よく言われる「女性の幸せ」について、あなたは考えたことはありますか?
結婚が女の幸せ、出産が女の幸せとは昔から言われていることですが、近年では必ずしも結婚や出産だけが女の幸せではないと考えられています。
では、本当に幸せな女性の生き方とはどんなものなのでしょうか?
少しだけ人生に迷っているあなたは、この記事を読んで自分の幸せについて考えるきっかけにしてみてください。
Contents
女性の幸せな生き方は?正解は一つではありません
冒頭でも述べたように、昔から「結婚が女の幸せ」「出産が女の幸せ」と言われてきました。
女性の社会進出やさまざまな時代の変化の中で、必ずしも結婚し家庭を持つことや出産して子どもを持つこと=幸せではないという考え方はすでに浸透してきています。
結婚せず独身でいて仕事をがんばってキャリアを積んだり、好きなことに没頭したり、自由に生きることも幸せだよね、それに加えて好きな人と恋愛できればもっと良いよね、という風潮があります。
もちろん結婚や出産を通して幸せを感じる女性はたくさんいますが、そこに縛られる必要はないということです。
しかし最近では、多様な生き方がテレビなどでも取り上げられることから
・自分の幸せがなんなのか分からなくなった
・幸せそうな人と自分を比べて劣等感を感じる
・自分は他の女性たちと比べて全然幸せじゃない
など、自分の幸せについて不安になる人たちが増えてきているのも事実です。
特に日本では女性と男性の格差(ジェンダー)がまだまだ根強いです。
144カ国を対象とした調査、2017年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」によると、日本はなんと114位。
北欧、ヨーロッパ諸国に比べると大きく遅れをとっています。
<2017年度 ジェンダー・ギャップ指数結果>
第1位: アイスランド
第2位: ノルウェー
第3位: フィンランド
第4位: ルワンダ
第5位: スウェーデン
第6位: ニカラグア
第7位: スロヴェニア
第8位: アイルランド
第9位: ニュージーランド
第10位: フィリピン
第11位: フランス
第12位: ドイツ
第13位: ナミビア
第14位: デンマーク
第15位: 英国
第16位: カナダ
第17位: ボリビア
第18位: ブルガリア
第19位: 南アフリカ
第20位: ラトビア
このことからも分かるように、日本の女性が幸せな生き方に自信をもてないのはある意味仕方のないことなのかもしれません。
女性の幸せな生き方に年齢は関係ない
また、年齢によって自分の幸せを制限してしまっている女性も多いようです。
内閣府が行った幸福度に関する調査によると、日本人女性は若いときほど幸せで、年齢を重ねるごとに幸福度が下がるというデータがあります。
海外では50歳の今が一番幸せ!というデータが多いのにもかかわらず。
日本人の文化では昔から若い女性がちやほやされるという背景もあり、そのことが現代にまで響いているのかもしれません。
しかし、実際には年齢を重ねたからといって幸福度が下がるわけではありません。
幸福度はあくまで主観的なもの。
年齢を重ねることを前向きに受け入れ、自分にとっての幸せとは何かを知っている人は今の年齢に関係なく「幸せな生き方をしている」と答えるでしょう。
そう、大切なのは「自分にとって何が幸せなのかを知っている」ということなのです。
次のブロックからは、あなたにとっての幸せがなんなのかを知るのを手助けする価値観をご紹介します。
一つの価値観に固執しない
幸せとはこういうもの、と普遍的に定義づけることはできません。
先にも述べたように、幸せ・幸福度はあくまでも主観によるものだからです。
幸せの価値観は人によって異なります。
ここで、女性が陥りがちな「幸せの偏った価値観」をご紹介します。
結婚(家庭を築く)
もっとも多いのがこれ。
「結婚こそが女性の幸せである」という価値観です。
現在でもこの考えが主流な地域があるほど、日本に根強くある昔ながらの考え方です。
都会でも、結婚=幸せじゃないという風潮もありますが、
・とにかく結婚したい
・結婚すれば幸せになれる
・婚活パーティーに行って積極的に結婚相手を探す
といった考え方の女性が多くいます。
結果的に結婚をしたことで幸せを手にする人はたくさんいますが、結婚すれば幸せになれるというのは間違っています。
結婚=女性の幸せな生き方、とは決めつけないように気をつけましょう。
仕事(社会的な地位)
現代の女性の働き方は本当にさまざま。
正社員でバリバリ仕事をこなしキャリアアップを図る女性、定時に帰りプライベートを充実させる女性、仕事をせずに専業主婦になる女性、家庭に入るけど昼間は主婦パートで仕事をする女性…
テレビや雑誌では、ある特定の働き方をしている女性にフォーカスし称賛することがよくありますが、「この働き方=幸せ」と定義づけるのもまた偏った考え方です。
あなたにとって理想の働き方こそが幸せで、それは人それぞれ違うもの。
あなた自身が心地いい働き方、理想の仕事を追求しましょう。
見た目
若ければ若いほど幸せ、美人の方が幸せ、というのも偏った幸せの価値観です。
それは日本人が小さい頃から植え付けられてきた考え方であって、本当の幸せの価値観とはかけ離れています。
たしかに若いときにしか得られない経験で幸せを感じることもありますし、美人でいることで得られる幸せもあります。
しかし、それは若さや美しさだけのおかではないはずです。
年齢を重ねた今しか味わえない幸せもあるのです。
女性が幸せに生きるためのヒント
さてここからは、「ではどうすれば幸せな生き方ができるのか?」ということをお伝えしていきます。
ポジティブシンキングを心がける
英語圏でよく言われる例えがあります。
グラスに半分入っている水を見て、「あと半分も残っている!」と思うか、「もう半分しかない」と思うか。
あなたはどちらのタイプですか?
もちろんポジティブシンキングなのは前者です。
現実は同じなのに、捉え方一つでこんなにも気持ちが変わってくるのです。
何か嫌なことがあったときも、「○○のおかげで〜〜できたんだ」と脳内で変換するように心がけてみてください。
毎日の生活がほんの少しの幸せで満たされてくるはずです。
自分の幸せは何か振り返る
自分はどんなとき幸せを感じるのか、明確に理解しておきましょう。
感じる幸せは人それぞれ。
誰かに感謝されたときかもしれませんし、一人でぼーっとコーヒーを飲む時間かもしれません。
誰かに「そんなことが幸せなの?」と言われるようなものでも構いません。
それがあなたの本当の幸せならいいのです。
自分にとっての幸せが何か分かると、他人の生き方に嫉妬しなくなります。
たとえば、自分を理解してくれる本当の友達が身近にいることが幸せと知っていれば、何千人もフォロワーがいるインスタグラマーの知り合いに嫉妬することもありません。
「当たり前」に感謝する
毎日ごはんを食べられること、寝る場所があること、仕事があること、恋人やパートナーがいること、健康でいられること。
どれも当たり前のことと思っていませんか?
しかしそれは決して当たり前のことではないのです。
よく病気をしたときに健康のありがたさを感じるといいますが、幸せは当たり前過ぎて気づかないものなのです。
毎日、当たり前にできていることを見つけて感謝するようにしましょう。
これが習慣になると、毎日が幸せな日々の連続になります。
まとめ:自分にとっての「幸せな生き方」を考えてみよう
いかがでしたか?
女性の幸せな生き方について、間違ったものを中心にお伝えしました。
何度も言いますが、幸せとは他人が決める基準ではなくあなた自身が決めること。
誰に強制されることもなく、押し付けられることもなく、あなたが心で感じる幸せな生き方を探してくださいね。
この記事が、あなたにとっての幸せな生き方を考えるヒントになれば幸いです。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。