仕事をしない人は、どこの会社にも必ずいるものです。
あなたの周りにもいるのではないでしょうか?
みんなが頑張っているのに、なぜその人は仕事をしないのか、その特徴と理由についてまとめました。
仕事をしない人を見てストレスを溜めているあなたへ、どう対処すれば良いのかお話しします。
そんな人のために、イライラするのはもったいないです。
仕事しない人の特徴。なんでそんなにやる気がないの?
仕事をしない人は、基本的に仕事が好きではないことが多いのですが、それ以外にもこのような特徴があります。
あなたの周りにもきっと一人はいるでしょう。
向上心がない
人は、一つのことができるようになると、さらにもっとできるようになりたいという気持ちが出てくるものです。
また、組織の中で出世したいとか、もっと稼げるようになりたいとか、上を目指す気持ちというものが、誰しもある程度は持っているものではないでしょうか。
これが向上心ですが、仕事をしない人には、この向上心がないのです。
向上心があれば、上司に指示されなくとも、もっとスキルをアップさせよう、会社に貢献できる人材になろうという積極性が見られるものですが、それがないのです。
別に今のままでいい、目新しいことなどしなくてもいいと思っているので、与えられた最低限の仕事しかしません。
周りの人への配慮がない
仕事をしない人は、自分が与えられていることしかしませんので、周りの人と協力して成果を出そうという気持ちもありません。
ですから、周りを見ていませんし、周りに対する配慮などもないのです。
周りの人が忙しそうにしていても全く気にしませんし、手伝おうという姿勢もありません。
仕事をしたくなくて、あえて忙しそうにしている
「ああ、忙しい」と聞かれてもいないのに、口に出している人はいませんか?
そういう人は、これ以上仕事をしたくない、仕事を振られたくないという思いから、「忙しいアピール」をしているのです。
本当に忙しい時は、そんなことを口にする暇さえないと思います。
それをあえて口に出すのは、忙しくて大変だと思ってほしい、仕事が進んでいなくても「忙しかったんだな」と思ってほしいという気持ちの表れです。
これ以上仕事をしたくないので、「仕事をしている振り」をしているのでしょう。
無駄口が多い
仕事中に、どうでもいいことをずっと喋っているような人もいます。
これも仕事をしない人の特徴です。
普通の人は、勤務時間中は仕事に集中したいのに、自分は仕事をしたくないので、そんなことはおかまいなく話しかけてきます。
とても迷惑です。
新人ではなく中堅以降の人に多い
仕事をしない人は決して若くはない、中堅以降の年代に多いという特徴があります。
それは、新人だったら仕事を覚えるのに必死ですし、仮に仕事をしなかったら、先輩や上司に注意されます。
ですから、やりたくなくてもやらざるを得ない状況にあるわけです。
しかし、ある程度の年齢になると、注意できる人も限られてきます。
また、全く何もしないわけではなく、最低限の仕事くらいはやっているので、結果として誰にも注意されず、仕事をろくにしなくてもOKという状態になってしまうのです。
仕事しない理由は、楽をしたいだけではない
仕事が好きではなくても、普通の人は自分なりに「仕事をきちんとしよう」「結果を出そう」という気持ちがあります。
仕事をしない人にも、かつてはそのような気持ちがあったはずです。
それなのに、仕事をしない人になってしまったのには、このような理由があると考えられます。
お給料がもらえればそれでいいから
仕事をする目的が「お給料」だけという場合、与えられた仕事以上のことはしようとしないものです。
仕事にやりがいとか生きがいを求めているわけではないので、給料分の仕事さえできればいいと思っています。
そして、できるなら、自分でできる最低限の仕事量で最大のお給料がもらえることがベストなので、楽して稼ぐために、必要以上のことに手を出そうとはしないのです。
仕事をしないのではなく、「できない」と思っている
仕事をしたくないわけではないのですが、自信がなくて、こんな仕事は自分には無理だと諦めてしまっている場合があります。
本当は仕事をしたいという気持ちはあるのです。
