満員電車に揺られて、会社に着いたら「あれはどうなってる!」と上司に怒られて、こんな毎日うんざりだ!と思っている方へ。
なんとか仕事せずに生きていく方法はないものかと、考えていませんか?
本当に仕事せずに生きることができるのでしょうか?
また、どのくらいのお金があれば、仕事せずに生きていくことができるのか、計算してみました。
働きたくないなら、今すぐ仕事を辞めるのではなく、ある程度の蓄えを作ることが必要です。
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仕事せずに生きるために必要な金額を計算する
どのようなことで収入を得ていくにしても、自分が生きていくためにいくら必要なのかを把握しておくことが大切です。
まず、固定費用としてかかるものを計算してみましょう。
総務省の家計調査(2019年)によりますと、34歳以下の独身者の支出は以下の通りです。
- 光熱費:7,000円
- 通信費(スマホ、Wi-Fi等):7,000円
- 保険医療費:4,500円
- 交通費:10,000円
- 食費:44,000円
- 被服費:8,000円
- 交際費:10,000円
- 理容・美容:5,000円
(※2020年のデータもすでに公表されていますが、新型コロナウイルスの影響で支出が減少しているため、2019年のデータを参考にしています。)
合計で、95,500円。
ここに家賃が加わりますので、7万円だとしたら165,500円です。
もう少し安いところに住んで、節約したとしても、1ヶ月におよそ15万円くらいは必要になるでしょう。
例えば30歳から年金をもらい始める65歳まで、単純計算で15万円×12ヶ月×35年とすると、6,300万円となります。
このくらいあれば、とりあえず何もしないで生きていくことはできそうですが、余裕のある生活は難しそうです。
本当に仕事せずに生きる方法はあるか?
労働というものとは無関係に生きていくことができるのか、その方法について考えてみます。
- 親の資産で暮らす
- 結婚して配偶者の収入で暮らす
- 投資で資産を作って暮らす
- 家賃収入で暮らす
- 宝くじを当てる
- 権利収入で暮らす
- 仮想通貨、FXで利益を出す
などでしょうか。
早期リタイアを目指すのが現実的
20代のうちから一度も社会に出ず、全く働かずに生きていくのは、よほどの資産家の家にでも生まれない限り、難しそうです。
現実的には、若いうちに資産を作り、その資産で生きていく方法を見つければ、仕事せずに生きていくのは可能でしょう。
しかし、資産を作るためにはある程度の元手が必要ですし、一人で生きていくのか、結婚するのかによっても必要な資産は違ってきます。
もしくは、お金持ちと結婚するという方法もあります。
ただし、成功する確率はそれほど高くはないため、若いうちにたくさん稼いで、早いうちに自由を手に入れるというのが現実的でしょう。
不労所得を得る方法を複数探す
例えば、親から譲り受けた不動産を貸し出して、家賃収入を得るというように、自分が直接働かなくてもお金が入ってくる方法はあります。
ただ、それも一つしかない場合、非常に心許ないです。
リーマンショックやコロナウイルスなど、様々な危機が私たちを襲ってきますので、事業がひつとしかないと、それが潰れたらおしまいです。
資産運用、権利収入など収入源を複数持っておくことが大切です。
事業のオーナーになることも考える
仕事をするのが嫌なら、人に働いてもらって、そこから利益を得られればいいわけです。
全く仕事をしないというのとは少し違いますが、いわゆる労働とは違いますので、経済的にも時間的にも自由を手に入れられる方法です。
昔は起業するというと、非常にハードルが高いものでしたが、今はそんなことはありません。
学生時代から起業する人も増えていますし、人に共感してもらえる企画を考えれば、クラウドファンディングで資金を集めることも可能です。
仕事せずに生きるにはまずお金を貯めることが大事
今すぐ仕事をやめて、働かずに生きていくことができる人はあまりいないと思いますので、数年後に早期リタイアすることを考えるのが現実的だと思います。
そこで、お金を貯める方法を考えてみます。
毎月の固定費を削る
まず、支出を減らします。
毎月の生活費で一番大きな割合を占めるのは、家賃と食費でしょう。
家賃については、
