仕事の悩み

仕事のレベルが高くて合わない!転職する前に試すべきこと

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「転職したけど、仕事のレベルが高すぎてついていけない」

「異動したら、今までとまったく業務が違ってわからない」

そう感じて、悩んでいる人もいるでしょう。

レベルが合わないと感じたら、周囲に置いていかれるような焦燥感や、難しくてわからない仕事をやらなければいけないストレスなどで体調を崩してしまう可能性もあります。

そこで今回は、「もうついていけない、転職しようか」と思ったときに試してほしいことをご紹介します。

「レベルが高すぎて自分には合わないかも…」仕事でそう感じる原因とは?

「レベルが高すぎて自分には合わないかも…」仕事でそう感じる原因とは?

仕事のレベルが高くてついていけないと感じる場合には、さまざまな理由があるでしょう。

理由によって取るべき行動も変わりますので、なぜそう感じるのかを考えてみてください。

面接で見栄を張ってしまった

転職の際にできないことを「できます!」と答えてしまったがために、できると思われて仕事を任されているのかもしれません。

早く転職先を見つけたい一心から、ついできないことをできると言ってしまう場合がありますが、できるかどうかを聞くということは、それが業務において大切なことだからです。

できると言ったのにできないというのは会社にとっても痛いもの。

しかし、ついてしまった嘘はどうにもならないので、上司に本当のことを告白して相談するか、自分ができるように努力するかしかありません。

上司に過大評価されている

能力以上の仕事を与えられる場合、上司があなたの能力を見誤っている可能性があります。

何人も部下を抱えていると、誰がどれだけできるのかを把握できていないこともあります。

能力に見合わない仕事を要求されたときに「できない」と伝えればいいのですが、なかなか言い出しにくいものです。

周囲との温度差がある

周囲の人たちのレベルが高すぎたり、積極的にプライベートの時間を割いて仕事をする人たちを見て、仕事への熱量の違いからついていけないと感じることもあるでしょう。

特に、「それなり」に仕事をして給料を貰いたいと思っているのであれば、その温度差は苦しくなってしまうかも。

また、周囲がそのような働き方をしている場合、さらにレベルに差ができてしまう可能性もあります。

自分が考えている以上に期待されている

上司があなたに期待しており、「成長してほしい」という気持ちから能力以上の仕事を任されていることがあります。

そうであれば「頑張ろう」という気持ちも湧きますが、力量を見誤られている場合もあるため、上司に言われなければ判断できません。

会社のやり方に馴染めない

会社の風土ややり方に馴染めないと、やりにくさからレベルが合わないと感じてしまいます。

特に「見て覚える」が当たり前な会社などでは、仕事が覚えられず四苦八苦しなければならないこともあるでしょう。

社員教育の体制が不十分

転職などで入社をしたら、社員教育が必要です。

しかし、社員教育が十分でないという会社も。

教育してもらえないため、何をやればいいのかがわからないため、業務に支障が出てしまってレベルが合わないと感じてしまう人もいるでしょう。

仕事のレベルが高いと感じる場合に試すべきこと

仕事のレベルが高いと感じる場合に試すべきこと

仕事のレベルが合わないと感じると「転職すべき…?」と考えてしまうでしょう。

しかし、転職に踏み切る前に以下のことを試してみてください。

周囲とのコミュニケーションを大切にする

仕事のレベルについていけないということは、周囲にどうすればいいか聞いたり手助けをしてもらわなくてはなりません。

周囲の人ときちんとコミュニケーションをとっていれば、あなたが困っているときにきっと助けてくれることでしょう。

挨拶はもちろんですが、笑顔を忘れずに、ときには雑談をするなど打ち解ける努力をしておきましょう。

わからないことは質問をして理解する

わからないことを言わずに、自分でやり方を考えてしまうのは良くありません。

それが正解であればいいのですが、まったく見当違いなことをしてしまっては周囲にも迷惑がかかります。

わからなければ質問をして、やり方を覚えてから始めるようにしましょう。

例えば、それがミーティング中であっても、疑問点を都度確認したり、メモに書き留めておいてミーティング後に質問するなどして、わからないままにしないようにしてください。

