毎日の仕事で嫌なこと、我慢していることがあると、いつまでこんな我慢を続けなければいけないのだろう?と、毎日本当に辛い思いをしながら仕事に行っているのではないでしょうか?
そんな辛い毎日を送っている方へ、少しでも早くそんな日々から逃れるために、こんな時は我慢しなくてもいいのではないかというポイントをご提案します。
我慢の限界を超える前に解決できるように、この記事の内容を参考にしてみてください。
もう我慢できない!と思う理由は?
ある程度仕事を覚えるまでは我慢できたことも、時間が経つにつれて我慢ができなくなってきます。
我慢の限界に達する理由にはどのようなものがあるでしょうか。
残業の多いブラック企業だから
たまに残業があるのは仕方がないとして、いつ終わるともわからない、深夜までの毎日のように続いたら、それは我慢できなくなるでしょう。
せめて残業手当が100%出ればまだいいですが、手当すらまともに支払われないのなら、我慢できないと思って当たり前です。
頑張っても年功序列だから評価してもらえない
最近では、実力で評価される風潮もあるものの、年功序列によって、いくら頑張っても昇進できない、年上の人を抜かせない、という会社はあるものです。
そんな中ではいくら頑張っても認めてもらえないので、達成感を感じられません。
こんなところでいつまで我慢して働くべきか、昇進できないならさっさと他の会社に移るか、悩むところです。
人間関係が悪くてストレスがたまる
理不尽なことばかり言う上司、言うことを聞かない部下。
目標にしたい先輩もいない、と思うような職場にいると、もう我慢の限界。
仕事が忙しくても、やりがいがあれば我慢ができるでしょう。
しかし人間関係の悪さは精神衛生上良くないので、もうこんな会社やめてやる!と思う人が多いです。
確かに、人の悩みの8割は人間関係だといわれますので、我慢できない理由もこれが一番かもしれません。
仕事は我慢すべき?続けるか辞めるかの判断基準はここ!
仕事は楽しいことばかりではないですし、時には辛いこともあります。
その辛いことを我慢してでも、今の仕事は続けていく価値があるか、それとも辞めるべきか。
何を基準にして考えればいいのか迷うところです。
そこで、次のようなことを基準にして判断してみてください。
ブラック企業なら辞める
- 毎日、深夜まで残業
- 休日出勤が当たり前
- 残業代がきちんと支払われない
このようなブラック企業であれば、すぐにでも辞める方法を探りましょう。
ブラック企業は、あなたがもし体調を崩して仕事ができなくなったとしても、なんとも思いません。
働けないならクビと、あっさりと仕事を失い、路頭に迷う可能性も高いです。
早めに転職活動を始めた方が身のためです。
体調を崩しかけているなら辞める
- 夜、眠れない
- 朝、仕事に行こうとしてもなかなか起きられない
- 食欲がない、食べ物の味を感じない
- 突然涙が出る
このような症状が出ていたら、それは心が風邪を引いています。
仕事を我慢して続けてはいけない状態なので、すぐに心療内科の先生に診てもらいましょう。
今の仕事を早く辞められるよう、体調を整えて、転職活動を頑張った方がいいです。
自分なりにできることをやってもダメなら辞める
少しでも早く帰るために、仕事の効率化を提案してみたり、自分なりに工夫をして無駄を省いてみたり、できるだけのことをやってみても、職場の状況が全く変わらなかったということもあるでしょう。
その場合は、スパッと辞めて違う仕事を探した方が身のためです。
自分の仕事のやり方は変えられますが、職場の環境や上司の考え方を自分一人で変えることは難しいからです。
それならば、違う環境で心地よく仕事ができるよう、他の職場を探しましょう。
異動すれば解決するならもう少し続けてみる
もしも今の部署の仕事があっていないとか、もともとやりたかった仕事が他の部署に移ればできる、という場合には、異動することによって解決できる可能性があります。
自分が希望する部署に移動できないか、上司に相談してみましょう。
すぐにはできなくても諦めないで、異動できる可能性が少しでもあるなら、根気よくアピールしてみることです。
その仕事が自分のスキルアップに繋がるなら続ける
