どうしてこんなに仕事が遅いんだろう?と悩んでいる人は多いものです。
サボっているわけではなく、一生懸命頑張っているからこそ、悩んでしまうのです。
仕事が遅い人は、仕事が早い人と何が違うのでしょうか?
仕事が遅いのには必ず何らかの理由がありますので、その理由さえわかれば大丈夫!
原因を取り除いていけば、仕事を早くこなすことができるようになります。
Contents
頑張っているのにどうして仕事が遅いのか?
仕事が遅い人には、このような特徴が見られます。
頑張っているのに残業ばかり…という方は、思い当たることがないか、考えてみてください。
作業の目的を考えずに闇雲に手をつけるから
新しい仕事の指示をされた時、
- この仕事の最終目的は何か?
- この作業の意味は何か?
- 仕事を進める手順をどうすればいいか?
など、仕事の意味もわからないまま、勢いで仕事をしていないでしょうか?
何も考えずにとりあえず手をつけてしまうと、やり直しが発生し、効率的に仕事を進めることができなくなってしまいます。
段取りを考えていない
仕事には締め切りや納期があります。
その日までに何をしなければいけないか、どの作業にどのくらいの時間を割けば良いかを考えながらスケジュールを立てますが、そのスケジューリングができていないのです。
時間の感覚がないといってもいいでしょう。
作業の種類によっては人に頼まなくてはいけないものもあり、時間のかかる作業ほど早く手をつけなくてはなりません。
しかし、その段取りができていないので、締め切りに間に合わなくなってしまうのです。
優先順位をつけられない
仕事は、納期の早いものや緊急性のあるものから手をつけなくてはなりません。
しかし、仕事が遅い人はその順位をつけることができず、あれもこれもと手を広げてしまうため、結果的に納期に間に合わなくなってしまいます。
仕事を頼んだ方からすると、「この仕事を先にやってよ!」と思うことも。
急ぎなのか、後回しでも大丈夫なのかの判断がつけられないことが、仕事が遅い原因です。
仕事が丁寧すぎる
100%の完璧な仕事をしよう!と意気込むのは悪いことではありません。
しかし、それは結果として100%になれば良いのであり、最初から100%の物を作ることは難しいのです。
途中経過を全く報告しないで、完璧な仕事をしようという点を重視してしまうと、どうしても時間がかかってしまいます。
些細なことが気になって先に進めない
仕事は、絶対に外してはいけないポイントと、とりあえず後回しにしてもいいポイントがあります。
全て重要なことではなく、どうでもいい、気にしないでスルーしてもいいところがあるのです。
しかし仕事が遅い人は、今気にするのはそこじゃない、というところにこだわってしまうのです。
とりあえず今はこのまま進め、あとで調べればいいこともあるのですが、小さいことにこだわってしまい、先に進めないのです。
残業すればいいと思っているから
仕事が早い人は、なんでも前倒しにして考えますし、規定の就業時間内で仕事をすることを前提としています。
しかし、仕事が遅い人は、「残業すればいいや」と思っていることが多いです。
効率的に仕事をして何としても定時までに終わらせようという気持ちがないので、だらだらと仕事をしてしまう。
その結果、仕事が遅くなるのです。
仕事を一人で抱えすぎ
今抱えている仕事で手一杯なのに、仕事を頼まれると、断れずについ引き受けてしまうということはありませんか?
それでは、当然キャパオーバーになり、残業しても仕事が終わらないという状態になってしまうのです。
どうすれば仕事が早くなるか、今日から改善できる!5つの対処法
思い当たる原因があれば、それを1つずつ改善していきましょう。
原因さえわかれば、今日からでも仕事のやり方を変えていけるはずです。
1.なんのための仕事か?ゴールを見極める
仕事に手をつけるときには、その仕事の目的をはっきりさせましょう。
例えば、頼まれた資料を1週間で作成しなくてはならないとします。
その資料は、
- 会議で使うプレゼン資料
- お客様に提案する資料
など、用途によって作り方は違ってくるはずなのです。
社内の人が相手なら予備知識もありますから、詳細は省略できるかもしれません。
しかし、社外の人への説明なら、全く初めて話を聞く人でもわかるように作る必要があります。
誰のために何をするのか、目的をはっきりさせてから仕事に取り掛かりましょう。
2.ざっくり仕上げたところでいったん上げる
最初から完璧な仕事はできません。
完璧に仕上げようと思うことで、無駄な時間をかけてしまいますので、全体がざっくりとできたところ、7割程度の完成度で構わないので、いったん上司にあげてみましょう。
方向性が間違っていなければ、そのまま続ければいいですし、修正があれば早い段階で教えてもらうことができます。
3.わからないことは聞いた方が早い!
わからないことを、自分で調べることは大切です。
インターネットなどで調べることができるようなことまで、何でもかんでも人に聞くのは時間泥棒になってしまいますが、一度調べてもわからなかったことは、遠慮せずに人に聞きましょう。
中には、経験がないとわからないこともあります。
いくら調べてもわからないことはあるので、それなら先輩や上司に聞いた方が早いです。
4.定時に帰るためのスケジューリングをする
残業前提で仕事をしないよう、定時に帰るためにはどうするかを考えて、スケジュールを立てます。
定時が18時だとしたら、17時までに今日の仕事を終わらせるにはどうするかを考えるのです。
スケジュールを立てることで、今やっている仕事に必要な時間がはっきり見えるはず。
「このままじゃ、納期に間に合わないかもしれない!」ということも、スケジューリングをしっかりしているからこそ、わかるのです。
早めにわかれば対策のたてようもありますから、スケジュールはとても大事。
日々、「今日はこの流れで仕事をしよう」ということを考えてから仕事を始めるくせをつけましょう。
5.できないことは勇気を出して断る
人に仕事を頼まれた時、どうしてもと言われても、物理的に無理なことはあるのです。
そんな時は、申し訳ないけれど、断った方がお互いのため。
今やっている仕事が終わっていないのに、新たな仕事でいっぱいいっぱいになってしまったら、多くの人に迷惑をかけることになります。
もし、断ることが心苦しいという場合は、「今、この仕事で手が離せないので、終わってからでもいいですか?」と聞いてみましょう。
仕事が早い人を観察して自分との違いを知ろう!
自分の仕事のやり方を見直すのは、とても大切なことです。
しかし、自分だけを見ていると、わからないこともたくさんあります。
そこで、会社の中を見渡してみて、「あの人は仕事が早いな」と思う人を見つけて、観察してみましょう。
- どうやってスケジュールを立てているのか
- 困った時にはどうしているか
- わからないことがあったら誰に聞くか
- 忙しい時に仕事を頼まれたらどうするか
など、やり方がよくわからないなと思うことを、直に聞いてみるのもいいでしょう。
きっと、仕事を早くこなすための参考になることがあるはずです。
まとめ:自覚できているなら一歩踏み出せているから大丈夫!
自分が仕事が遅い悩んでいるということは、自分の仕事が遅いと自覚できている証拠ですから、大丈夫!
仕事が遅い原因さえわかれば、対処法も見つかります。
思い当たることを、一つずつ潰していきましょう。
仕事が早い人のやり方を真似してみたり、時には直接質問したりして、見習える点をどんどん取り入れていくのもいいと思います。
自分の改善点さえわかったら、必ず仕事は早くこなせるようになります。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。