仕事は一人でやるよりも誰かと一緒に組んで行う方が効率的で、なおかつ大きな成果が期待できます。
しかし、そのような仕事のパートナーはどのように選べばいいのでしょうか。
周りを見渡してもパートナーと呼べそうな人はいないし、と思っている方へ、パートナー探しのコツと選び方についてお話しします。
いいパートナーに恵まれれば仕事も楽しくなり、一人ではできなかった仕事にもチャレンジできるでしょう。
Contents
仕事でパートナーがいるメリット
仕事は一人ではできないとわかっていても、パートナーといえるほどの強力な関係を築けている人は少ないかもしれません。
しかしパートナーと呼べる人がいると、仕事には大きなメリットがあるのです。
一人ではできないことができる
自分一人では物理的にできないことが多いものです。
あれもこれもと抱え込んでも、1日にできることには限界があります。
しかしパートナーがいれば労働力、労働時間は単純に2倍。
働き手が増えることで、一人では限界だったこともできるようになるでしょう。
困った時に助け合える
一人では能力的にできないこともありますよね。
不得意なことがあると「誰か代わりにやってくれないだろか」と思いませんか?
自分ではできないことを代わりに得意な人がやってくれたら、うまくいかなかったことも回り出し、大きな仕事の成果が期待できます。
パートナーがいてお互いの足りないところを補い、助け合うことで、仕事の効率は格段にアップするのです。
仕事がはかどる、理想のパートナーとは
では、理想のパートナーとはどのような人を指すのでしょうか。
このような観点で、人の本質を探ってください。
自分にないスキルや人脈を持っている人
パートナーになるからには、自分と同じようなスキルやレベルではもったいないですよね。
労働力は増えるので、一人ではできないことを物理的にはできるようになりますが、お互いに補い合えるかというと少し疑問です。
理想とするのは自分にないものを持っている人です。
スキルはもちろん、人脈なども含まれます。
例えば、アイディアを出すことや企画を立てるのは得意だけれど、細かい仕事が苦手な人がいますね。
その場合には、コツコツ書類仕事ができる人や秘書的な仕事ができる人と組むといいでしょう。
お互いを高められる人
能力を補完し合うという以外にも、お互いのいいところを高め合っていけるような関係を築けることが理想です。
向上心を持って仕事に取り組み、それぞれの得意分野を生かせるようなパートナーを見つけたいですね。
自分を磨くことを怠らない人がパートナーだと「自分も頑張らないと!」とやる気が出ます。
切磋琢磨しあえるようなパートナーならお互いに成長していけるでしょう。
信頼し合える人
仕事を進めていく上でスキル以上に大切なのが信頼関係です。
仕事にはトラブルがつきものですから、様々なことを乗り越えていくためにも、お互いを信頼し常に協力しあえる関係を築きたいものですね。
人間的に相手を信頼できるかどうかというのは、非常に重要な問題です。
多少のことがあっても強固な信頼関係があれば、協力して乗り越えていけるからです。
良いパートナーを見つける方法
そのような理想のパートナーを見つけるには、主にこの2つが考えられます。
良いパートナーが現れるのを待っているのではなく、自分で探しにいかないといけません。
交流会やセミナーに参加する
自分の仕事関連のセミナーなどに参加して、どんどん人脈を広げていきましょう。
もし社内でセミナーや講習会をやっている場合には、今は直接関係ないかなと思うような案件でも積極的に参加しておくといいですね。
違う部署の人と顔見知りになれます。
その繋がりがいつ役に立つかわかりません。
知り合いに紹介してもらう
一番いいのは、信頼できる知り合いに紹介してもらうこと。
どのような人なのか、初めから人となりがわかりやすいからです。
常に「こんな人はいないかな?」とパートナーを求めていることを周りに話しておくといいですよ。
そうすると何かの折に「そういえばこんな人を探していたよね」といい話を持ってきてもらえる可能性が高まります。
