どうしても朝起きられなくて、いけないとわかっているのに寝坊してしまうという人へ、寝坊しなくなるための対処法をご紹介します。
これまでの生活習慣を変えていかないと寝坊は治りませんが、しかし生活習慣は癖のようなものですから、変えようと思えば変わります。
また、それでも寝坊してしまったときに使える理由も合わせてご紹介しますので、うっかり失敗してしまった時の参考にしてください。
Contents
寝ているはずなのに寝坊をしてしまう理由は?
それなりに睡眠時間を取っているのに、朝すっきりと目が覚めない。
二度寝して寝坊してしてしまう人は、このような理由が考えられます。
疲労が溜まっている
最近、残業続きで疲れていませんか?
普段なら、6時間くらいの睡眠でも大丈夫だったとしても、疲れている時にはもう少し睡眠をとったほうがいいかもしれません。
疲れを取るのに適した睡眠時間には個人差がありますが、起きた時に疲れが取れていないと感じるならば、それは睡眠が足りていないのでしょう。
会社に行きたくないから
合わない上司がいるとか、今やっている仕事がつまらないとか、仕事に前向きになれない理由があって、起きようという気持ちになれないこともあります。
寝坊はいけないし、そんなことで仕事から逃れられないことも頭ではわかっているのですが、「行きたくない」という気持ちが大きすぎると、朝も起きられなくなってしまいます。
起きる気がない、寝坊してもいいと思っている
人は不思議なもので、思っていることはそのまま行動に出てくるものです。
社会人として、仕事に遅刻するというのは本来あってはいけないことですが、「別に遅刻してもいいや」と思っていると、目覚まし時計は聞こえなくなります。
睡眠時間や疲労とはまた関係がないので、考え方そのものを改める必要があるでしょう。
起立性調節障害の可能性
起立性調節障害は、自律神経のバランスを乱してしまった時に起こりやすい病気で、血圧などが正常にコントロールできず、朝もなかなか起きられません。
やる気ない病やサボり病を勘違いされやすいのですが、れっきとした病気です。
原因によって対処法も違ってきますので、もしも思い当たることがないのに朝起きられないという症状が続くなら、早めに病院を受診することをおすすめします。
仕事で寝坊した時に使える言い訳
人間ですから、間違いはあるものです。
本当に疲れていて全く目覚まし時計が聞こえなかった、ということもあるでしょう。
そんな時には、このような言い訳を使ってみてください。
体調不良
寝坊した時の言い訳として、一番使いやすいのは体調不良です。
ただし、風邪というのははたから見て症状がわかりやすい病気ですので、本当に風邪をひいていないと使いにくい言い訳です。
そんな時には、
- 朝起きたらお腹が痛かった
- 朝から吐き気がして起きられなかった
- 頭痛がひどかった
などの症状の方が、わかりにくいでしょう。
自転車がパンクしてしまった
普段、通勤に自転車を使っている人なら使える言い訳です。
ただし、通勤の途中で自転車のタイヤがパンクした場合であっても、自転車をひいて駐輪場まで行くか、家の近くだったら一旦引き返して、歩いていけばいいわけです。
それほど長時間の遅刻には使えないので、許されるのはせいぜい15分程度の遅刻だと思ってください。
忘れ物をした
駅に着いた時に定期も財布も忘れていることに気づいて、一度家に取りに戻った、という言い訳なら、駅との往復時間くらいの遅刻の言い訳になります。
ただし、大人としてあまり威張れる言い訳ではないので、頻繁に使わない方がいいでしょう。
嘘に自信がない人は正直に寝坊したと言う
上記でご紹介したような言い訳は、結局のところ「嘘」ですので、本当でないことがわかってしまうと周りからの信頼を一気に失う可能性もあります。
そんな危険を冒すくらいなら、正直に寝坊したと謝った方がいいかもしれません。
普段きちんと仕事をしていれば、ごくたまに寝坊してしまったくらいで、評価が落ちることもないでしょう。
嘘は一度ついたらつき通さなくてはなりません。
うっかり辻褄の合わないことを言ってしまいそうだなと不安がある人は、下手な言い訳をしないで素直に謝ってしまいましょう。
仕事で寝坊した時に気をつけること
言い訳するにしても、正直に謝るにしても、寝坊して遅刻をするという連絡を入れる際に、気をつけてほしいことがあります。
早めに自分で連絡をすること
まず、どう頑張っても間に合わないとわかった時点で、上司に連絡を入れることが一番大事なことです。
