カフェで仕事をしてみたけど、ガヤガヤして落ち着かなかったという経験はありませんか?
カフェで仕事をするとなると、人の視線も気になりますし、あんまり長居するのも申し訳ないなと思うこともあるでしょう。
そこで今回は、仕事をするのに適したカフェの選び方と、カフェで仕事をするときに注意して欲しい点についてまとめました。
自分も仕事をしやすく、なおかつ、他のお客さんやカフェに迷惑をかけないで仕事をしたいものです。
Contents
仕事をするのに向いているカフェは?
うるさくて集中できないと仕事が進まず、何のためにわざわざカフェで仕事をしているのかわからなくなります。
仕事をサクサク進めるには、それに適した環境がありますので、カフェを選ぶときには次のようなところを選びましょう。
適度な席の間隔があるカフェ
隣の人と距離が近いと、気を使ってしまって仕事に集中できません。
パソコンでの作業が覗かれないかというのも気になりますので、隣の席とは少し距離が欲しいところです。
アメリカの文化人類学者、エドワード・ホール氏が提唱した「パーソナルスペース」の分類によると、相手との距離が120〜350cmあるものを「社会距離」と呼び、知らない相手でも安心できる距離とされています。
手を伸ばしても届かない距離です。
小さなカフェでは難しいかもしれませんが、隣の人との距離が120cm以上あれば、視線などを気にせず仕事ができるのではないでしょうか。
テーブルの感覚が空いているか、テーブルが広めで、隣の人の視線が気にならない席を確保したいものです。
うるさすぎないカフェ
カフェの騒音は、来ている客層によっても違ってきます。
女性や子供が多いカフェは、話し声が気になるでしょう。
また、女子高生など若い層が来るカフェも、話し声が大きくなりがちなので、仕事をするにはあまり適していません。
落ち着いた雰囲気で、話し声がうるさくないカフェを見つけましょう。
客層は曜日や時間帯によっても違ってくるので、うるさいなと思っても行く時間を変えると静かなこともあります。
気に入ったカフェを見つけたのに、うるさいなと思う場合には、曜日や時間を変えて試してみてください。
Wi-Fiが使える
カフェで仕事をする人は、パソコンを使うことが多いと思います。
モバイルWi-Fiルーターなどを持っていれば良いですが、そうでない場合にはWi-Fiが使えるお店だと嬉しいです。
ただし、フリーWi-Fiは通信内容を覗き見されるリスクもあります。
もしカフェのフリーWi-Fiを使う場合には、暗号化されているものを選ぶなどして、セキュリティ対策をすることも忘れないでください。
電源があると安心
ノートパソコンやタブレットを使って仕事をするなら、Wi-Fiと合わせて、電源もあると安心です。
最近では、ノマドワーカーが仕事をする前提で席を作っているカフェも増えていますし、そのようなカフェなら電源が使えるようになっています。
電源があれば、長時間の作業でも安心です。
カフェで仕事をするときに注意すること
仕事をしやすい、雰囲気の良いカフェを見つけたとしても、仕事をすることが他のお客様の迷惑になってはいけません。
カフェで仕事をするときには、以下の点に注意してください。
お店の雰囲気を考えよう
「このカフェ、静かで落ち着く」と思う、雰囲気の良いカフェを見つけたとしましょう。
しかしそのカフェが、「仕事」に馴染むのかどうか、よく考えてください。
例えば、好きな本でも読みながら美味しいコーヒーを楽しむカフェで、カタカタとパソコンのキーを叩く音が響いていたら、お店の雰囲気が台無しです。
多少の雑音があって、パソコンを叩いても迷惑にならないなら良いのですが、そうでない場合は遠慮するのがマナーです。
静かなカフェでは、資料を読むなど、音を立てない仕事にしておきましょう。
長居しても迷惑にならない時間帯で利用すること
ランチの時間や午後のティータイムに何時間も粘るようなことは、とても迷惑な行為です。
明らかに空席があって、仕事をしていても迷惑でないという状態ならば良いのですが、混んでいる時間に仕事で長居するのはやめましょう。
コーヒー1杯で何時間も粘る客にならないこと
空いている時間なら何時間いてもいいかというと、それは条件次第です。
例えば、500円のコーヒー1杯で2〜3時間も粘るというのは、お店にとって迷惑な客でしかありません。
お店が空いていたとしても、もし何時間もそこで仕事をしたいなら、コーヒーのお代わりをするとか、ケーキを追加で注文するとか、お店の売り上げにも貢献できる客になりたいものです。
貴重品の管理はしっかりと
パソコンや財布の入ったバッグを席に置いたまま、トイレに立つのは危険です。
かといって、それらを全て持ってトイレに行くのも大変なので、仕事を始める前にトイレに行っておくことをおすすめします。
それでも、途中でトイレに行きたくなることはあると思います。
そんな時は、貴重品だけ持って、「お手洗いはどこですか?」と店員さんに声をかけておくとよいでしょう。
あのテーブルの人は今トイレに行っている、という認識を持ってもらえるので、パソコン等が盗まれるリスクが低くなります。
本当に仕事にカフェが必要か?他の場所も検討して
実際にカフェで仕事をしてみると、意外と不便だなと感じることもあります。
イヤホンをして音楽を聴いていても、人の声というのは耳に入るもので、思いの外うるさいです。
そんなんときは、カフェ以外の場所も探してみるといいでしょう。
コワーキングスペースはカフェより快適!?
コワーキングスペースとは、他の人と共同で使う仕事場所のこと。
シェアオフィスと似ていますが、シェアオフィスは個室で、オフィスを借りるというイメージです。
それに対してコワーキングスペースは、様々な業種、職種の人が集まって、作業する部屋を共同で使っているような感じです。
図書館の勉強スペースのようなところを想像してもらうと良いでしょう。
カフェですと、隣の人との距離が気になったり、混んでくるといづらくなります。
その点、コワーキングスペースなら、仕事をするためのスペースとして提供されていますので、デスクも広いですし、隣の人との適度な距離があります。
また、Wi-Fiやプリンターなど仕事に必要なものは完備されていますし、フリードリンクやドリンク持ち込みOKなども嬉しいポイントです。
カラオケボックスでも仕事ができる!
最近のカラオケボックスは、「歌を歌う」以外のことに活用されていることが多いのをご存知でしょうか?
仕事のスペースとしても利用できるようになっているのです。
カラオケボックスなら個室になっていますし、防音壁になっていますから、電話をするのももちろんOK。
人に見られたくない資料を広げるのも安心してできます。
平日のフリータイムを利用すると、1時間数百円で部屋を利用できます。
フリードリンク付きですと、飲み物も自由です。
「ビックエコー」では、「オフィスボックス」というサービスを提供しており、4名までは1時間1人600円でオフィスとして利用できます。
カラオケボックスならテーブルもソファも大きいので、カフェよりも快適に仕事ができるのではないでしょうか。
まとめ:仕事をカフェでするなら周囲にも配慮を。カフェ以外の場所も探してみて!
カフェには色々なお客様がいますから、隣でカタカタとパソコンで仕事をしているのを快く思わない人もいます。
また、混んでいる時間帯に仕事で長居するのも、お店の迷惑ですから避けましょう。
空いている時間帯で、隣の席との距離が適度にあり、うるさすぎないカフェですと、仕事がしやすいと思います。
もし、なかなか近くに仕事に適したカフェがないという場合には、コワーキングスペースやカラオケボックスなどもカフェ代わりに利用してみてください。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。