目標を立ててモチベーションを上げる

レベルが高いと感じる職場で仕事を続けていきたいのであれば、自分自身のレベルを上げるしかありません。

そのためには具体的な目標を立て、目標を繰り返し達成することが大切。

まず、最終的にはどうなりたいかという最終目標を立てましょう。

この時、期限を必ず決めてください。

例えば、仕事に役立つ資格を取って、周囲の人に追いつきたい場合は

「来年の10月までに資格を取得」といった最終目標を定めます。

次に、最終目標を達成するための中期目標を決めます。

例えば、「1ヶ月に1冊問題集を終わらせる」などでもいいでしょう。

最後に、中期目標を達成するためにはどうすればいいか短期目標を考えてください。

この場合は問題集を終わらせるために「1日5ページ問題集に取り組む」や「毎日90分必ず勉強する」などでもいいでしょう。

目標設定をする場合は、必ず達成可能な目標設定をしましょう。

繰り返し目標を達成することは、あなたの自信にも繋がります。

上司に相談する

仕事のレベルが高すぎてついていけない!と感じたら、まず上司に相談してみることが大切。

上司があなたに期待をしていて難しい仕事を任せているのか、それともあなたの力量を把握できておらず、間違えてしまっているのかもわかるでしょう。

もしも話をまともに聞いてもらえないのであれば、直属ではないけれどお世話になっている他の上司や先輩などにも相談してみてください。

自分で無理に仕事を進めても、やり方を間違えてしまう可能性があります。

誰かに話を聞いてもらうようにしましょう。

大切なのは会社のレベルに追いつきたいのかどうか

大切なのは会社のレベルに追いつきたいのかどうか

周囲のレベルが高いと感じる場合に試してほしいことをご紹介しましたが、最終的に大切なのはあなたがその会社で元気に働き続けられるかどうかでしょう。

ここでご紹介したような方法を試すにしても、まず周囲の協力は不可欠と言えます。

  • 質問しているのに誰も教えてくれない
  • 上司は何を言っても「やれ」としか言わない

このような状況であれば、いくらコミュニケーションを取ろうとしても、目標を立てても、仕事は進みません。

そうなると、自分で周囲の仕事の進め方を見ながら模索するか、転職するかしかないでしょう。

もしも転職に踏み切れていなくても、一度転職エージェントに相談してみると「転職してもいいんだ」という気持ちになり、逃げ道ができることから気分が少し楽になるかもしれません。

それでも転職したくなったときにおすすめの仕事

それでも転職したくなったときにおすすめの仕事

もしどうしても転職したくなったら、それもありです。

エン・ジャパン株式会社の「エン転職ユーザーアンケート」によると、仕事においてやりがいを感じられることとして、

  • お礼や感謝の言葉をもらう
  • 仕事で社会に貢献する実感を持てる

このように、人の役に立つことでやりがいを感じられるという回答が上位に入っていました。

人の役に立っていると感じられると、やりがいだけでなく満足感も感じやすく、充実した毎日をおくることができます。

未経験でもチャレンジできて、尚且つやりがいを感じやすい仕事をご紹介します。

介護士

介護士

介護の現場では資格が必要なものがたくさんありますが、無資格でも働くことができます。

無資格の場合は「介護助手」として働くことになり、有資格者のサポートをおこないます。

介護の現場では常に人材不足の状態です。

求人が多く、勤務場所を選べるのも魅力と言えるでしょう。

また、事業所により資格取得を支援してくれることもあり、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)などの資格を取得できる可能性も。

介護職を選ぶのであれば資格取得支援制度があるところを選びたいですね。

また、実務経験を積むことでケアワーカー、ケアマネージャーへとキャリアアップにチャレンジができ、より利用者に寄り添った業務にたずさわることができるようになるのも、介護職ならではの特徴です。

生活支援員

生活支援員

生活支援員は、障がいをもつ人への生活のサポートをする仕事です。

さらに、職業訓練の指導や、日々感じている不安の相談にのることもあります。

事業所によっては介護職員初任者研修以上の資格が求められることもありますが、無資格の募集も多数あります。

また、実務経験を積むことでケアマネージャーや事業所管理者へキャリアアップを目指すことも可能です。

看護助手

看護助手

看護助手は未経験、無資格で医療の仕事にたずさわれる人気の仕事です。

最近では、看護師不足であることから、看護助手の仕事は注目されているのです。

仕事内容は、治療行為はできないため看護師のサポート役として患者の介助や診察の手伝いなどを行います。

患者と毎日接するため、介護職などと同様のやりがいを感じられるでしょう。

夜勤専従として働けば、効率よく稼ぐことも可能です。

また、働きながら介護関係の資格取得をして給与アップを目指すこともでき、医療系の資格を目指す人にもオススメの仕事です。

歯科助手

歯科助手

歯科助手の仕事は、受付や診察のサポートなどです。

治療行為はおこないませんが、事務作業のほかに器具の準備や治療中に器具を手渡すなども歯科助手の仕事となるため、歯科医師や歯科助手の治療をスムーズにするための大切な役割を担います。

また、治療前に緊張している患者をリラックスさせたり、受付での対応は歯科助手の仕事となるため、患者との直接のやりとりがあることから、院内の人間と患者、どちらの役にも立てる仕事と言えるでしょう。

