仕事に自信が持てない女性はとても多いですよね。
仕事ができる女性でも、「自分に自信がある」と回答する人は少ないということが複数のアンケート結果からも分かっています。
この記事ではなぜ仕事に自信を持てない女性が多いのか、自信を持てないことのデメリットなどを解説していきます。
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女性は男性よりも自信がないことが研究で明らかに
女性にとっては不本意な結果かもしれませんが、女性が男性よりも自信がないということは様々な研究やアンケートで明らかにされています。
例えばベインアンドカンパニーとリンクトインが成人8400人にアンケートをとったところ、就職した時点で出世できると思っている女性は63%、男性は75%。
中堅になってからも出世に自信がある人は女性は57%、男性では66%といずれも男性の方が自信があることが分かります。
さらに、日本人女性は特に自分に自信がないことが分かるアンケートが以下のもの。
オールアバウトとコーセープロビジョンが、ニューヨーク、パリ、ソウル在住のフルタイムで働く20~30代の女性各206名を対象に、"自信"に関する調査を実施しました。
その結果、ニューヨークは96.1%、パリは82.5%、ソウルは76.7%が「自信がある」と回答。
一方、同じアンケートを日本女性にもとったところ…
なんと「自分に自信がある」と答えたのはたったの38.7%!
「自信があるところはどこですか?」という質問に対しても、ニューヨークは第1位が「仕事の出来」、ソウルは第1位が「肌」、日本の第1位の回答は「特にない」…。
ちょっと残念な結果になってしまっています。
遺伝子、脳科学の分野では男女の脳の構造の違いは明らかにされていて、ある程度「自信の有無」についても先天的な違いがあるとされています。
しかしそれよりも育った環境によって自信の有無は変わってくるとされていて、日本では未だに男性を立てる文化があるのでそのへんも影響しているようです。
自信のない女性は仕事がデキる!?
しかし、自信のない女性は仕事がデキるという説もあるのです!
自信のない女性は自己評価が低いのが特徴ですが、本当の実力に対してかなり低く自分を評価している場合があるのです。
つまり自分自身を厳しく評価しているのです。
厳しすぎて自信を喪失してしまうというデメリットもありますが、自信のなさゆえに「もっとがんばらないと」と思えるので、本当の実力はメキメキと上達していきやすいんです。
また、自信のない女性は承認欲求が強いとされています。
「他人に認めてもらえるようにがんばる」というのが仕事をがんばるモチベーションになるので、他人に評価されるような働き方を自然に学びます。
その結果、いつの間にか仕事がデキる女性になっているのです。
ただし承認欲求が強すぎるといわゆる「かまってちゃん」になってしまうので、注意が必要です。
今、仕事に自信が持てない…という女性のあなた。
自分への評価が厳しくきっとがんばりやなんだと思います。
ですが、自分の本当の実力を客観的に見ることも時には必要ですよ!
仕事に自信がもてない女性がするべきこと
・もっと自分に自信を持ちたい!
・自分に自信がもてなくてつらい…
・仕事でもっと自信があるように振る舞いたいのに
そう思っている女性も多いですよね。
そんな女性におすすめな方法が
①自信を持てないのはそのままに、うまく感情をコントロールする
②自信を持てるように克服する
この2つです。
あなたに合っている方を選んでみてくださいね。
①感情をコントロールする
自信が持てないからといって、無理に自信をもつ必要はありません。
仕事に自信が持てないことの一番にデメリットは「自己嫌悪」や「自己肯定感の低さ」です。
その結果、本当は何の問題も起きていなかったのに仕事で失敗してしまったり、精神的にしんどくなってしまったりすることがあります。
そんなあなたは、感情をうまくコントロールすることができるようになることで問題が一気に解決します。
感情をコントロールするというのは、つまり「自信がない自分を客観的に見る」ということです。
たとえば何か大きな仕事を任されたとき、自信のなさゆえに躊躇してしまうことがありますよね。
私には無理です!と言いたくなるところをまずはぐっと抑えましょう。
そして、「あ、今の私には自信がないんだな」とありのままの自分の感情を受け入れます。
今自分はこんな気持ちなんだ、ということを客観的に見つめるのです。
そうすると、
・私一人では不安なので、誰かサポートをつけてもらえますか?
・●●さんの方が向いているかもしれません
・私に務まるか正直不安ですが、精一杯がんばってみます
このように論理的で冷静な回答をすることができ、精神的にも追い詰められることはありません。
同じ断るにしても、「私には無理です!」と感情的に訴えるのと、「●●さんの方が向いているかもしれませんね」と提案するのでは上司からの見え方も大きく変わってきます。
②自信を持てるように克服する
自信を持てるように克服する方法もあります。
先程の話に戻りますが、そもそもなぜ男性の方が自信があるのでしょうか?
男性は、女性に比べると協調性が発達するのが遅いと言われています。
簡単に言うと、同い年の子どもなら女の子の方が賢いのです。
小学校でも、いつも先生に怒られているのは男の子ではありませんでしたか?
女性と男性の脳の構造は異なっていて、女性の方が物事を深く考える傾向にあります。
そのため女性は、考えすぎてまだ起きていないことに不安になったり、リスクを回避する思考をしたりします。
これが自信のなさにも紐付いていて、要は「失敗を恐れる→行動しない→成功体験も少ない」というパターンに陥りがちです。
男性は「失敗を恐れるほど物事を深く考えない→とにかく行動する→失敗も多いが、成功体験も多い」となります。
成功体験が多ければ多いほど、それは自信にも繋がります。
これを応用するならば、「とにかく行動して成功体験を積み重ねる」というのが一番手っ取り早く自分に自信をつける方法です。
そして、その成功体験というのは「大きなプロジェクトを成功させる」というような壮大なものでなくていいのです。
毎日小さな目標を立て(たとえば、会議で一言だけでも発言してみるとか、明日締切の資料を今日仕上げようとか)、それを達成するだけでOK。
ポイントは、達成したかどうか明確に判断できる目標にすることです。
「一日笑顔でいる」
「上司にいい印象を与える」
など判断基準が抽象的な目標を立ててしまうと、「ちゃんとできていたかな?いや、多分できていなかったな…」とここでも自信のなさを発揮してしまい、成功体験をすることができなくなってしまいます。
必ず判断基準が明確な、それでいて達成しやすい目標を立てましょう。
まずは成功体験を積み重ねることが優先事項なので、高い目標はこの段階では必要ありません。
小さな成功体験が自信につながり、やがては大きな成功を手に入れられるほどの自信を持つことができるでしょう。
まとめ
女性が仕事に自信がもてない場合の対処法をご紹介しました。
いかがでしたか?
女性、特に日本の女性は実際の実力よりも自分のことを過小評価しがちです。
もちろん過大評価するのもよくありませんが、大切なのは過小でも過大でもなく、自分のこを適切に判断する力です。
自分のことを客観的に判断できるというのは、社会人にとっては最も重要なスキルの一つです。
自信をもつことが仕事の成功にもつながります。
あなたもぜひ仕事で自信がもてるように、あるいは自信がなくても感情をコントロールできるようになって、充実した仕事ができるようになってくださいね。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。