仕事に一生懸命なのはとても素晴らしいことです。
しかし一方で、仕事が全てになってしまう人生も、少し寂しい気がします。
あなたもそんな「仕事人間」になっていないか、仕事人間の特徴を見てみましょう。
また、仕事一辺倒になって寂しい人生にならないためにはどうすればいいか、注意してほしいことについてもお話しします。
仕事人間って、どんな人のこと?その特徴とは
日本人には仕事人間が多いといわれます。
真面目に仕事に取り組み、責任感も強く、とにかく一生懸命。
あなたも仕事人間かどうか、以下の特徴を見てみましょう。
当てはまるものはあるでしょうか?
とにかく仕事に全てを捧げている
仕事人間は、生活の全てが仕事です。
始業前、誰よりも早く出社して、帰りはいつも一番最後。
週末に出勤することもなんのその。
とにかく、仕事をしていることが楽しいので、会社に住んでいるのか?と思うほど、会社の滞在時間が長いのです。
仕事が趣味、プライベートはいらない
仕事をすること自体が趣味ですので、家に帰っても、休みの日でも、常に頭は仕事のことでいっぱいです。
オンとオフの区別などなく、読書も仕事関係の本、というように、趣味も仕事一色です。
話すことも仕事のことばかり
とにかく、仕事の今年考えていないので、友人と食事に行っても話題は仕事のことばかりです。
普通は、家族の話になったり、最近凝っている趣味の話になったりしますが、どんな話題であっても仕事の話になってしまうのが仕事人間の特徴です。
趣味も仕事一色ですから仕方ないでしょう。
友達がいなくならないことを祈るばかりです。
責任感が強い
自分の仕事にプライドを持って取り組んでいますので、中途半端なことは許せません。
とても責任感が強く、何があっても最後までやり遂げようという気持ちで仕事をしています。
積極的にチャレンジする
仕事人間は常に高みを目指していますので、少し難しいと思える仕事にも果敢にチャレンジしていきます。
だからこそ、仕事でも結果を残せますし、さらに頑張ろう!という気持ちにもなれるのです。
壁は高い方が乗り越えがいがある、とばかりにまた新たなチャレンジをしていきます。
達成感が好き
仕事をやり遂げた時の満足感は何にも代えがたいと思っています。
達成感、やりがいを感じられるなら、他の人がやりたがらないような仕事でもどんどん引き受けて頑張ってしまいます。
自分を仕事人間だとは思っていない
仕事が大好きで、仕事をしていることが全く苦にならないので、仕事に人生を捧げていることに疑問を持っていません。
むしろ、家族のために頑張っている、自分を高めるために頑張っているという自負があるので、仕事人間になっていることには気づいていない人が多いです。
仕事人間になっているときに注意してほしいこと
仕事を頑張っているだけなのに、もしかして、周囲から煙たがられているのかな?と思ったら、仕事人間になってしまっている可能性があります。
仕事に一生懸命なのは悪いことではないのですが、周囲との人間関係を円滑にするためにも、少し気をつけてほしいことがあります。
家族や友達の存在を忘れないで
仕事は確かに大切です。
1日の大半を占めているのは仕事ですし、生活費を稼ぐのも大切です。
しかし、人生は仕事だけではないですし、家族や友達など周りの人の支えがあって自分の人生があるのだということを忘れてはいけないと思います。
仕事は失敗することもあるし、頑張っても成果が出ないこともあります。
そんな時に支えになってくれるのは、あなたの周りにいる人たち。
大事な人たちと過ごす時間も、仕事と同じくらい貴重なのものだということを思い出してください。
自分の基準を人に押し付けないこと
仕事が一番!仕事で成果を出さないと!と、自分が思っているのは構いません。
しかし、それはあなたの考え方であって、他の人も同じように考えているのではないのです。
あなたは残業や休日出勤が苦にならないかもしれませんが、あなた以外の人もそうだとは限りません。
