生きて入れば誰にでも訪れるのが人生のどん底とも言える瞬間。
悲しかったり悔しかったり、絶望することもあるでしょう。
そんなどん底期には、実は人生を変えるような転機が待ち受けていることが多いのです。
今は辛いかもしれません。
でも必ず、あなたの行先にはチャンスが待っているはず。
今回は、そんな人生のどん底期に訪れる転機についてご紹介します。
Contents
人生のどん底とはどんなとき?
まずは、多くの人が“人生のどん底”と感じるタイミングについてご紹介します。
大病
人生のどん底として多く人を不安にさせるのが、命に関わるような大きな病です。
仕事もプライベートも、日頃、順調にこなせるのは全て健康な体があってこそ。
健康になれている多くの人は健康に感謝する事を忘れてしまいます。
大病を患うとそんな健康の尊さを突きつけられる一方で、これからの人生や自分が生きている意味を再確認する機会にも恵まれるわけです。
日常生活が順調に進んでいる人ほど、大病の際に味わう悲しみや辛さは大きなものになるでしょう。
事故
大病と合わせて命に関わる健康を揺るがすのが、不意に訪れる事故です。
事故ばかりは日頃どれだけ自分が気をつけていても完全に防ぐことができません。
順調に回服する人がいる一方で、なかなか退院することができなかったり人生を変えてしまうような後遺症が残る人がいるのも事実。
大きな悲しみや後悔を抱く人が多い出来事と言えるでしょう。
家族や友人の死
人生のどん底に自分が親しい人の死をあげる人も多いでしょう。
特に家族は、自分の心の支えになっている事も多く、心の準備ができていない中での死であれば、これから先の人生に絶望してしまう人も少なくありません。
人生を支える礎を失ったかのような気持ちになり、しばらくの間人生のどん底だったと語る人もいます。
また、核家族化が進む現在の日本では、家族と同じように思っていたペットの死を人生のどん底と感じる人も増えています。
失業
サラリーマンではリストラ、自分で事業を立ち上げている人であれば失敗、が失業にあたります。
多くの人にとって仕事は人生を左右する大きな要素ですが、それが大きく傾いた時は人生のどん底にいると感じる事でしょう。
借金をしていたり家族を養う立場にある人であれば、その気持ちも大きくなります。
残園なことに、仕事の失敗を苦に自ら命を絶つ人後を立たないほど、働く日本人にとって失業は大きな人生のどん底となっています。
失恋
特に若い人にとって大きな悲しみとなるのが、失恋です。
大切な人を失うことに加えて、振られた側である場合は自分の人格を否定された感覚に陥り、悲しみが大きくなり人生のどん底と感じる人が多いでしょう。
人生の転機をチャンスに変えるためのステップ
人生のどん底というものは、今まで“普通”だった日常が大きく変わろうとしているタイミングでもあります。
これまでの日常を愛していればいるほど、どん底期に味わう悲しみは大きくなりますが、同時に人生の変化の度合いも大きくなるものです。
ここでは、そんな人生の転機をチャンスに変えるためのステップをご紹介します。
ステップ1:焦らない。今すべきことは2つ。
人生のどん底では、「とにかく悲しい」「これからが不安」「心配が止まらない」など、心の底がソワソワする焦った状態に陥りがちです。
そしてこの焦燥感につきものなのがネガティブな気持ちです。
すなわち、どん底に陥った自分はマイナス思考かつ焦っているわけですが、客観的に考えるとこうした状況下で正しい判断はできないことがわかります。
人生のどん底でまず覚えておきたいのは、焦らないということ。
大きな決断をしなければいけない場合は、答えを急がずに時間をかけましょう。
可能な限り自分の気持ちが正常モードに変わるのを待ちます。
通常モードに早く切り替えるためには、少しでも早く日常生活を開始するに限ります。
気持ちがついていかないかもしれませんが、そんな時は次の2つだけ優先して実践してください。
それは「しっかり寝る」「しっかり食べる」です。
