仕事が苦痛なのに、毎日会社に行かないといけないというのは、とても辛いでしょう。
理由は様々だと思いますが、苦痛に感じたまま仕事を続けているのは良くありません。
もう辞めたい、辛いと思っている人のために、苦痛から逃れるためにできることを提案しますので、試してほしいと思います。
また、どうしても苦痛が取り除けないと思ったら、その場から逃げるのもありです。
苦痛から逃れることは、甘えではありません。
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仕事が苦痛で仕方ないその理由とは
最初は少なからず希望を持って入った会社なのに、どうして仕事が苦痛になってしまったのでしょうか。
まずは、あなたが仕事を苦痛だと思う原因を特定しましょう。
頑張っても給料が上がらない
どんなに頑張っても正当に評価されていないと感じる時、仕事は苦痛になるでしょう。
評価とは人によって違うと思いますが、一番わかりやすいのは給料の額です。
頑張っただけお給料が上がれば、認められているという実感もわきますし、満足もできるというものです。
しかし、いくら頑張っても給料に反映されないことが続くと、「これだけやって、この給料?」と疑問も湧いてきます。
給料が高ければ多少のことは我慢できますが、低いままだとモチベーションも維持できず、頑張る毎日が苦痛になっていきます。
職場の人間関係が悪すぎる
お給料が良くても我慢できなくなるのが、人間関係です。
一つ一つは小さなことでも、積み重なると大きな苦痛になることもあります。
人間関係は、自分一人がどうにかすれば解決できることではない場合が多く、頑張りようがないため、仕事どころか、その会社に行くことすら嫌になってしまうこともあるでしょう。
担当している仕事が好きになれない
誰もが自分の好きな仕事を担当させてもらえるとは限りません。
また、好きな仕事と適性のある仕事も違うので、やりたいと思っていた仕事とはかけ離れた仕事をしている人もいると思います。
なんで私はこんな仕事をしているんだろう。
一旦そのような思いが湧いてしまうと、日々の仕事にやりがいが感じられなくなり、だんだんと苦痛が大きくなっていきます。
労働時間が長すぎる
毎日の残業が長いと、週末にゆっくりするぐらいでは疲れも取れず、体力を回復させることができないまま次の週を迎えることもあると思います。
どんなにやりがいのある仕事でも、体力が続かないと思うほどの激務になると、楽しいどころか苦痛になってしまうでしょう。
ワークライフバランスはとても大切です。
社風が合わない
入社する前にはわからないことの一つが、社風です。
少し見学するだけではわからず、入社してしばらくしてから「なんか、合わない」と感じるものではないでしょうか。
こればかりは、自分一人で変えられるものではなく、努力してもどうにもなりません。
一度、この会社は自分が入るべきではなかったのでは?と思ってしまうと、毎日が苦痛になります。
仕事が苦痛なまま続けることのデメリット
お給料は我慢料だと思って、苦痛でも毎日頑張っている人が多いと思います。
しかし、その我慢を抱えたまま仕事をしていくのは、自分のためにはなりません。
日に日にストレスが溜まっていく
異動を願い出るとか、違う仕事を担当させてもらうなど、何か気持ちを切り替える出来事があればいいのですが、苦痛と感じたまま同じことを続けていると、どんどんストレスが溜まっていきます。
しかも、そのストレスを自分ではどうにもできないという無力感もあるので、ますますやる気がなくなるという困ったことに。
そして、そのネガティブな気持ちは周りにも伝染してしまうという、まさに無限ループに陥ります。
ストレスを解消するために無駄遣いをしがち
仕事が苦痛だと、せめてプライベートでは楽しまないと!という強迫観念にかられ、大して欲しくもないものにお金を使ってしまいがちです。
もともと好きだったことや物に使うならまだいいのですが、浪費すること自体がストレス解消になってしまうと危険です。
仕事も苦痛、そしてお金もなくなるということにならないよう、「これは本当に今必要か?」と冷静になりましょう。
生産的な仕事ができなくなっていく
苦痛な日々が続いていると、エネルギーを失い、考える力もなくなってきます。
嫌だ嫌だと思いながら仕事をしていても、いいアイデアなど浮かんできません。
そのような状態では、いい仕事はできないでしょう。
定時まで時間をやり過ごすことばかり考え、本来の脳の使い方ができなくなっていきます。
いい仕事ができなければ、当然成果も出せず、お給料も上がらないという負のループにはまってしまいます。
仕事が苦痛でなくなるためにはどうすればいい?