- 実家に帰る
- 人とルームシェアする
- 家賃が安い場所に引っ越す
などの方法があります。
最近では、テレワークを取り入れる会社も増えてきましたから、場所を選ばずにできる仕事であれば、思い切って田舎に引っ越すという方法もありです。
食費については、必ずしも自炊が安く済むかというと、そうでもありません。
例えば、お米は炊くとして、おかずは業務スーパーの冷凍食品を利用したり、生野菜はコンビニのカット野菜を利用するなどして、上手に惣菜を取り入れると、食費をかなり抑えることができるでしょう。
生活費が1ヶ月で12〜13万円くらいになると、少し余裕も出てきます。
無駄遣いをしない
お金が貯まるまでは、余計なことにお金を使わないことです。
何が余計かはその人によりますが、生きていくために必要なお金と、どうしてもこれだけは外せないというお金以外は、極力使わないで貯めていきます。
読書が好きな人は、本を買わずに図書館で借りるということもできますし、映画が好きな人は、しばらくロードショーは我慢して、Amazonプライムなどで映画を楽しむという方法もありでしょう。
副業や高収入の仕事をする
節約をするだけでは、お金は貯まりません。
無駄な支出を省くと同時に、入ってくるお金を増やしていく必要があります。
会社員の人は、家でできる副業を探しましょう。
例えば、本業での貯金が5万円、副業で10万円、1ヶ月に15万円貯めることができたら、1年で180万円貯めることができる計算になります。
3年頑張れば、500万円を超える貯金を作ることができます。
副業の内容にもよりますが、本業よりも稼げるとなれば、フリーランスにシフトすることも可能です。
会社の先輩を見て、数年経っても給料がさほど上がらないとなれば、副業でどんどん稼ぐ方法を模索した方が、仕事せずに生きる人生が近づいてくるでしょう。
自分が本当に好きな仕事が見つかれば生きるのが楽しくなる
仕事せずに生きていきたいと思う人は、実は仕事そのものが嫌いというよりも、満員電車に揺られて長時間かけて通勤することや、嫌な上司に頭を下げなくてはいけないというように、仕事以外の嫌なことを避けたくて、仕事をしたくないと思っている人が多いのです。
それならば、自分が嫌だ、やりたくないと思っている要素がなくなれば、仕事自体は楽しくやっていけるのではないでしょうか?
自分がやりたくないことを減らしていく
朝は好きな時間に起きて、ゆっくり朝食をとって、気分よく仕事を開始する。
こんな生活だったら、仕事せずに生きていきたいとは思わないでしょう。
それなら、自分が理想とする生活ができる仕事はないのか?と考えてみてはいかがでしょうか?
満員電車の通勤が辛いなら、会社の近くに引っ越すという方法もあります。
都会は家賃が高いから無理というのであれば、出社しないで良い会社に転職しましょう。
嫌だと思うことを一つずつ潰していくだけで、仕事から逃げ出したくなる思いは減っていくはずです。
会社員だけが仕事じゃない
上司が嫌な人で、こんな会社、やってられない!という思いでいっぱいになっているなら、会社員以外の働き方を探してみましょう。
内閣官房の統計によりますと、日本のフリーランス人口はおよそ460万人、この人数は、今後も増加していくと考えられています。
昔は、フリーランスや個人事業主というと、不安定、儲からないというイメージがあったかもしれませんが、IT業界の慢性的な人不足もあり、一定レベルのスキルを持った人なら、会社員よりもずっと稼ぐことができるようになってきています。
嫌な思いをして会社で働くより、スキルを身につけて自由に働けば、ストレスフリーで生きていけるでしょう。
まとめ:仕事をせずに生きるより、楽しく仕事をする方法を見つけよう
よほどの資産家か、あるいは若いうちに自分で資産を作る以外に、全く仕事せずに生きていくことは難しそうです。
しかし、楽しく生きていくことはできるでしょう。
無駄な支出を減らし、少しでも収入を増やす方法を考えましょう。
同時に、会社員という働き方に縛られないことも必要です。
好きな仕事で好きなように稼いでいくことができれば、仕事は辛いものではなく、むしろ楽しいものになるはずです。
やりたくないことを減らし、やりたいことをやって生きる人生を目指しましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。