会社に行きたくない、仕事のやる気が出ないと悩んでいる人はたくさんいます。
しかし、なかなかその悩みを解決できないのは、無理してやる気を出そうとするからです。
心が疲れているときに、やる気を出せる人はいません。
ではどうしたらいいのか?その方法についてお話しします。
Contents
誰にでもある。仕事のやる気が出ない理由は様々
仕事のやる気が出ないなんて、社会人としてどうなんだろう?と自分を責めていませんか?
心配しないでください。
やる気が出ないことくらい、誰にでもあることです。
人間関係が悪い
苦手な人、嫌いな人が近くにいると、なんだかネガティブな気分になってくることがあるでしょう。
ちょっと批判めいたことでも言われようものなら、気分が沈んでやる気がなくなってしまいます。
逆に、自分が相手のことを必要以上に悪く見てしまうということもあります。
人の良くないところは目につきやすいものなので、一度嫌だなという思いを持つと、悪いところばかりが目について、自分もあれこれ批判してしまいたくなります。
こんな空気の中で仕事をしていて楽しいはずがありません。
自分だけでなく、周囲の人のやる気まで奪ってしまいます。
頑張っていることをわかってもらえない
仕事は得意なことばかりではないので、苦手な仕事を振られることもあるでしょう。
そんな時でも、自分なりに頑張っているのに、成果が出ないと頑張っていることを認められづらいものです。
また、仕事は営業成績のように、数字で成果がわかるものばかりではありません。
事務職など、頑張っていることが見えづらい仕事だと、感謝されることも少なく、やる気を失ってしまうでしょう。
給料が上がらない、昇進できない
数字として成果が現れない仕事であっても、昇給や昇進といった形で自分を評価してもらえれば、まだ納得がいきます。
しかし、どんなに頑張っても給料が上がらないと、会社から認めてもらえてないようで、やる気がなくなってきます。
長く続く不況の影響や、新型コロナウイルスの影響によって、辛い思いをしている人は多いと思います。
この先、給料は上がるのだろうか?という不安から、頑張る気力もなくなってしまいそうです。
頑張っている意味がわからない
仕事の内容がつまらない、この仕事がなんの役に立っているのかわからないと悩んでしまうことはありませんか?
今の仕事が好きになれないという時にも、このまま続けていいのだろうかと悩むでしょう。
こんなことしてて、なんの意味があるんだろう?
一度そう思ってしまうと、日々の仕事に熱が入らず、だんだんとやる気が失われていきます。
やる気は出そうというより出るように仕向けることが大事
仕事のやる気が出ない時、無理に頑張ろうとしても、なかなかやる気は出てきません。
やる気というのは、出そうとするよりも、出るようにするのが一番です。
そのために、まずは仕事以外のところでできることをやってみましょう。
ネガティブな思いに囚われている心を解放してあげるのです。
気分を切り替える
一度後ろ向きな気分になってしまうと、どんどん沈んでいってしまいますから、前を向いて頑張れるように、気持ちを切り替えましょう。
仕事とは全く関係のないことを楽しむようにすると、一時的ではありますが、ネガティブな思いから心が切り離せます。
自分がやる気を失っていることを忘れましょう。
ゲームが好きな人は、たまには一晩中ゲームに没頭してもいいし、DVDで映画を見まくるというのもおすすめです。
何かに没頭すると、気持ちがすっきりします。
机の整理整頓をする
ネガティブ思考になっているときは、デスクの周りが散らかっていることが多いものです。
いろいろな仕事の資料が混ざってしまっているので、何をしたら良いのかわからなくなることもやる気が無くなる原因の一つです。
ここはデスクをすっきりと片付けて、自分が気持ちいい!と思うような環境づくりをしてみてください。
ついでに、自宅の部屋の大掃除をしてみるのもおすすめです。
思い切って、いらないものをどんどん捨ててしまいましょう。
身の回りがすっきりすると、気持ちも不思議とすっきりします。
美味しいものを食べる
美味しいものは、人を幸せにします。
料理が好きな人は自分で作ってもいいですし、インターネットで調べて、美味しいと話題のお店に行ってみるのもいいでしょう。
きれいに盛り付けされた料理は、食べる前から心が躍ります。
心の元気がなくなっている時には、食べ物で栄養補給です。
スポーツをして汗を流す
家にこもっていると、どんどん気分が沈んでいってしまいますので、思い切り体を動かしましょう。
スポーツクラブに行ってもいいし、近所に公営のプールなどはありませんか?
