働き方改革や新しい生活様式が導入され、これまでのように会社勤めするのではなく、在宅で仕事がしたいと思う人も増えてきました。
しかし、いざ在宅で仕事をしようと思うと、どうやって始めればいいんだろう?どこで仕事を探せばいいんだろう?と疑問に思うことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、在宅で仕事を始める時には何に注意すればいいのか、知っておいて欲しいポイントや仕事の探し方などについてお話しします。
合わせて、在宅でできるおすすめの仕事についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
在宅の仕事は誰でもできる?始める前に必要な知識
在宅での仕事をするにあたって、知っておいてほしいことがいくつかあります。
会社にいれば、何かと会社が面倒見てくれることも、在宅での仕事は、基本的に自分のことは自分で全てやらなければいけません。
在宅での仕事はパソコンができた方がいい
まず、在宅での仕事は、資格などなくてもできるものがたくさんあります。
次章で紹介しますが、シール貼りなどの内職的な仕事は、作業も簡単で、マニュアル通りにやればいいので、誰でもチャレンジしやすい仕事です。
しかし、在宅での仕事の主流はパソコンを使ったものです。
そんなに高度なスキルが必要なわけではありませんが、メールのやり取りをしたり、ワードやエクセルなどビジネスで使うソフトが使えるなど、基本的なパソコンのスキルはあった方がいいです。
もちろん、プログラミングなど、高度なことができれば、それに越したことはありません。
契約から請求まで自分一人で行う
在宅での仕事は、仕事探しから報酬を受け取るまで、全て自分一人でやるものだと思ってください。
もちろん、仕事のスケジュールも自分でたて、納期もしっかり守って仕事をしなくてはなりません。
クライアントと業務委託契約書を結んだり、会社員だったらやったことのなかったことも出てくると思いますが、それらも全て自分の責任でやっていきます。
全く初めての人は、厚生労働省が示している「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」を参考にしてください。
- 契約書はどうやって作るのか
- 納期などはどうやって決めるのか
- 請求書はいつ発行するのか
- 振込手数料はどちらの負担になるのか
- 消費税はどうなるのか
など、わからないことがたくさんあると思いますが、最初にきちんと取り決めをしておかないと、思わぬトラブルになることもあります。
お互い気持ちよく仕事をして、報酬の振込まで滞りなく進むように、納得がいくまで話し合いましょう。
報酬アップのためにはスキルアップが欠かせない
在宅で仕事を始めた頃には、何か特別なスキルでも持っていない限り、報酬も低めなことが多いです。
しかし、自分の努力次第で報酬をアップさせていくことは可能です。
独学でできる部分も多いですが、ときにはセミナーに参加したり、部分的にスクールに通って勉強するなどして、スキルをアップさせていきましょう。
競合がいる中で、自分に仕事を依頼してもらうためには、常にスキルを磨き続けることが大切です。
初心者向け〜プロ志向まで。在宅でできる仕事6選
在宅の仕事をしたことがないという人でもチャレンジしやすい簡単な仕事から、高報酬が見込める専門的な仕事まで、いくつかご紹介しましょう。
1.シール貼り・梱包等の作業
まずは資格もいらない、誰でもできる簡単な仕事です。
バーコードや宛名のシールを貼ったり、品物を袋詰めしたりする、内職の仕事です。
家事の合間にできるので、主婦にも人気のある仕事です。
品物を置いておく場所を確保する必要がありますが、納期までに作業が完了すれば、いつ仕事をしてもいいのが魅力です。
子供が小さい等で家から出られないという人に向いています。
2.データ入力
データ入力は、基本的なパソコンのスキルがあれば誰でもできます。
ただし、ずっとパソコンの前に座って作業をすることになるので、じっとしてコツコツ入力することが苦にならない人に向いています。
入力するデータは、顧客の氏名、住所など簡単なものから、アンケートの内容など様々ですが、10文字でいくら、など文字数によって単価が決まることが多いです。
ですから、短時間でたくさん入力できた方が報酬が上がりますので、タイピングのスピードを上げることが大切です。
3.WEBライター
決まったテーマに沿って、記事を作成するのがWEBライターの仕事です。
未経験から始めると、最初は1文字の単価が0.5円前後なので、報酬が低いように感じますが、しばらく続けていくとライティング能力も上がり、それとともに報酬も上がっていくでしょう。