今の仕事を我慢して続けたとして、5年後、10年後にどんな未来が待っているのか、それが想像できるなら、今は我慢する価値があるでしょう。
今辛いのは自分のスキルが足りないだけで、この壁を乗り越えたら、成長した自分に出会える。
そう思えるかどうかです。
例えば、チェーンの飲食店の仕事のように、マニュアルがあって誰でもできる仕事を、何年やってもスキルアップは見込めません。
料理の腕が上がるわけでもないし、経営の感覚が身につくわけでもない、10年後に自分の店を持っている姿も想像できないでしょう。
スキルアップのための我慢なのか、労働の辛さの我慢なのか、どちらなのかをしっかり見極めてください。
「上司と合わない」という理由だけではやめない方がいい
パワハラ、セクハラをするような上司に我慢をする必要はありませんが、そんなくだらない人のために辞めるのはもったいないです。
それはしかるべきところに訴え出ましょう。
また、上司と考え方や仕事のやり方が合わない、ウマが合わないという理由だけで辞めるのは、ちょっと待ってください。
上司と合わないのは、自分のスキル不足かもしれないですし、単なるコミュニケーション不足の可能性もあります。
やるべき努力をする前に、合わないからといって辞めてしまうのはおすすめできません。
合わない人はどの会社にいってもいるからです。
違う会社にいってもまた同じことを繰り返しになりますから、ただ単に「合わない」という理由だけで辞めてしまわないようにしてください。
我慢が美徳の時代は終わった。覚悟があるならやめてもいい
日本人は我慢が好きですし、年齢が高い人ほどその傾向にあると思います。
しかし、時代は変わっているのです。
確かに、我慢が大事なこともあります。
乗り越えなければいけない壁もありますが、なんでも我慢すればいいというものではありません。
もっとやりがいのある仕事にチャレンジしようという覚悟があるなら、スパッと辞めてもいいでしょう。
もっと成長できる環境を目指そう
毎日が我慢の連続、という環境で働いていても、きっと成長できません。
我慢しているということは、やりたいことができていないということであり、自分から何かを提案しようという気力も無くなっていると思われますが、そんな状態で仕事をしていても楽しくないはずです。
仕事は楽しいことばかりではありませんが、だからといって嫌だ、嫌だと思いながらやっている仕事は受け身です。
受け身の仕事では、達成感など感じられません。
仕事で成長するためには能動的に仕事に取り組む必要がありますし、自ら目標を立てて一つずつクリアしていくからこそ、やりがいも感じられます。
我慢しているということは、他にやりたいことがあるのではないでしょうか?
それなら、もっとステップアップできる環境を目指して転職を考えた方が、後悔しないでしょう。
昔と比べてチャンスはいくらでも転がっている
少し前までは、転職する人は嫌なことからすぐ逃げ出す人、というイメージがあったかもしれません。
周りからは「3年は我慢をしないと」などと言われることも多かったでしょう。
しかし今は、チャンスが増えています。
自分で起業することもできるし、フリーランスになってスキルを生かすこともできます。
会社にとらわれない働き方ができる時代です。
終身雇用制度が崩れかけている今、会社員という身分にしがみつくのではなく、会社がなくなっても生きていけるように備えることが大切です。
今の自分のスキルで何ができるか、やりたいことのためには何をすればいいか、目の前にチャンスが転がってきたらすぐに掴めるよう、準備をしておけばいつでも転職できます。
まとめ
時には、我慢も必要な時があります。
我慢をした先に、成長した自分が見えるならもう少し頑張ってみてください。
しかし我慢を続けていても未来が見えないと思うのなら、違う環境で、もっと自分を活かせるところで働いた方がいいでしょう。
自分で仕事を作り出すという方法もあります。
今の仕事にしがみつく理由がなければ、いつまでも我慢しているのは時間の無駄です。
チャンスはいくらでも転がっているし、努力をすれば掴めます。
より良い未来にためには我慢せずに次のステージに進むことも必要しょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。