もしくは、ジョギングや縄跳びなどもおすすめです。
外で運動するのは気が進まないという人は、家で動画を見ながらダンスエクササイズはいかがでしょうか?
自分のペースで楽しく体を動かしているうちに、鬱々とした気分もきっと晴れてきます。
仕事のやる気が湧いてくる!3つの解決策
気持ちの切り替えができて、心がすっきりしてきたら、いよいよ仕事のやる気が湧いてくるような行動に移ります。
仕事のやり方を、これまでとは変えてみるのです。
1.やるべきことは1つに絞るといい
やる気が出ない時には、あれこれと違う仕事に手を出してしまいがちです。
その結果、どれも終わらないという状況に陥り、余計にやる気が出なくなっていきます。
ですから、今日やるべきことはこれだ!と一つに絞り、その仕事に集中してみてください。
どこまでやるのかもあらかじめ決めておくと、その日のゴールがわかりやすくて良いです。
ゴールの決め方ですが、あまり無理のないように、8割くらいの出来でOKとしておくと、ハードルが下がります。
終業時に、決めたところまでできていたらOK。
達成感を得られるようになると、だんだんやる気が戻ってきます。
2.仕事で圧倒的な成果を出そう
「私はこんなに頑張ってる!」という気持ちを可視化するために、仕事の成果を出すことに集中してみてください。
営業職のように、数字で表せる仕事であれば、徹底的に数字を追ってみてください。
事務職のように、数字で測れない仕事は、周囲の仕事がいかにスムーズに進むかということに集中しましょう。
- 頼まれた書類仕事は、ミスのないように何度も推敲する。
- 期限よりも前に仕上げる。
そして、周囲との良い関係を築いていくというのも、事務職には必須のスキルです。
この人がいないと仕事が回らないと思ってもらうことこそが、事務職の成果です。
こんな仕事、意味があるんだろうかと悩んでいる人も、一旦その気持ちを脇においてください。
小さな仕事でも、必ず誰かの役に立っているものです。
私の本領を発揮する時が来た!と思って目の前の仕事に集中し、成果を自信に繋げていきましょう。
3.今の仕事以外に活路を見出すこと
今の仕事にやりがいを感じられない人は、どんな仕事なら自分が楽しいと思えるのかを真剣に考えてみましょう。
やりたいことや目標が見つかると、新たにやる気が湧いてきます。
今すぐでなくてもいいのです。
将来的にはこんな仕事がしたい、こんな会社で働いてみたいということを、たくさん書き出してみて、自分のイメージを固めていきましょう。
やってみたいこととに関する資格の勉強をするのもいいでしょう。
そして、やりたいこと分かったら、転職活動の一環として、情報収集です。
いつか転職活動をする時のために準備を始めます。
こんな会社、いつでも辞められる!という気持ちになれると、心に余裕ができるので、日々の悩みも少しずつ小さくなっていきます。
まとめ:仕事でやる気が出ないときは、気持ちを切り替える方法を考えよう
仕事でやる気が出ないことで、こんな私はダメだと自分を責める人がいますが、それはやめましょう。
安心してください、やる気が出ないことは誰にでもあります。
やる気が出ない時には、無理に出そうとするのではなく、まずは気持ちを切り替える必要があります。
美味しいものを食べたり、楽しいことをしてしていると、ネガティブな気持ちがだんだんと少なくなっていきます。
気持ちを切り替えることができたら、仕事のやり方を見直していくことで、自然とやる気は湧いてくるでしょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。