10分くらいの遅刻で済むからそのまま行ってしまおう、などということのないように、まずは連絡をしましょう。
そしてこの時、自分では言いづらいからと、同僚や後輩に頼む、ということはしないでください。
どんな理由であれ、遅刻をするということは、自分の口から伝えるべきことです。
メールではなく、電話を1本入れて伝えるようにしましょう。
到着時間を伝えて仕事に支障が出ないかも報告
遅刻をするということを伝えると同時に、何時ころ会社に到着するのか、目安の時間を伝えます。
10分程度なら、誰かから電話がかかってきても「ただいま席を外しております」で済むかもしれませんが、30分以上となると、用件によってはそうはいかないかもしれません。
また、朝一でやるべき仕事がなかったか、もしあればどう対処するのかを上司に伝えます。
待っててもらえばいいのか、誰かに何かを連絡する必要があるのか、あなたがいないとわからないことがあるなら、漏らさず伝えておかないと、周りの人に多大な迷惑をかけてしまいます。
遅れたことで仕事に支障が出ないよう、到着時間と急ぎの仕事について必ず伝えるようにしてください。
出社したらすぐに謝る
理由はどうあれ、会社に着いたら上司と周りの人に、「遅れて申し訳ないです」と、とりあえず謝ります。
遅刻するのは伝えているから、とそのまま席についていつも通り仕事を始めると、「なんなの、この人」と思われてしまいますので、気をつけてください。
仕事で寝坊を繰り返してしまう人のための4つの処方箋
気をつけているのだけれど、どうしても寝坊を繰り返してしまうという人は、このような対処法を試してみてください。
1.家族や友達に電話を入れる
絶対に遅刻をしたくないと思ったら、まずは家族や友達に協力してもらいましょう。
家族の携帯に、出勤時間の1時間前に電話を入れる習慣をつけます。
その時、電話に出てもらう必要はなくて、ワン切りでいいのです。
約束の時間になっても電話がかかってこない場合には、寝坊している恐れ大。
申し訳ないですが、電話が来なかったらかけてもらうなどして、寝坊を防ぎましょう。
2.目覚まし時計の置き方を工夫する
寝坊しがちな人は、目覚ましをかけても止めて寝てしまうことが多いです。
ですから、目覚まし時計の数を増やしましょう。
しかし、増やしただけでは、すべて止めてまた寝てしまうでしょう。
ですから、目覚ましがなる時間を少しずつずらし、スヌーズ機能も利用しつつ、歩いていかないと止められない距離に置くのです。
一つ目はテレビの横、二つ目はテーブルの上、三つ目は寝室のドアの付近など、分散しておきます。
それぞれなる時間をずらしておくことで、仮に1つ止めてベッドに戻ってしまっても、また次の目覚ましが遠い場所で鳴ります。
何度もベッドから起き上がっているうちに、目が覚めてくるでしょう。
3.体内時計を整える生活を心がける
朝すっきりと起きられない理由として、体内時計が乱れていることも考えられます。
夜眠くなるには、メラトニンというホルモンの分泌が必要ですが、メラトニンの量は目から入ってくる光によってコントロールされます。
寝る直前までパソコンを見ていたり、夜遅くまでベッドの中でスマホを見ていたりすると、メラトニンが十分に分泌されず、寝つきが悪くなってしまいます。
夜は寝る1時間ほど前からスマホを見るのをやめましょう。
また、朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びます。そうすると体内時計が整ってきて、朝もすっきりと目覚めるようになるでしょう。
4.休日に寝溜めしない
今週は忙しかったなというとき、疲れているからと週末に寝溜めをしてしまう人がいます。
しかし、人間は寝溜めのできない生き物です。
寝溜めをしたからといって、翌日寝なくて良くなるわけではなく、普段の生活のリズムが崩れることで、かえって疲れが出てしまいます。
疲れていたとしても昼まで寝たりしないことです。
いつも通りに起きて、少し体を動かしたり、散歩に出たりして、適度に疲れる方が夜はぐっすり眠れるようになります。
まとめ
寝坊ばかりしていると、あの人はだらしないという評価になってしまい、いくら仕事で成果を出しても認められなくなってしまいます。
それはとてももったいないことです。
今回ご紹介した方法を組み合わせて、寝坊しない対策を講じましょう。
おそらく1つだけではダメなので、今自分ができることは全て試してみてください。
そうすれば、寝坊しないようにすることは可能です。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。