みんなと同じように仕事を頑張って、成果を出したい。
しかし、どうせやってもできないし、と自信が持てないため、積極的に取り組む姿勢になれないのです。
かといって、人に教えてもらおう、失敗しても頑張ってみようという勇気もないため、自分から周りに助けを求めることもできません。
それで、結果として仕事をしない人になってしまっているのです。
頑張っても評価されないと諦めている
例えば、女性だからという理由だけで、重要な仕事を任せてもらえないなど、会社の中で虐げられてきた人は、どうせやっても無駄だと思っている場合があります。
また、せっかく頑張ったのに成果を横取りされたり、正当に評価してもらえなかったりすると、これも諦めてしまう理由になります。
仕事しない人への5つの対処法。気持ちを切り替えよう
仕事をしない人を見て、イライラしても仕方ありません。
腹が立つ気持ちはよくわかりますが、ストレスになりますので、自分にプラスになるように気持ちを切り替えていきましょう。
放っておく、関わらない
仕事で関わることがあれば、連絡、やりとりなど最低限のことはするとして、それ以外は極力関わらないことです。
見ると腹が立つので、なるべく視界に入れず、自分の仕事に集中しましょう。
そうすれば、仕事もはかどり、イライラも鎮まり、いいことづくめです。
話しかけられても取り合わない
隣に無駄口の多い人がいると困りますが、そういう人は、察するということができませんので黙っているとあなたが困っているということはわからないのです。
最初のうちは、応じないと悪いかなと思って相手をしてしまうと思います。
しかし、その分仕事の時間が削られるわけですから、もったいないです。
話しかけられても取り合わず、「すみません、急ぎの仕事がありますので」とシャットアウトしましょう。
その人のせいで困ることがあるなら上司に相談する
関わり合いになりたくないと思っても、その人が動いてくれないと仕事にならない、という場合もあると思います。
そんな時には、思い切って上司に相談してみましょう。
その人が何をしないために困っているのか、事実を端的に伝えます。
そして、できれば複数人で伝えるのが望ましいです。
あなた一人が思っているわけではなく、その人の周りにいる人みんなが困っているということを伝えましょう。
私の評価を上げてくれる、ありがたい人だと思うことにする
極力関わり合いにならないようにして、ストレスを溜めないようにするために、その人に対する意識も少し変えてみませんか?
「どうして仕事をしないんだろう」と思うのではなく、「この人が仕事をしないおかげで、私の評価が上がる」と考えてみるのです。
なぜ仕事をしないのか、本当のところは本人に聞いてみないことにはわかりません。
そのわからないことにイライラするのではなく、その人と対比されることにより、あなたは「頑張っている人」という評価になるのですから、逆にありがたいことです。
あなたが、仕事をしない人にイライラするということは、あなたが頑張っている証拠です。
その頑張りを見ている人は必ずいますから、腹を立てるよりも得だなと思った方が、あなたのためです。
嫌な人が気にならなくなるくらい楽しいことを増やす
仕事をしない人が気になってしまうのは、もしかしたらあなたの心が満たされていないからかもしれません。
寂しい、つまらないと思って過ごしているから、そんな人にイライラしてしまうのです。
毎日が楽しくて仕方ないという状態なら、そんなつまらない人に腹を立てることもなく、自分のペースで仕事をしていけます。
仕事しない人にフォーカスするのではなく、自分の幸せや楽しみに集中しましょう。
まとめ
仕事をしない人は、いつか自分にしっぺ返しがきます。
ですから、あなたが気にする必要はありませんし、気にしたところでその人が変わるわけではありません。
見ていると腹が立ってしまうと思うので、気にせず自分の仕事や楽しみに集中しましょう。
むしろ、頑張るあなたの評価は上がり、仕事をしない人がありがたい存在になるかもしれません。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。