仕事よりもプライベートが大事、仕事はお金を稼ぐための手段に過ぎず、趣味に人生を捧げている、というような人もいるのです。
生き方は人それぞれですから、自分の価値観を人に押し付けないことが大切です。
他人の考えを否定するようなことを言ってしまうと、人がどんどん離れていくでしょう。
健康に気をつけること
若いうちは、多少無理をしてもなんとかなるものです。
一晩くらい徹夜しても、どうってことはないでしょう。
しかし、人間には休息が必要です。
食事もそこそこに仕事ばかりしていると、気持ちは充実していても、体にガタがきます。
好きな仕事を長く続けていきたいなら、栄養バランスの良い食事や良質な睡眠をしっかり取ることが大切です。
周囲に頼ることも時には必要
仕事は、一人ではできないものです。
自分の仕事を自分で頑張るのはいいことですが、時には一人でできないこともあると思います。
そんな時には、無理して一人でやりきろうとしてはいけません。
できないことはできないことと認め、周りの人に上手に頼りながら、仕事を進めていきましょう。
仕事を失うと自己肯定感も失ってしまう
今は仕事があるから大丈夫ですが、仕事がなくなってしまった時にあなたがどうなるかが心配です。
仕事によって培われた自己肯定感は、仕事を失うと同時になくなってしまう可能性もあるからです。
仕事人間は、つまらない?それとも楽しい?
仕事人間が悪いのかというと、決してそうではないと思います。
常に仕事に情熱を持って取り組み、やりがいを感じて生きているのですから、それ自体は悪いことではないでしょう。
大事なのはバランス。
人生は仕事だけで成り立っているわけではないので、仕事もプライベートも、どちらも大切にできる人生を歩みたいものです。
仕事人間は「できる人」
仕事人間という言葉は、褒め言葉として使われることは少ないのではないでしょうか。
しかし、仕事人間と言われる人は、総じて仕事ができる人が多いですし、人が嫌がることでも率先してやるなど積極性もあります。
仕事の評価も高いと思いますし、常に高い意識で仕事に臨んでいることでしょう。
会社から見ればとても有用な人材です。
本人もとても楽しいと思います。
ただそれは、仕事をしている間のことであって、仕事から離れた時にどうなるかが問題なのです。
仕事以外の楽しみも見つけよう
仕事が好きなことが悪いわけではありません。
しかし、会社員ならば、いつか仕事生活に終わりがきます。
また、会社自体がなくなってしまう可能性も捨て切れません。
そうなった時に、仕事しかない人生ですと、他にすることがなくなってしまったり、生きる目的を見失ってしまったりして、とても寂しい人生になってしまうでしょう。
ですから、これからの人生をより豊かにするためにも、仕事以外の楽しみを見つけてみませんか?
新しい趣味を始めてみるのもいいですし、プライベートが楽しくなれば、さらに仕事にもハリが出るのではないでしょうか。
仕事人間の特徴を他にも生かせる
仕事人間は真面目で頑張り屋さんです。
その良いところを、仕事以外にも生かせるはずです。
新しいことに果敢にチャレンジしたり、最後までやり遂げようとする粘り強さを持っていたり、その特性はとても素晴らしいことだと思います。
これから新しいことを始めたとしても、きっと自分のものにしていけるでしょう。
まとめ
他の人が嫌がる仕事でも積極的に取り組み、朝早くから夜遅くまでやっていても苦にならない仕事に出会えたというのは、ある意味とても幸福なことだと思います。
しかし、人生は仕事だけではありません。
仕事以外にも自分を高められることはたくさんありますし、家族や友人との繋がりもとても大切なことです。
そういったものも大事にしながら、仕事のやりがいも感じられるように、時間の配分をバランスよくしていきたいものです。
あなたの良さを趣味などにも生かして、もっと人生を豊かにしていきませんか?
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。