- 仕事に行くのが辛い
- 何のために仕事をしているのかわからなくなる
そう感じている人は、仕事でやりがいを見つけられていないのではないでしょうか。
やりがいを感じられれば仕事は楽しくなり、自分自身の成長につなげることもできます。
やりがいを見つけるための方法は、自分自身の行動や考え方を意識すれば見つけることができ、特別なことをする必要はありません。
仕事が楽しくなるように、今日から少し自分を変えてみませんか?
Contents
やりがいがないと仕事にどんな影響がある?
淡々と仕事をこなすだけでなく、やりがいを感じられると日々に張り合いがでて、仕事をするのが楽しくなります。
では、やりがいを感じられないとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
やりがいを感じられないのはどんなとき?
人が仕事に「やりがいがない」と感じるときは以下のような状況が挙げられます。
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仕事を頑張っても認めてもらえない
仕事に対して真剣に取り組み努力もしているのに、いつまでも昇給や昇進がないと「成果を認めてもらえない」と感じてしまうこともあるでしょう。
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誰かの役に立っていると感じられない
「自分は役に立っている」という気持ちは、どんなときでもモチベーションを上げてくれます。
上司や同僚から「ありがとう」と言われたり、顧客から「あなただから任せられる」と言われたりすれば、仕事も楽しくなるでしょう。
しかし、反対に「役に立っている」と思えなければ、モチベーションが大きく下がってしまうことも。
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仕事で失敗ばかりしてしまう
仕事で失敗を繰り返し「この仕事は自分に向いていないのかな」と考えたことがある人もいるでしょう。
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目標が特にない
目標がなくただ仕事をこなすだけでは、面白みがなく仕事が嫌になってしまう可能性も。
勉強も入りたい学校や取りたい資格などがあれば頑張れますが、とくに何もないのに毎日勉強しろと言われてもやる気は起きませんよね。
目標を持っていないとゴールがないため、どこまで頑張ればいいのかもわからなくなってしまうのです。
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代わり映えのない仕事に飽きてしまった
毎日毎日同じ仕事を繰り返すだけでは、仕事に飽きてしまいつらくなる可能性が あります。
やりがいのない仕事をしているとどうなる?
では、やりがいを感じられないまま仕事を続けていると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
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仕事に行くのが辛くなる
仕事にやりがいを見いだせないと、ふとした時に「延々と好きでもない仕事を続けなくちゃならないのか」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、食べていくには働かないといけないので、気持ちを抑えて仕事を続けていると、うつのような状態になるかもしれません。
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キャリアがストップしてしまう
やりがいを見いだせないまま毎日同じような仕事を繰り返し、漠然と働いていても成長にはつながらないことが多いでしょう。
また、やりがいがなければ新たなことに挑戦する気も起きず、仕事に対する意欲も湧かない状態となってしまいます。
そうなると、意欲のある周りの人たちの方が先に昇進するなどの差を見せつけられ、さらにやる気を失ってしまうこともあるでしょう。
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部下などに悪影響を及ぼす
あなたに部下がいたとして、自分自身がやりがいを見いだせない仕事なのに、部下にやりがいを見つけさせるのは難しいですよね。
それだけでなく、あなたのやる気のなさに引きずられて、部下もやる気を失ってしまうでしょう。
そうすると、部下の成長を妨げてしまうことにもなりかねません。
また、いつもつまらなそうな顔や辛そうな雰囲気を出しながら仕事をしていては、周りの空気も悪くしてしまうでしょう。
やりがいとはどんなもの?
やりがいを感じられないときでご紹介した事は、これらが改善されればやりがいとなるということです。
では具体的にどのようにやりがいを見つければいいのでしょうか。
やりがいの見つけ方を次からご説明していきます。
人間関係の改善
エン・ジャパン株式会社がおこなった「仕事のやりがいと楽しみ方」の調査によると、仕事を楽しむ上での工夫として
- いろいろな人と関わりを持つ
- 人間関係を良くする
と回答した人が多くいました。
具体的な意見として、
- いろいろな人と関わりを持つことで、考え方や受け答えのレパートリーが広がって、仕事が楽しくなる
- 仕事で行き詰まった時に人脈が突破口になることが多い
- 女性がメインの職場なので、仕事中の会話を大切にしている
- 後輩に積極的に声をかけてコミュニケーションをとっている
などがありました。
では、人間関係を築くのが苦手な人は、どのようなポイントを意識すればいいのでしょうか。
適度な距離感
いい人間関係を築くのであれば、適度な距離感が大切です。
距離がありすぎるとそもそも関係を良くしたいと思っていることをわかってもらえず、反対に距離を詰めすぎても失礼な人だと感じられてしまうかもしれません。
そのような距離感を考えすぎてしまい、結果としていい人間関係が築けないという方もいます。
適度な距離感で人と接するには次のようなことを試してみましょう。
