仕事が見つからない期間が長いと、「このまま採用がなかったらどうすればいいのだろう」と不安になってしまうでしょう。
でも、そんな時こそ焦らずに、冷静になることが大切です。
慌ててやみくもに履歴書を送りまくっても、なかなか仕事は見つかりません。
なぜ仕事が見つからないのか、その理由を見極めて、その理由に合わせて対策を考えることが大切なのです。
限られた時間を無駄にしないためにも、焦らずに理由を探ってみましょう。
大丈夫、理由がわかれば仕事を見つける手立てがきっとあるはずです。
Contents
どうして仕事が見つからないんだろう。考えられる4つの理由
頑張って就職活動をしているのに、一向に仕事が決まらないと、どうしていいかわからずに、気持ちだけ焦ってしまいます。
見つからないのには理由があるので、そのような時は、「なぜ仕事が見つからないのか」と理由を探ることが必要です。
こだわりが強すぎる
こんな業界、企業で働きたい!という熱意を持つことはとても大切なことです。
しかし、そのこだわりが強すぎると、本当にあなたに向いている仕事が見つからない可能性があります。
世間的には名前がそれほど知られていなくても、優れた企業はたくさんあるのです。
ここでないと嫌だというこだわりは、いい企業やあなたに合った業界を見つけにくくしてしまうので、非常にもったいないです。
会社に求める希望が多すぎる
お給料が良くて、休みも多くて、働きやすい会社。
誰でも、条件ができるだけ整っている会社がいいものですが、自分が望む条件が全て整っている会社というのは、実際問題、なかなかないものです。
- ここは給料がいいけれど、家から遠い。
- ここは休みを取りやすそうだけれど、給料が安い。
- 給料は悪くないけど、契約社員からスタートは嫌だ。
ついつい、選り好みしてしまいますが、希望が多いほど、仕事は見つかりにくくなるでしょう。
やりたいことがそもそも見つかっていない
転職サイトを見ても、いい仕事が見つからないと思っている人は、何をしたいのかがまだ定まっていない可能性があります。
- ファッション業界の仕事がしたい
- マーケティングの仕事をしてみたい
など、具体的に希望があった方が、興味を持てる会社を見つけやすいものです。
しかし、特に希望もなく、やりたいこともないと、漠然とお給料や休みなど労働条件ばかりで探してしまうため、なかなか自分にとってのいい会社が見つからないのです。
スキルがない、自信がない
企業の採用情報を見ると、「こういう人材を求めています!」ということが書かれています。
しかし、自分に自信がないと、
- 採用面接を受けても落とされてしまうだろう
- 自分ではきっとダメだ
と、ネガティブな感情が出てきてしまうことがあります。
応募してみないとわからないのに、応募する前から尻込みしてしまって、結局どこにも応募できない、仕事が見つからないという悩みになってしまいます。
柔軟な考えが大事!仕事が見つからない時の対処法
仕事が見つからない時には、焦らずに、まずは理由を考えてみて、その理由に当てはまる対策を立てましょう。
希望の幅を広げてみよう
こだわりがあることは悪いことではありませんが、強すぎるのは、あなたの可能性を潰してしまうことにもなりかねません。
第一希望としてはこのような職種だけれど、他にもいいところはないだろうかと少し希望の幅を広げてみませんか?
