楽しかったはずの仕事も嫌いになってしまいますから、もう怒られないように、仕事が楽しくなるようにするための、5つの対策をお伝えします。
Contents
仕事でよく怒られる人にありがちな4つの理由
仕事で自分ばかりが怒られているというのであれば、何かしら理由があるはずです。
よく怒られている人は、怒られる理由がわかっていないために、何度も同じことで怒られてしまいがちです。
次にあげる4つのことに思い当たることはありますか?
1.同じミスを何度も繰り返す
1度目のミスは、大目に見てもらえます。
しかし、何度も同じ間違いをしていると、どんなに温厚な上司でも怒るでしょう。
あなたが謝って済むようなことなら良いのですが、仕事のミスというのは少なからず周囲に迷惑をかけます。
怒られているうちはまだいいのかもしれません。
あまりに同じミスを繰り返していると、そのうち仕事も任せてもらえなくなる危険があります。
2.言い訳ばかりする
自分が間違いをしたせいで、周囲に迷惑をかけているのに、言い訳ばかりする人も怒られます。
素直に謝ればまだ許せるものを、自分のミスを認めなかったり、人のせいにしたりするのは最悪。
それは怒られても仕方ありません。
3.仕事の納期や指示が守れない
仕事には締め切りや期限があるもので、言われた日時までに終わらせなければ、多方面に迷惑をかけます。
相手は、順調に仕事が進んでいるものと思っているわけですから、納期になっても「できていません」では、怒られて当然です。
もしくは、指示されたことと成果物が違っているということもあります。
「A」という方法で資料を作成するように指示されたのに、「B」という方法で資料を作っても、仕事をやったことにはならないです。
4.報連相(報告、連絡、相談)をしない
仕事で上司や同僚とコミュニケーションをこまめに取ることはとても大切なことです。
報連相をきちんとしておけば、上司はあなたの仕事の進捗を管理しやすくなりますし、万が一方向性を間違えている時でも、途中で修正ができるからです。
しかし、報連相がない人は、今何をやっているかわからず、結果として求められていることと違うことをしてしまう場合があります。
なぜきちんと相談しないのか、と怒られてしまうのです。
あなたにもできる!仕事で怒られないようにする5つの対策
仕事で怒られるのは理由さえわかれば、怒られないようにすることはできます。
行動を変えていきましょう。
1.何に対して怒られているのかを把握する
自分がよく怒られることは何か、一度整理してみてください。
例えば、怒られた時に「無意識に」言い訳してしまっていることもあると思います。
でも、無意識にやっていることはも把握しづらく、「何もしていないのに怒られる」と思い込みがちです。
ですから、いつ、何に対して怒られたか、それに対して自分はどう反応したかなどを、思い出せる限り書き出してみましょう。
そうすれば、自分が怒られる原因を把握しやすくなります。
2.素直に謝ることが何より大事!
仕事でミスをしたら、言い訳をしない、人のせいにしない、これが基本です。
言い訳したい気持ちがあっても、あなたがミスをしたことは事実。
その事実に対して、まずはきちんと謝りましょう。
説明をしたい時には、謝った後です。
相手の叱責をきちんと受け止め、自分の非を認めることが大切です。
また、言い分がある時は、相手の気持ちが落ち着いてからにしましょう。
3.反省の気持ちは態度で示す
いくら口で謝っても、また何度も同じミスを繰り返していては、「怒られる人」から卒業できません。
ミスをした後の対応が何より大事です。
事後処理には率先して動き、反省の気持ちを行動で表しましょう。
そして、もう同じことを繰り返さないように、改善策を考え、きちんと報告してください。
4.できないことはできる人に教わる
わからないこと、できないことは、素直に教えを乞うのが一番です。
怒られた直後ではなく、少し時間をおいて、「○○について、詳しく教えていただけないでしょうか」と聞いてみましょう。
上司も、やる気のある人を見捨てたりしません。
なんとかミスをなくしたいという気持ちが伝われば、きっと一生懸命教えてくれると思います。
5.一人で抱え込まず早めに上司に相談する
納期が守れない人は早めに相談することが大切です。
その時は、ただ「できません」というのではなくて、できない理由を説明し、いつまでならできるのかを自分から提案してください。
また、そもそもの仕事量が多くて納期が守れないという場合には、仕事の分担に関しても相談してみましょう。
困った時に、一人で抱え込むのが一番良くないです。
早めに上司に相談し、より良い方法を一緒に考えましょう。
きちんと仕事をしているつもりなのに怒られるときは?
私が間違えたわけではないのに、どうして私ばかり怒られるのだろう?と、不満に思うこともあるかもしれません。
そんな時は、上司の方に原因がある場合も。
仕事の指導法がわかっていないとか、自分の評価を上げたいがために怒ってくるような上司も中にはいます。
ただ、怒られるということは、自分にも「隙」があるということです。
嫌な上司だったとしても、一度怒られたことは2度と怒れないようにするということを心がけて仕事をすれば、仕事の精度はグンと上がり、あなたの評価も上がるかもしれません。
あまりマイナスに捉えずに、「怒られることで、より仕事の精度が上がる」くらいに思っておいた方が良いでしょう。
仕事で怒られて落ち込んだ時は早く気持ちを切り替えて!
いくら自分に原因があったとしても、怒られれば誰でも落ち込みます。
しかし、落ち込んでばかりいても仕方ないので、少しでも早く気持ちをリフレッシュさせて、また仕事向かえるようにするために、ちょっと考え方を変えてみましょう。
個人ではなく「出来事」に怒られていると理解する
怒られると、どうしても自分の人格を攻撃されている、否定されているように感じますが、個人が怒られているわけではありません。
上司が怒っているのは、その出来事、あなたがやってしまった失敗に対してです。
自分のことを否定されたと感じると、落ち込んでしまうと思うのですが、個人が攻撃されているわけではないということを理解しましょう。
やってしまったこと、事実に対して怒られているのだと思えば、少しは気持ちが軽くなりませんか?
嫌な思いをして怒ってくれてありがとうという気持ちを持つ
人を怒るというのは、実に嫌なものです。
上司だって、好きで怒っているわけではありません。
ただ上司としては、失敗したことについては怒り、2度と同じ間違いをしないように指導しなくてはならないのです。
もし怒られなかったら、どうでしょう?
その場はいいかもしれないですが、痛い思いをしないと、身に染みて理解できないことってありませんか?
怒らない人が優しい人ではありません。
怒るということは、怒られることよりもパワーを使います。
嫌な思いをして、労力を使ってまで、自分に対して怒ってくれているなら、むしろありがたいことだと思わなくてはならないでしょう。
怒られたことを糧にできればいい
誰でも失敗することはありますし、怒られることはあります。
しかし、その経験を自分の糧にして、成長できればいいのです。
成長できれば、怒られたことさえも、いい思い出になります。
まとめ:仕事で怒られる理由がわかれば大丈夫!もう怒られない!
仕事で怒られて辛いと思っている人は、怒られる理由がよくわかっていないために、何度も怒られることを繰り返してしまうパターンが多いものです。
ですから、なぜ自分が怒られているのか、その理由さえわかれば対策も取れます。
まずは、自分が怒られる理由を理解して、よくなかったところを一つずつ改善していけば大丈夫!
これまでは辛かったと思いますが、少しずつ怒られないようになっていくはずです。
今まで怒られていたことは自分の糧にして、もっと成長していければいいのです。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。