挨拶は徹底し、時には雑談を
まず、基本として挨拶は笑顔でしっかりとしましょう。
挨拶をされても目を合わせない、はっきり挨拶を返さないのであれば、相手は「自分のことがあまり好きではないのかな」と感じてしまいます。
何かをしてもらったら、「ありがとう」と感謝を伝えるのも忘れてはいけません。
しっかりお礼を言ってくれる人には、相手もまた何かしてあげたいと感じます。
また、休憩中や仕事の妨げにならない程度の雑談は、人間関係を築くために非常に大切です。
「こんなことを言っても楽しくないかな」と雑談を避けず、何か話してみましょう。
なんてことない雑談から相手との共通点が見つかったり、話しかけることで相手からもあなたに話しかけやすくなります。
普段から人に話しかけるのが苦手な人も、雑談をすることで何気ない会話に馴れることができるでしょう。
話しは最後まで聞く
相手が話している最中に会話をさえぎらないようにしましょう。
話しの途中で「こういうことを言いたいのかな?」と想像し、話しをさえぎる人は意外と多いものです。
話しをさえぎられると相手はあなたを「しっかり話しを聞いてくれない人」と思い、話しかけるのをやめてしまうかもしれません。
適度にあいづちを打ちながら、相手の話しを最後まで聞きましょう。
ちゃんと聞いてくれると感じれば、相手もあなたにいろいろな話しをしたくなるでしょう。
相手に合わせることも大切
「自分はこう思うから」とかたくなに相手を否定してしまうのは良くありません。
話した内容や自分の考えを頭から否定されたら、「この人とは合わない」と思ってしまいますよね。
相手の気持ちを考えて返答することもときには大切です。
また、話しの内容に興味がなくても、相手が話しているのであれば耳を傾けましょう。
興味がないという空気を出していると、非常に話しかけづらくなってしまいます。
人間関係を良くしたいのであれば、相手の話しを聞いているという姿勢を見せてみましょう。
目標を設定する
例えばマラソンをしていたとして、ゴールがわかっていれば「そこまで頑張って走ってみよう」と思えるでしょう。
しかしゴールがあまりにも遠すぎたり、どこにゴールがあるのかわからなければ「いつまで走り続けなきゃいけないの?」と感じ、疲れて歩いてしまうのではないでしょうか。
目標は仕事をする上で大切なゴールとなります。
ゴールがわかっていればそこに向かって走ることができ、仕事へのモチベーションを上げることができるのです。
また、少し頑張れば達成できる目標を細かく設定し、それを繰り返し達成することで自分の自信にも繋がります。
仕事で自信が持てると、やりがいを感じられるようになるでしょう。
目標を設定するときは、
- 長期的な目標…1年など長いスパンの目標
- 中期的な目標…数ヶ月で達成できそうな目標
- 短期的な目標…数日から1ヶ月で達成可能な目標
これらを分けて考えます。
長期目標だけではすぐに達成することができず、目標を達成するために何をすべきかを見失ってしまう可能性があります。
短期目標を積み重ねて中期目標を達成し、最終的に長期目標が達成できるように進めましょう。
目標を立てるときに気を付けたいのが難易度です。
容易に達成できてしまう目標は自信になりませんし、高すぎる目標は達成できなかった時に心が折れてしまうことも。
必ず頑張れば達成可能な範囲で目標を設定してください。
ポジティブ思考をクセづける
ポジティブな人は悩みが少なそうでうらやましいと感じたことはありませんか?
ポジティブな人は生まれつきそのような性格であるように思えますが、努力してポジティブな思考ができるようになる人もいます。
物事をポジティブに考える癖をつけると、悩むことが少なくなり、さまざまなものの見え方も変わるでしょう。
ポジティブ思考になるために以下のことをクセづけるところから始めてみてください。
どんなことも前向きにとらえる
例えば仕事で失敗をしてしまったときに上司から叱責されたとします。
そんなとき、怒られたことに落ち込むのではなく、
- どうしてこのような失敗をしたのか
- どうすれば次から同じ失敗を繰り返さないか
など、先につながる考え方をしましょう。
失敗した事実は事実として受け止めますが、その経験を次に生かしてください。
また、失敗しても臆病になってしまうのではなく、「これ以上の失敗はない」ととらえて「次は成功させる」と前向きに考えましょう。
笑顔を心がける
人は意識して表情を変えることで、気分も変えることができます。
不機嫌な表情は気持ちに余裕がなくなりますし、笑顔でいれば幸福感がアップします。
人と話すときには笑顔を意識して、そうでないときも口角をいつもより少し上げるように意識してみましょう。
笑顔は気分を明るくし、ポジティブに考えやすくなります。
笑顔と同時に意識したいのが、言葉です。
「無理」「つまらない」といったようなネガティブな言葉ではなく、「楽しい」「頑張ろう」といったようなポジティブな言葉を意識して使い、人から何かをしてもらったら笑顔でお礼をいいましょう。
笑顔とポジティブな言葉は、あなた自身が明るくなり、周りにもいい影響をあたえるでしょう。
挑戦することを恐れない
なにかをやる前から、失敗したときのことを考えてしまっては何も行動できません。
どんなことでも、まず挑戦してみましょう。
それは仕事だけではなく、プライベートでも同じです。
新しい趣味を始めてみたり資格の勉強をしてみるなど、挑戦を続けているとなにかを始めるときの恐怖心や不安を感じなくなります。
まとめ:やりがいを感じられれば仕事は楽しくなる
何年、何十年と続けていく仕事にやりがいがないのは、日々がつまらなくなり仕事に行くのも嫌になってしまうでしょう。
反対にやりがいがあれば、仕事で挑戦することが楽しくなり、さらに自分を成長させようと努力できるようになります。
やりがいを見つける方法をいくつかご紹介しましたが、どれも今日からすぐに始められるものばかりです。
特別なことをする必要はなく、自分の行動のしかたや考え方を変えることで、おのずとやりがいを見いだせるでしょう。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。