仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになって、もう仕事に行きたくないと、辛い思いをしていませんか?
期待されること、大きな仕事を任されることは本来嬉しいことですが、そのプレッシャーが必要以上に重くのしかかってしまうのは何故なのでしょう。
今回は、プレッシャーとうまくコントロールする方法について、お話しします。
プレッシャーで、夜も眠れないと辛い思いをしている人の気持ちが少しでも軽くなれば嬉しいです。
Contents
仕事でプレッシャーを感じやすい人の特徴
仕事をしていると、様々な場面でプレッシャーを感じることはあります。
しかしそのプレッシャーがストレスに感じるほど重いものになってしまうと、仕事に支障が出ることもあるでしょう。
プレッシャーを辛く感じてしまう人には、このような特徴があります。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てないと、「こんな大きな仕事、自分には無理だ」というように、大きなプレッシャーを感じてしまいます。
仕事を任せてもらったことに対する喜びよりも、うまくできないかもしれないという不安の方が大きいので、気持ちがどんどんネガティブな方向へ向かってしまいます。
成功体験が少ないと、「自分ならきっとできる」という気持ちを持ちにくいので、プレッシャーに押しつぶされてしまいます。
できないと思われたくない気持ちが強い
失敗したら恥ずかしいとか、自分ができない人間だと思われるのが嫌だという気持ちが強い人も、プレッシャーを感じやすいです。
とてもプライドが高いので、プレッシャーを感じていることを表に出すことはありません。
しかし人前では平気なふりをしていても、内心はとてもビクビクしています。
むしろ、「このくらい、簡単です」というような顔をしてしまうのですが、それがかえって自分を追い込んでしまうこともあります。
責任感が強い
任された仕事を完璧にこなさなくてはいけない!と思う気持ちが強い真面目人は、プレッシャーを感じやすいです。
特に、リーダーなどを任されてしまうと、
- 自分がなんとかしなければ。
- 自分がみんなを引っ張っていかなければ。
という気持ちが強くなり、一人で過度なプレッシャーを感じてしまいます。
評価を気にしすぎている
自分の仕事ぶりや成果をどのように評価されているのか?ということを気にしすぎる人も、プレッシャーに弱いです。
- この程度の成果では出世できないのでは。
- この仕事でミスをしたら評価が下がるのではないか。
と不安になって、プレッシャーを感じやすくなるのです。
仕事のプレッシャーがしんどい時の6つの対策法
プレッシャーを感じやすいのは、性格的な問題もありますし、これまでの成功体験が少ないことも原因の一つです。
急にその性格を変えるのは難しいので、少しでもプレッシャーを軽くしていく方法を考えてみましょう。
実践できそうだなと思うものから試してみてください。
1.何がプレッシャーなのか整理してみる
プレッシャーに弱い人は、実際によく考えてみると、何が不安なのかよくわかっていない場合も多いものです。
そんな時は、一つ一つ、「何がプレッシャーなんだろう?」と書き出してみることをおすすめします。
子供がおばけを怖がるのと同じで、人は正体がわからないものを恐れるものなのです。
ですから、プレッシャーの原因を可視化することによって、不安を取り除くことができます。
例えば、「来月の会議で、役員にこの資料の説明をしてほしい」と頼まれたとします。
そんな時は、
- 人前で話すことが苦手
- うまく話せるかどうか不安
- 質問が来たら答えられるかどうか不安
など、いろいろな不安要素があると思います。
しかし、何が不安なのかがわかれば対処法も見えてくるはずです。
まずはプレッシャーの正体を突き止めましょう。
2.原因を一つずつ潰す
原因さえ特定できれば、あとはその原因に応じた対策を考えていけばいいのです。
例えば、プレゼンが苦手だなと思った時、人前で話すことが苦手なのか、質問への対応が苦手なのか、それによっても対応が違ってくるでしょう。