健康な精神は健康な肉体に宿るので、まずはここからでしょう。
ステップ2:明文化する
どん底にいると頭の中が混乱しやすいです。
感情がネガティブかつ不安定な状態にあるため、いつもは正しい思考ができる人でも正しい判断が難しくなります。
そんな時におすすめな方法が、考えを明文化することです。
何かの選択に迫られている場合は、選択肢を書き出してみましょう。
そして、それぞれの選択肢について選択した場合のその後の予測をしてみます。
もちろん、予測結果やその過程も合わせて文章化してみましょう。
可能あれば、家族や友人など信頼できる人にその内容を確認してもらうのがおすすめです。
混乱しない程度にアドバイスをもらい、客観的な視点を得るようにしましょう。
ステップ3:最後は一人で考える
重要な決断がある場合は、家族や友人から適度なアドバイスをもらい客観的な正しさを知る必要がありますが、最終決定の際は自分一人で考えるようにしましょう。
どれだけ人生のどん底にいて絶望していても、あなたの人生はあなたのもの。
後悔したり責任を転嫁しなくて済むように、自分の決断は自分の意思だけで行いましょう。
人生の転機に備えて、日頃から実践したい事
人生のどん底や転機はいつ起こるかわかりません。
不意の事態に備えて、日頃から習慣化しておくと心強い事項についてご紹介します。
リラックスできる方法を知る
まずは、人生のどん底に陥った自分を少しでも早く通常モードにするために、自分を癒せる方法を知っておくようにしましょう。
人によってはそれがお気に入りの場所や香りを知っておくことになるかも知れません。
他にも、自分の体にあった睡眠時間を知ることや体力を回復させるための食事を見つけておくことも重要です。
飲酒や喫煙、人によってはギャンブルなどが自分の癒しだと感じている人もいるかも知れませんが、できれば体や心に良いことをリラックス法として体得しておくことのがおすすめです。
人生における大事なことを明確化しておく
自分の人生をかけて大事にしたいことや成し遂げたい目標を、日頃から明確化しておくようにしましょう。
「これさえあれば、後のことはどうなっても平気」と思いいたれる心があれば、どん底から回復することができます。
そんな風に思っていたものや人がいなくなったことでどん底を迎えることもあるでしょう。
そうした場合には、過去の自分に立ち返って自分の思いの真意を探る必要があります。
例え、大切な家族を失ったとしてもその人の意思を受け継ぎ、その人の分まで人生を全うすることが人間には必要なのです。
信頼できる人を作る
家族や友人に信頼できる人を作りましょう。
人生の転機に訪れる大事な決断は自分一人で行わなければなりませんが、決断を下すまでには可能な限り信頼できる人から意見を聞く必要があります。
客観的な視野は正常な判断には欠かせないからです。
それに、苦しい時に一人でいることほど辛いことはありません。
癒しをもらうためにも、信頼できる人の存在はかけがえのないものと言えるでしょう。
信頼できる人を作るポイントは、日頃から自分が人を信頼することです。
仮に、日常生活で関わる全ての人を信頼したとしても、相手からも信頼されるような“信頼関係”を築けることはそう多くはありません。
信頼関係の構築のためには、価値観が似ていたり気が合ったりなど、複雑な要素が絡み合うためです。
貴重な人間関係を失わないためにも、自分から人を信頼する癖をつけましょう。
まとめ:ピンチはチャンスに変えることができる!
人生のピンチは、新しい人生を作り始めるまたとないチャンスでもあります。
確かに、どん底だと思われる時は気持ちも落ち込んでしまうでしょう。
しかし、悪いことばかりの人生はありません。
あなたが、今回ご紹介した内容を参考に実践してくれたなら、必ず明るい未来が開けるはず。
後悔しないためにも、まずは日頃の習慣を見直して、人生の転記が訪れた時、チャンスへと変えれるようにしてくださいね。

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。