苦痛だと思いながら仕事をしているだけでは、苦痛はなくなりません。
どうすればこの苦痛を取り除けるのか、いくつか方法を提案します。
できそうなことから、試してみてください。
自分が何を苦痛に感じているかを特定する
自分が今、何に最も苦痛を感じているのか、それを書き出してみてください。
苦痛だと思っているだけでは何も変わらないので、まずは原因を特定するのです。
原因が特定できれば、自分の努力でなんとかなるのか、それともどうしようもないことなのかが判別できると思います。
評価制度を提案してみる
頑張っているのに給料が上がらないことが苦痛だとしたら、正当な評価が得られるように、今の評価制度を変える提案をしてみてはいかがでしょうか。
一人で提案するのが難しい場合には、上司に相談するか、周囲の人と相談して、賛同者を募りましょう。
これだけの成果が出て、売り上げがこのくらい上がったらという目安があれば、要求もしやすくなると思います。
目に見える成果を出す
仕事は、頑張ったということだけでは評価されません。
会社として利益が出ていなければ、給料は上がらないのです。
誰もが文句をつけようがない成果を出す、ということもとても大事です。
もちろん、仕事の内容によっては目に見える成果を出すのが難しいこともあると思います。
それでも、どのようにして会社に貢献しているのか、ということをアピールするのはとても大切なこと。
どのくらい頑張ったかではなく、どのくらい成果に結びついているのかという点にフォーカスして仕事をしていきましょう。
副業にチャレンジしてみよう
自分一人が頑張っても、会社の利益が上がっていない時には、お給料は上がらないものです。
それならば、会社のお給料は基本給だけでいい、プラスアルファを副業で作ろう!と割り切ってもいいでしょう。
帰宅後や週末にできそうなことはないか、いろいろチャレンジしてみるといいと思います。
副業ならばいつでもやめられるという気楽さもありますし、うまくいけば収入が増えるという楽しみもあります。
- イラストの販売
- ハンドメイドアクセサリーを売る
- スマホで撮った写真を販売する
など、趣味を副業にしている人も増えてきました。
新たな自分の可能性を切り開くことも期待できるので、好きなことでお金に結びつくことはないか?と考えてみてください。
自分から人間関係を改善していけないか努力してみる
どうしても苦手な上司がいて、その人が苦痛の原因だったとしましょう。
人間関係というのは、どちらが正しい、間違っていると言い切れないのが難しいところです。
自分が嫌だと思っていても、相手の言い分にも一理ある場合もあるでしょう。
嫌だという気持ちはいったん脇に置いて、自分から歩み寄ることはできないか?と考えてみてください。
自分がその人の立場だったらどうするか?など、少し見方を変えてみると、関係改善のヒントが見つかるかもしれません。
一人でいいから話ができる人を作る
職場の全員と仲良くできる方が珍しいことです。
合わない人がいてもいい、気の合う人を一人だけ作ろう、と考えてみてください。
みんなとうまくやる必要はない、たった一人だけ話ができる人がいればいいと思えば、少し気持ちが軽くなりませんか?
ちょっとした雑談ができるような人が一人でもいれば、仕事中の苦痛も少し和らぐと思います。
同じ部署でなくてもいいので、会社の飲み会やイベントなどに顔を出してみて、話が合いそうな人を見つけてみましょう。
頑張ってもダメなら転職も考えよう!苦痛から逃げ出すのは甘えじゃない
自分なりに色々努力はしてみたけれど、それでも仕事が苦痛で仕方ないという時には、転職も考えてみてください。
仕事を辞めるというと、逃げるのは良くないという人もいますが、そんなことはありません。
毎日が苦痛で仕方ないのに、その会社で仕事をする意味があるのでしょうか?
しかも、自分なりに努力してみても、苦痛な環境を変えることができないとわかったら、より良い環境を求めて移動することはごく自然なことだと思います。
苦痛な状態で仕事を続けていると、心身ともにやられてしまうかもしれません。
健康を害しても、会社も、甘えだと言った人も、責任を取ってくれるわけではないのです。
それならば、自分が働きやすい環境を求めて、転職先を探す方が良いと思いませんか?
人生は有限です。
時間を無駄にしないためにも早めに見切りをつけて、もっと働きやすい会社を探しましょう。
まとめ
苦痛な日々が続いていると、何が苦痛なんだかわからなくなってしまうこともあるでしょう。
だからこそ、自分がどんなことに苦痛を感じているのかを特定させることが必要です。
原因さえわかれば、何かしら対処法が見えてくるはず。
収入を増やす努力や人間関係を改善する方法など、苦痛から逃れる方法を見つけましょう。
頑張っても苦痛を取り除けなかったら、逃げるのもありです。
自分に適した居場所を見つけましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。