例えば、業界の希望があるなら、その中で色々な職種を検討してみるとか、職種から選んで様々な業界に幅を広げてみるなど、少しこだわりを捨てて、様々な可能性を探りましょう。
時には、転職サイトの適性テストなどを受けてみるのもいいと思います。
意外な適性がわかれば、もっと幅広い職種、業界から仕事を見つけられるようになります。
譲れない条件を絞る
なるべくいい条件で就職したいと思うのは当然ですが、条件をつけすぎると、仕事が見つかりません。
ですから、自分が求める条件を書き出して、その中でどれが譲れないのかを決めましょう。
例えば、とにかく給料が大事!というならば、少し家から遠くて、通勤時間がかかっても仕方ないとするか、お休みが大事な人は、給与が希望額に届かなくても有給の日数を優先するなどします。
給料もとても大事だけれど、職場の人間関係を重視したい人にとっては、会社の雰囲気というものが何より大事だということもあります。
実際に会社を訪問してみないとわからないこともあるので、最初から欲張りにならないことも大切です。
長く仕事を続けていくために、自分が何を最優先にしたいのかをよく考えてみてください。
好きなことを書き出してみる
なんとなく福利厚生面の良さだでけで入社してしまうと、仕事に情熱を持てず、結局仕事が長続きしない、というパターンになりがちです。
せっかく見つけた仕事を長続きさせるためにも、本当にやりたいことを見つけましょう。
何も、ライフワークというようなものでなくてもいいのです。
今の時点で、自分が興味を持てるもの、情熱を注げるものを見つけます。
心からやりたい!と思っていないと、面接の時の自己アピールにも熱意を込められません。
- 人と接することが好き
- コツコツ、自分一人で仕事をこなすのが好き
- 物を作ることが好き
など、自分が好きなこと、分野をなんでもいいから書き出してみてください。
その中から、あなたに向いている業界や職種が見えてくるでしょう。
理想の生活を考えて紙に書き出してみる
やりたいことがなかなか思いつかない、という時には、これからどのような人生を送りたいのか、自分が理想とする生活はどのようなものなのか、という面から考えてみましょう。
- 仕事はそこそこに、趣味や習い事を楽しみたい
- 年に1回は海外旅行をしたい
- 夜は少し遅くてもいいから、朝ゆっくり出勤したい
平日に習い事をしたい人は、会社や駅の近くにそのような場所があると通いやすいので、通勤場所が大事になります。
朝が苦手な人はフレックス制を導入している会社を探したり、旅行が好きな人は繁忙期と閑散期がはっきりしている仕事がいいかもしれません。
自分が理想とする生活を送るにはどうすればいいか?という観点で、働き方から仕事を選ぶのもありです。
資格を取るなどスキルアップをしてみよう
自分に自信が持てない、これじゃいくら頑張っても仕事なんて見つからないと落ち込んでしまっている時には、自信をつけるためにも資格取得にチャレンジしてみませんか?
自分がやってみたい仕事に関連する資格をまずは探してみましょう。
新卒ならば、スキルがなくて当たり前なので、特に資格がなくても大丈夫ですが、転職となるとそうもいきません。
企業は即戦力を求めているので、すぐに活躍できるように、仕事と関連する資格があるとアピールがしやすいです。
「私はこの資格でこういうことができます」と言えるようになれば、少し自信がつくのではないでしょうか。
自信がつけば、面接の時の話し方にも変化が出てきます。
これまでは、仕事が見つからない、決まらないという思いから、表情までネガティブになってしまっていた可能性がありますが、「私には資格がある」という自信があなたを変えてくれると思います。
資格の勉強をすることは、これだけ勉強したのだから大丈夫!という思いにつながります。
自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。
不安な気持ちを抑えて、前を向こう!
何ヶ月も仕事が決まらずに、不採用が続くと、気持ちも焦りますし、どんどん自信を失ってしまうでしょう。
でも、そんな時こそ下を向かずに、自信を取り戻すために気持ちを整えてほしいと思います。
家族や友達に話を聞いてもらうと、少し気持ちが軽くなることもありますし、仕事探しのいいヒントが得られるかもしれません。
もしかしたら、あなたが自分のいいところがわかっていなくて、見当違いの方向で仕事を探しているとしたら、「こんな仕事はどうなの?」という助言によって、視点を変えられる可能性もあるわけです。
また、バイトでもいいやという気持ちで、とりあえず収入を得る方法を探すというのもいいでしょう。
仕事が見つからなくて、収入がないと本当に落ち込んでしまいます。
正社員を目指すとしても、収入が少しでもあれば気持ちも落ち着きますから、バイトをして収入を得ながら資格の勉強をするというのもいいのではないでしょうか。
まとめ
仕事が見つからないのには、条件をつけすぎていたり、逆に職種を絞りすぎていたり、そもそもやりたいことがわかっていなかったりと、その人なりの理由が必ずあります。
ですから、その理由に合わせて、条件を絞ったり、職種を広げたりすることで、これまで見えていなかったものが見えてくることがあります。
そうすれば、あなたに適した仕事がきっと見つかるでしょう。
自分に自信を持って、焦らずに就職活動を進めていきましょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。