仕事のモチベーションが上がらない、どうすればモチベーションを上げることができるのかとお悩みではありませんか?
モチベーションが上がらないと感じているときは、無理に上げようとしてもなかなか上がらないものです。
なぜモチベーションが上がらないのか、その理由から考えてみましょう。
その上で、もっと根本的なところから考え直してみるのです。
自分がその仕事で何をしたかったのか、目標を思い出すことでモチベーションを高く保つことができるようになります。
Contents
そもそも仕事のモチベーションとは何か
仕事のモチベーションとは何か。まずそこから考えてみましょう。
仕事においてモチベーションとは非常に重要なものですが、それが一体なんなのか、よくわかっていないことも多いのではないでしょうか。
辞書によると、モチベーションとは以下のような意味を持っています。
- 動機を与えること
- 動機づけ
- また、意欲をかきたて、関心を引き出すこと
※「現代国語例解辞典(第四版)」小学館
つまりモチベーションとは「動機」に関すること。
本来はやる気を出すための動機づけという意味があるのです。
しかし私たちが「モチベーションが上がらない」というとき、「やる気が出ない」という意味で使っていることが多いですね。
では「がんばろう!」と発破をかければやる気が出るのかというとそうではないでしょう。
やる気を出すためにはやはり動機が必要です。
モチベーションを「上げよう」とするから上がらない
やる気というのは無理やり出そうと思って出るものではありません。
やる気が出ないのには必ず理由がありますから、そこを考えないで無理をしようとしても限界があります。
モチベーションが上がらない理由を考えずに無理にあげようとするから上がらないのです。
モチベーションは上げるものではなく、見つけるのものです。
やる気を出す前に動機が大事
この仕事を頑張ろう!と思えるようにするためには、やはり動機が必要です。
仕事のモチベーションが上がらないと思ったら、その仕事の目標や成し遂げる意味、自分の成長などもっと根本的なところから考えていく必要があるでしょう。
自分をこの仕事に駆り立てるものは何か、行動の元になるものは何かということをもっと考えてみることが大切です。
なぜモチベーションが下がるのか、理由は4つある!
仕事に必要な動機を探るためには、なぜやる気が出なくなってしまうのか、その理由について自分なりに掘り下げてみる必要があります。
頑張っているのに認められない
仕事は明確に結果が数字に表れるものばかりではありません。
縁の下の力持ちが必要ですし、目に見えない裏方の仕事もたくさんあります。
会社という組織は、たくさんの人が協力しているからこそ結果を出せるはず。
しかし、目に見えて結果がわかる仕事の方が評価されがちな点があります。
努力をしていることに対して「いつも頑張ってるね」と認めてくれる人がいればいいのですが、それがないとなんだか虚しくなってしまうこともあるでしょう。
こんなに一生懸命仕事をしているのにちっとも認められないという気持ちがあると、やる気も出てきません。
仕事で達成感を感じられない
入社したての頃は「頑張って認められるようにしよう!」と意気込んでいたのではないでしょうか。
やる気に満ち溢れていて、何をするのも新鮮な気分で取り組めたのではないかと思います。
新しく取り組むことばかりですから、一つの仕事が終わった時には大きな達成感があったでしょう。
しかし仕事に慣れてくるとその新鮮さも徐々に失われていき、結果が出て当たり前という状態になってしまうことが多いものです。
それがやる気を失わせるのです。
本当にやりたい仕事ができていない
本当はこんなことをやりたかったのではない。
そのような気持ちがあると、モチベーションが上がらないでしょう。
好きな仕事だけをしているわけにはいかないことくらいわかっていても、自分に適した仕事ではないという思いがあるとやる気が出ません。
職場の人間関係が悪い
人の悩みの8割は人間関係だといわれるくらい、仕事のストレスは人間関係に起因するものが多いです。
せっかく頑張ろうという気持ちがあっても、合わない上司や足を引っ張る後輩がいるとなかなか成果が出せず、モチベーションが上がりません。