人前で話すことが苦手だったら、得意な人、プレゼンをよくやっている人に、コツを聞きに行ってみます。
質問が不安だったら、まずは自分で考えられる想定問答を作り、上司に見てもらいましょう。
一つずつ対策をすることで、少しでもプレッシャーを和らげることができるはずです。
3.最悪の状況を想定しておく
原因を潰す努力をしても、うまくいかないこともきっとでてきます。
自信を持って臨んだのにうまくいかないと、精神的なダメージが大きくて、さらにプレッシャーに弱くなってしまいます。
そんな時のために、最悪どんな状況になるだろうか?ということも想定しておきましょう。
これ以上は悪くならないだろうということを想定して、予防策を講じておくだけでも、心に余裕ができます。
ここで大切なのが、予防策を考えたら、いつまでも「最悪なこと」を考え続けないことです。
最悪なことばかり考えていると、不安な気持ちが大きくなってしまい、それがプレッシャーになりかねません。
ですから、考えうる最悪な状況に対して対策を練ったら、「あとは大丈夫だろう」とプラスのイメージを持つようにしましょう。
4.悩む暇がないくらい行動する
プレッシャーを感じるということは、あれこれと悩む暇があるということもできます。
本当に忙しい時には、プレッシャーなんて感じる暇もありません。
つまり、暇があるから悩みが出てくるのです。
それならば、プレッシャーを感じる暇がないくらい、忙しく行動してみませんか?
とにかく1日を行動で埋め尽くすことです。
一仕事終わったら、休んでいないで次!とどんどん仕事をこなしていると、仕事も早く終わりますし、評価も上がるかもしれません。
5.イメージトレーニングをする
イメージの力というのは大きいものです。
プレッシャーに弱い人は、ネガティブな考え方をしがちですから、うまくいったところをイメージする癖をつけましょう。
先ほど、「最悪の状況を想定する」というお話をしましたが、それは対策を練るために必要なことであって、頭の中を最悪な状況でいっぱいにしては意味がありません。
- プレゼンがうまくいったイメージ
- 提出した資料がよくできていると褒められるイメージ
など、プラスのイメージを繰り返し思い描いて、自信をつけるようにしてください。
6.これだけやって間違えたら仕方ないという気持ちを持っておく
失敗してはいけないという気持ちが強いと、いくら対策を練っても不安で、プレッシャーから逃れられません。
しかし、いくら努力をしても、想定外のことは起きるものです。
頑張っても失敗する可能性はゼロではありません。
そんな時は、「これだけ頑張ったのだから、ここまでやって失敗したら仕方ない」という気持ちを持っておきましょう。
やるべきことをやったなら、自分を信じてどんと構えることも必要です。
プレッシャーをうまくコントロールしよう
プレッシャーは、誰しも感じるものです。
適度なプレッシャーは向上心にもつながりますし、決して悪いことではありません。
これを乗り越えたら成長できる!と思えるなら、それはプラスのプレッシャーです。
しかし、心配しすぎてミスを重ねてしまったり、それで「自分はダメなんだ」と思うなら、それはマイナスのプレッシャー。
マイナスの要素は溜めすぎないように、上手にコントロールしたいものです。
マイナスをプラスに変えていくには、小さな成功体験を重ねていきましょう。
「大丈夫、できた」という思いがたくさんあると、プレッシャーも楽しくなるかもしれません。
まとめ:仕事のプレッシャーは必ず乗り越えられる!
仕事のプレッシャーを感じているということは、あなたが仕事に真摯に取り組んでいる証拠です。
真面目に頑張っているのですから、このプレッシャーを乗り越えたら自分は成長できるんだと自分に信じ込ませてください。
うまく乗り切った時のイメージトレーニングをしつつ、プレッシャーを感じる暇がないほどがむしゃらに頑張ってみましょう。
そうしたら、いつの間にか、「あ、できてる」と思えることが増えてくるはずです。
必ず乗り越えられると信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。