また、歯科クリニックは非常に多いため、求人もかなりの数があります。

そのため、未経験、無資格OKの求人も数多くあるのです。

医療にたずさわりたいけれど、看護助手は体力的に難しそうという人にオススメです。

医療事務

医療事務

医療事務は、受付や会計業務、カルテや検査データの準備、レセプト業務などがあります。

レセプトとは診療報酬明細書のことで、レセプト業務には専門知識が求められるため、医療事務についての学習は必須です。

通信講座の広告などで、医療事務の資格などを見たことがある人も多いと思いますが、これは必須の資格ではなく、持っていることで専門知識やスキルを明確にすることができるものと考えておきましょう。

そのため、医療事務の求人では有資格者ではなく経験者を募集している場合が多いため、求人の多い歯科助手の仕事や個人院の受付パートなどから始めて、レセプト業務の経験を積むなどする必要があるでしょう。

秘書

秘書

秘書の仕事に求められるのは、コミュニケーション能力や情報処理能力、ホスピタリティ精神です。

上司の仕事を細やかにサポートするのはもちろん、上司と社外の人をつなぐ中継役や、資料作成などもおこないます。

上司のサポート役としてなくてはならない存在になるのはもちろん、社外に人脈を広げられるというメリットも。

秘書には「秘書技能検定」や「国際秘書検定」などの資格がありますが、求人でこれらの資格が求められていることは少なく、資格が必要とされることはあまりありません。

ただし、ビジネスマナーに関する検定なので、持っていることでビジネスマナーの知識があることをアピールすることはできます。

最近では「オンライン秘書」という仕事も増えています。

オンライン秘書はオンライン上でサポートをおこなうため、在宅ワークも可能です。

個人事業主となって仕事を請け負うか、契約社員として勤務するかのどちらかですので、いきなり開業するのは怖いという人は、契約社員として実務経験を積み、オンライン秘書として開業するのもオススメです。

コンサルタント

コンサルタント

コンサルタントは、企業の経営状態や課題に対して分析をおこない、アドバイスや指導をして課題解決に導く仕事です。

ひとことでコンサルタントと言っても、

  • 経営コンサルタント
  • ITコンサルタント

など、さまざまな種類があります。

資格は必要ないコンサルタントですが、アドバイスや指導をおこなうための業務知識や思考力が必要となります。

ポテンシャル採用をしている企業もあるため、企業の経営に関わり人の役に立ちたいと考えるのであれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニア

ITエンジニア

ITエンジニアは自分が作ったシステムでユーザーやクライアントが求めるものを実現する仕事なので、やりがいも感じられるでしょう。

ITエンジニアにも、

  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • WEBエンジニア

というようにさまざまな種類があります。

ITエンジニアになるためには資格は必要ありませんが、専門知識が必要となるためスクールに通って知識をつけるのがおすすめです。

スクールに通う期間は数ヶ月なので長くはありません。

また、スクールに通うことで、就職サポートを利用して就職や転職をすることができます。

エンジニアとしての経験を数年積むことで、フリーランスのエンジニアとして活動することも可能なので、働き方を自分で変えていけるのも魅力といえるでしょう。

ハウスキーパー

人の役に立つ仕事:ハウスキーパー

ハウスキーパーと聞くと「家事代行サービス」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、ハウスキーパーの仕事は個人宅だけでなく、公共施設やホテルの清掃業務などさまざまなものがあります。

ハウスキーパーはどれも、個人宅や施設を使いやすくきれいにすることで、その場所を使用する人々に気持ちよく過ごしてもらえるという共通点があります。

清掃業務は年配のパートがおこなっているイメージを持つ人もいるかもしれませんが、その分長く勤められる仕事です。

安定して働きたい人にはオススメの仕事と言えるでしょう。

まとめ:会社のレベルが合わないと感じるならまず質問と相談

まとめ:会社のレベルが合わないと感じるならまず質問と相談

会社のレベルが高すぎると感じる原因はどんなところにあるでしょうか。

考えられるのは、

  • 面接で見栄を張った
  • 過大評価されている
  • 周囲と温度差がある
  • 期待されている
  • 会社に馴染めていない
  • 教育が不十分

などがあるでしょう。

もしもレベルが合わないと思ったら、まず上司に相談したり、わからないことを質問してください。

質問などがしやすいように周囲とのコミュニケーションを大切にし、自分なりに目標を立てると成長に繋げやすくなります。

もしも、誰も話しを聞いてくれなかったり、質問しても教えてくれないようなら転職を考えたほうがいいかもしれません。

転職に踏み切れていなくても、一度転職エージェントに相談してみてはいかがですか?

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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