仕事に飽きた。
長く働いていると、そんな風に感じることはありませんか?
一度「飽きた」と思ってしまうと、なんだか毎日がつまらなくなってしまい、仕事にも集中できないでしょう。
ブラック企業というほど辛い仕事ではないけれど、かといってものすごくやりがいがあるわけでもなく、同じことの繰り返しな毎日飽きて、なんとなく仕事を辞めたくなってしまう人もいるかもしれません。
そんな時はどうすれば、仕事へのモチベーションを取り戻せるのでしょうか。
今回は、なぜ仕事に飽きてしまうのか、飽きてしまったらどうすれば良いのか、具体的に対応策をご紹介します。
毎日つまらないなと思いながら会社に行っている人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
仕事に飽きたと感じてしまう理由は?
入社したばかりの頃は毎日がキラキラ輝いていたはずなのに、どうしてこんなにつまらない毎日になってしまったのか。
仕事に飽きたのには、このような理由があります。
仕事に慣れてしまった
会社に入ったばかりの頃は、何をするにも新鮮だったと思います。
仕事を覚えるのも必死でしたし、周りのとの関係を作っていくのにも神経を使ったことでしょう。
しかしそれも、2年、3年と時間が経つうちに、毎日が同じことの繰り返しになって飽きてしまいます。
だんだん、家と会社の往復をするだけという生活になり、刺激を感じなくなっていくのです。
単調な仕事だから
特に技術や経験を必要としない、誰でもできるような仕事だと、単調ですぐに飽きてしまいます。
それは、考えなくてもできる仕事だからです。
例えば工場の仕事で、マニュアルが完備されており、機械の一部のようにやり方の決まっている仕事ですと、頭を働かせなくとも手が動いていればできるので、飽きてしまうのです。
正当な評価がされない
頑張っても頑張っても昇進できなかったり、昇給がないという状況だと、やりがいも感じられなくなって仕事に飽きてきます。
人間は小さなことでも達成感を感じることが大事で、それが仕事のやりがい、生き甲斐というものにつながっていくのです。
仕事が全く評価されないという状況が続くと、「こんなことをやっても無駄じゃないか?」と自分のやっていることがつまらなく感じてしまうのです。
努力が報われない毎日は、単調な日々の繰り返しとなり、仕事に行く意味も感じられなくなってしまいます。
他の仕事が魅力的に見える
自分の仕事に飽きたわけではないのですが、友人や知人の「仕事が楽しい」「充実している」という話を聞くと、羨ましくなってしまうことはありませんか?
今の仕事よりももっと魅力的な仕事、もっとやりがいのある仕事があるのではないか、と一度思い始めると、もうキリがありません。
比較対象ができてしまうと、今まで気にもしていなかった仕事の不満や欠点が目立ってしまいます。
他の仕事、他の会社の方が魅力的に見えてしまうため、今の仕事が色褪せて見えるようになるのです。
仕事に飽きた時のタイプ別対策法
なぜ仕事に飽きてしまったのか、その理由によって対処法が違ってきます。
タイプ別の対策をご紹介しますので、自分に合ったものを探してください。
モチベーションが下がっているときはやりがいを探す
頑張っても成果が認められない時には、どうしてもモチベーションが下がってしまうと思うのですが、少し見方を変えてみましょう。
認めてもらうのは、何も上司だけとは限りません。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえるように頑張るというのも、モチベーションが上がりませんか?
同じ部署のみんなが仕事をしやすいように、縁の下の力持ちとして頑張るというのもいいでしょう。
頑張りどころは探せばいくらでもあると思うのです。
人から感謝されるというのはとてもやりがいを感じられることですし、昇進とはまた違った喜びを感じられるのではないでしょうか。
余力がある人は新たなチャレンジ
もっとやりがいのある仕事がしたい!
そう思っている人は、上司に違う仕事をやらせてもらえないかと話をしてみるのもいいでしょう。
今の仕事もやりがいがあるのですが、スキルアップのためにもう少し違う仕事にチャレンジしてみたいとお願いしてみるのです。
もしくは、自分なりに違う分野に密かにチャレンジしてみるというのもいいと思います。
違う部署に異動願いを出せるように、例えば経理の仕事しかしたことのない人でも、プレゼン資料の作り方を勉強してみるとか、自分でイラストやロゴを作ってみるなど、やったことのない分野の仕事に取り組んでみるということです。
わざわざ外注しないとできないような仕事を、あなたができるとなったら重宝されるのではないでしょうか。
毎日の仕事に変化が欲しい人は仕事をゲーム化
日々の仕事が単調でつまらないと思ったら、仕事をゲーム化してみるのもおすすめです。
ゲームというのは、ステージが決まっていたり、クリアするためのタイムがあったりしますが、それと同じように楽しむ要素を入れてみるのです。
例えば、
- この資料を1時間以内に作ってみよう
- 仕事に難易度をつけてレベルごとにこなしてみよう
など、ゲームのような感じで仕事を進めてみます。
そして、目標通りに仕事を終わらせることができたら、自分にご褒美をあげるのです。
ゲームも、ステージをクリアしたら、お金がアイテムがもらえますが、それと同じことです。
このようにしてゲーム化すると、つまらない仕事も楽しく感じるのではないでしょうか。
違う仕事に魅力を感じる人は副業にチャレンジ
人の話を聞いて、違う仕事の方がやりがいがありそうだなと感じてしまっている人は、すぐに転職などを考えず、まずは副業を始めてみませんか?
副業なら、やってみてつまらなければ辞めてもいいのですし、収入が増えたら儲けもの。
そのくらいの軽い気持ちで始められるのが、副業のメリットです。
もしチャレンジしてみて、新たな才能が開花したら、それはそれで嬉しい発見。
そちらが本業になってしまうかもしれません。
疲れたら思い切って休みを取ってみる
疲れが溜まっていると、楽しいことも楽しめなくなってしまいます。
そんな時には、休みを取って好きなことをトコトン楽しんでみましょう。
仕事に対する熱意を取り戻すには、頭を空っぽにしてリフレッシュする必要があります。
できれば2〜3日休みたいですが、難しい時には1日でもいいでしょう。
これは、土日ではダメなのです。
あえて「仕事を休む」という行為によって、プライベートと仕事を切り離します。
そして、自由であることを満喫することで心の余裕が生まれます。
余裕ができれば、「今の仕事も悪くないな」と思えるようになるのではないでしょうか。
仕事に飽きたら人生を見つめ直すいい機会
仕事に飽きているというのは、決して悪いことではないと思います。
仕事が単調でつまらないと感じるということは、それだけあなたが成長しているという証ではないでしょうか。
入社したての頃は周りについていくのに必死で、つまらないなんて感じる余裕もなかったはずです。
それだけ成長し、もっと高度な仕事ができる能力が身についていると考えれば良いと思います。
能力がアップしているなら、このままこの会社で仕事を続けていくか、違うフィールドにチャレンジしてみるか、今後の人生を考えるいい機会なのかもしれません。
今すぐ転職をする必要はありませんが、違うことにチャレンジする準備を始めてみるだけでも、いい刺激になって、毎日がまた楽しくなってくるでしょう。
まとめ
仕事に飽きたと思う理由は人それぞれですから、その理由にあった対策が必要です。
ゲーム化してみたり、副業にチャレンジしてみたり、仕事へのモチベーションを取り戻せるように頑張ってみてください。
いずれにしても、仕事に飽きたということは自分が成長している証。
悪いことではありません。
これを機に、仕事のやり方、生き方を見直してみてください。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。