仕事のパートナーにする判断基準
知り合ってから間もない時に、この人でいいのか?と判断するには以下の3点について確認してみてください。
遠慮なく意見を言えるか
パートナーといえども、年齢も立場も違うことがあります。
しかしそのような違いを超えて、お互いに意見を出し合うことができなければ、いい仕事はできません。
相手に遠慮することなく自分の意見を言えるかどうかは、とても大切なことです。
同じ夢や目標を持っているか
仕事を進めていく上で、意見のぶつかり合いになることもあります。
トラブルに見舞われることもあるでしょう。
そのような時でも力を合わせて仕事を進めていくためには、共通した夢や目標が必要です。
うまくいかなくなった時には原点に戻って考えることが大切。
ですから、今自分たちは何のために頑張っているのか?ということを思い出せば、トラブルを解決する方法が見つかります。
そのためにも、ブレない目標を共有していることが大事です。
少しくらい脇道にそれることがあっても、同じ方向を向いて進んでいるのなら、必ず仕事の成果に結びつくでしょう。
お互いに利益が上がるかを考える
この人がパートナーになれば、私はこのスキルを提供できるし、相手にはこういったことをしてもらえるというような、お互いに利益のある関係が理想です。
自分だけが得をしてもダメですし、ギブアンドテイクの関係を築けるかどうかが重要です。
こんな人には要注意!パートナーにしないほうがいい人
逆に、こんな人はパートナーにしてはいけない!というタイプも知っておきたいですね。
仕事ができると思ったのに、と後でがっかりしないために、評判などを聞いてパートナーとなる前に見極めたいところです。
なぜかわからないけど嫌な感じがする人
これは直感なのですが、初対面でなぜか理由もなく「なんか嫌だな」と感じる人がいると思います。
そういう直感はなぜか当たるもの。
理性だとか理屈を超えたところで感じるものなので、明確な理由はわかりません。
しかし、なんか嫌だと思うということは、脳の奥深くで何かを感じ取っているのです。
そんな時にはすぐにパートナーにせず、嫌だと感じた理由がわかるまで少し距離を置いた方が良いでしょう。
陰口を叩く人
人の陰口を叩くのはいただけません。
もしあなたに誰かの陰口を言ってくるなら、あなたのことも他で悪くいう可能性が高いからです。
大人なのですから言いたいことがあれば本人に直接言えばいいので、それができない人とは信頼関係を築くことはできないでしょう。
言い訳をする人
仕事で失敗した時などに言い訳する人は避けた方が賢明です。
言い訳するだけならまだしも、人に責任を押し付ける可能性もあるからです。
仕事での失敗は誰でもあることですが、その失敗ときちんと向き合うことをせず逃げてばかりの人とは、いい仕事ができないでしょう。
短気・逆ギレする人
間違いを指摘された時などにすぐに怒り出すような人は困ります。
言い訳する人と似ていますが、自分のせいなのにそうではないと逆ギレする人は、現実を受け止める器がないということです。
何でもかんでも「あなたのせいだ」と責任転嫁される危険もあります。
仕事をする上で小さなことも自分で受け止めることができないような人は、パートナーにしてはいけません。
お金や時間にルーズな人
お金の貸し借りはもちろんしてはいけませんし、ビジネス上のお金は1円単位できっちり考えていかないといけないところですから、お金にルーズな人とはパートナーにはなれません。
そして「時は金なり」の言葉通り、時間はビジネスにおいてお金そのものです。
時間や期日を守らないルーズな人は避けましょう。
まとめ
お互いの足りないところを補い合い、そして高め合えるようなパートナーが見つかると、自分自身も成長できますし、仕事でも大きな成果が期待できるでしょう。
そのような理想のパートナーを見つけるのは簡単ではありませんが、年齢や肩書きに惑わされず、ご紹介したような判断基準を元に、その人の本質を見極めてみてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。