モチベーションを保ち続けてやる気を出すために必要なこと
モチベーションが下がっていた理由さえわかれば、自分の考え方や行動をどう変えていけばいいのかがわかるようになります。
動機を掘り起こし、やる気を出すためにはこのようなことに取り組んでみてください。
自分の人生の目標を考え直してみる
今の会社に入ったのはなぜでしょうか。その仕事をやってみたいと思ったのはなぜでしょうか。
そして、仕事を続けて最終的にはどこを目指しているのでしょうか。
今一度、人生の大きな目標を考え直してみてはいかがでしょうか。
- マイホームを建てたい
- 年に数回海外旅行に行きたい
- 自分で会社を起こしたい
など、今すぐにはかなわないかもしれないけれど、社会人になるときにやってみたかったことがたくさんあるはずです。
その「大きな人生の目標」を見失わないようにすれば、日々の小さなことは気にならなくなるのではないでしょうか。
そうだ、私はこんなことをしたかったんだ!という夢を常に頭に置いておくことで、毎日頑張る力が出てくるでしょう。
達成可能な小さな目標を設定してみる
大きな目標と同時に大切にしたいのが、達成可能な小さな目標です。
例えば家を建てたいと思っても、すぐには難しいですよね。
大きな目標ばかりだと達成感がなくて挫折してしまいがちです。
そこで、「今日できる小さな目標」を常に考えてみてください。
- 頼まれていた仕事を期限の1日前に提出する
- 来週のプレゼンを成功させる
- 今日は絶対定時に上がって予約しているレストランで食事をする
など、達成可能な目標をたくさん書き出してみましょう。1つずつ達成するごとに、モチベーションもアップするでしょう。
目標にできそうな人を見つける
自分はこれからどう成長していきたいか、目標となる人がいると仕事もしやすいですし、毎日に張り合いが出てきます。
上司でも先輩でもいいですから、こんな風に仕事がしたいなと思う人を見つけてみてください。
思い切って休暇を取る
モチベーションが上がらないのは、単に疲れているからかもしれません。
それなら休暇を取ってリフレッシュするのもおすすめです。
みんな忙しいし、休みづらいと思っていたらいつまでも休めません。
ここは勇気を出して休暇を取ってください。
休暇を取って気持ちを切り替え、モチベーションが上がるなら、それはあなたのためのみならず、周りのためにもなることなのです。
スポーツをしたり日帰りで温泉に行ったり、いつもと違うことをすると気持ちを切り替えることができるでしょう。
本当にやりたいことに向けて頑張ってみる
もしも今やっている仕事が本当にやりたかった仕事ではないと感じるなら、今からでもやりたいことにチャレンジしてみませんか。
人生に遅すぎることはありません。
いくつからだってチャレンジはできます。
モチベーションが上がらないと毎日悶々と仕事をするよりも、自分がやりたかったことに向かって頑張ってみた方がずっと生きがいを感じられるのではないでしょうか。
あなたの頑張りを見ている人は必ずいる
頑張った仕事を認めてもらえないときや目に見える成果として現れていないとき、誰にもこの頑張りをわかってもらえないという気持ちになってしまいがちです。
しかし、あなたの頑張りを見てくれている人が必ずいます。
仕事は数字に表れるものだけではありませんので、目立たない裏方の仕事だってとても大切なのです。
それをわかってくれている上司や同僚が必ずいます。
ですから、もし今思うような成果が出ていなくてモチベーションが下がっていたとしても、目の前にある仕事に真摯に取り組む姿勢だけは忘れないでください。
どうせ誰も見ていないと投げやりにならないでください。
どんな仕事であっても誠意をもって取り組んでいれば、あなたのその誠実さをわかってくれる人が必ずいます。
まとめ
やる気が出ないなと思う時ほど、私は何をしたかったのか、仕事を通してどう成長したかったのか、と人生の大きな目標を思い出してください。
人の評価を気にせず、自分が本当にやりたかった仕事に打ち込むことで、きっとモチベーションもアップするでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。