ライティングのテーマは非常に幅が広いので、最初のうちは自分が興味を持てる分野に絞るといいかもしれません。
興味のない分野ですと、調べるのが大変ですし、そもそも内容を自分が理解するところから始めなくてはならないので大変です。
また、読者のニーズに応え、読者の心に寄り添えるような文章が書けるようになると、仕事も増えていくでしょう。
4.WEBサイト制作
誰でも簡単にWEBサイトが作れるサービスは増えていますが、企業や店舗なら、オリジナリティのあるWEBサイトを作りたいと思うものでしょう。
WEBサイト制作は、フリーランスで請け負っている人も多い分野です。
未経験でも本を読んだり、オンラインスクールで学んだりして、スキルを身につけることが可能です。
プログラミングなどを学んでWEBサイトの構築をする仕事と、WEBサイトのデザインを作る仕事と、主に2つの分野に分かれます。
コツコツ積み上げていくことが好きならWEBサイトの構築を、デザインや写真、イラストなど感性を生かす分野が好きというならWEBデザインの方を学ぶといいでしょう。
WEBサイト制作ができると、1つのサイトを作るだけで数十万円の報酬を得ることができます。
5.プログラマー
プログラミングを学ぶと、WEBサイトの構築だけでなく、アプリの開発などもできるようになります。
仕事を請け負う幅が非常に広く、大規模なシステム開発に関わることもできれば、WEBサイトの簡単な保守点検などもできるので、自分のスキルに合わせて仕事を選ぶことができるでしょう。
6.翻訳の仕事
語学力に自信のある人は、文章を翻訳する仕事はいかがでしょうか。
外国語を日本語に翻訳するだけでなく、日本語を外国語にする仕事もあります。
企業のパンフレットのような簡単な文章もあれば、マニュアルを訳すような仕事まで様々です。
翻訳ソフトは日に日に進歩しているものの、微妙なニュアンスなどが本当にそれで良いのかということは、ある程度の語学力がないと判断ができません。
ですから、今後も翻訳の仕事がなくなることはないでしょう。
英語はもちろん、中国語やスペイン語など、使っている人口が多い言語を習得しておくと、仕事の幅が広がります。
在宅でできる仕事はどこで探せばいい?
在宅での仕事を見つける方法は、主に3つあります。
より良い条件の仕事を見つけるためには、どれも試してみてください。
インターネットの求人情報
在宅での仕事は、アルバイトやパートとして、求人サイトで募集されていることが多いです。
例えば、「データ入力 求人」と検索するとたくさん出てきます。
会社に出勤して行う場合もありますので、必ず「在宅」と明記されているものを選んで、比較するようにしてください。
WEBライターも、自宅でできるものもあれば、出勤するパターンもあるので、働き方の確認は必須です。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、ネット上で、仕事を依頼したい人と仕事を請け負いたい人をマッチングさせるサービスです。
まずは会員登録をしてから、自分がやってみたい仕事を探しましょう。
誰でもできる仕事や単価の良い仕事は人気があるので、すぐに埋まってしまいます。
こまめにのぞいて、良い仕事があればどんどん応募していきましょう。
クラウドソーシングを利用すると、報酬から手数料を引かれてしまいますが、クラウドソーシングのサービス上で支払い処理をしてもらえますので、報酬の振込等でトラブルが起きにくのがメリットです。
セミナー等への参加
在宅ワークを始めたい人のためのセミナーなども開催されています。
仕事を依頼したい企業と、請け負いたいフリーランスとのマッチングイベントなどもありますので、積極的に参加してみましょう。
セミナーで知り合いを作ることによって、その人脈から仕事の話が来ることもあるかもしれません。
まとめ:在宅でできる仕事につくには自分で行動できることが大事
在宅でできる仕事はたくさんあります。
しかしどれも、自分で開拓していかなくてはならないですし、会社員のように待っていても仕事が降りてくるということはありません。
また、契約をしたり、報酬の請求をしたり、お金に関係することも自分で全てやらなくてはいけません。
そういった意味では、在宅での仕事は、仕事探しから報酬を得るまで、自分の力で行動できる人に向いています。
ただ、それさえできれば、自分のペースで好きなようにできるのが在宅仕事の魅力。
自由に働きたい!と思う人は、ぜひ得意な分野でチャレンジしてみてください。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。