仕事の悩み

仕事中の動悸が頻発するのは体が発信するSOS

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この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

仕事中ふとした瞬間に心臓がバクバク音を立てる…これは動悸という症状です

特に特定の事柄について考えたり、特定の人と仕事上の連絡を取ったりする際に決まって動悸が起こる場合は、その行為があなたに多大なストレスを感じさせてしまっていると考えていいでしょう。

ここでは、動悸が起こるメカニズムと動悸の症状を押さえて快適に仕事をするための方法について理解していきましょう。

動悸が起こる原因は自律神経の乱れ


急に心臓がバクバクして気分が悪くなる動悸の症状ですが、これがなぜ起こるのかについてお話ししましょう。

動悸が起こる原因は自律神経の乱れです。

自律神経とは、普段私たちが無意識におこなっている呼吸や血液の循環をつかさどる神経で24時間私たちが眠っている間も働き続ける神経のこと

自律神経には「交感神経」「副交感神経」があり、交感神経は体の活動時や興奮時に活発になり、副交感神経は体を休めている安静時に活発になります。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことを自律神経が乱れるといい、この状態はストレスや過労によって引き起こされます

仕事で極度のストレスを感じたときに動悸が起こるのは、自律神経の乱れが原因となっている場合がほとんどです

仕事中に動悸の症状を経験した3つの事例


動悸の症状は具体的にどのような状況で起こるものなのでしょうか。

実際に動悸に悩まされた経験のある3名の事例を紹介し、それぞれの原因を考えてみましょう。

ケース①強く上司から責められた

「仕事でミスをしたときに、厳しい上司からとんでもない大声で怒鳴られ罵倒されました

ミスをしたショックよりも怒鳴られたことに委縮してしまい、その直後数分にわたり動悸がしました

心臓がドクドク音を立てて恐怖感が募り数分間トイレの個室にこもって呼吸が整うのを待ちました。

それ以降その上司の顔を見るたびに動悸が起こるようになり、ひどいときにはその上司の名前をメールの中に見つけただけで動悸が起ります。」

(31歳事務職 女性)

このケースでは、明らかに上司からの度を越えた𠮟責により動悸の症状が始まっています

一度怒鳴られて罵倒されたことが忘れられず、イメージとして頭の中に残り続けているため、本人を目の前にしたり本人に関連するものを目にしたりすると動悸が起こってしまう状況です。

ケース②取引先にプレゼン中に過度に緊張した

「私は営業マンですが大勢の前でプレゼンをすることが大の苦手です。

取引先のイベントで、300名ほどの大勢の前で15分程度プレゼンをする機会があったのですが、緊張のあまり手が震え心臓がバクバクして外に聞こえてしまうのではないかとさえ思いました

プレゼンは自分でも何を言っているのか分からないお粗末な出来でしたし、自分が情けなかったです。

それ以降もプレゼンの機会は定期的にあり、そのたびに動悸に悩まされています。

(29歳営業職 男性)

このケースでは、人前でのプレゼンにあたり過度に緊張し失敗してしまったことが原因となっています。

一度大きな失敗をしてしまったことでその経験がトラウマになり、毎回プレゼンのたびに動悸に悩まされるようになってしまった状況です。

ケース③残業続きで疲れが限界に達していた

「ホテル勤務で不規則なシフト労働の上に残業が続き、その月は1カ月の残業時間が80時間を超えていました

帰りはいつも終電になり自宅に帰りついてもなかなか寝付けず、夢の中でも仕事に追いかけられていました。

そのうち仕事にいく通勤途中、職場に着くころに決まって動悸がするようになりました

3分程度でおさまるのですが、気分が悪く朝から暗い気持ちで仕事をスタートしなければならない日々が続いています

(32歳サービス業 女性)」

このケースでは、過酷な労働状況が原因です。

体が極端に疲労してしまうことから自律神経が乱れ、動悸の症状を引き起こしてしまっています。

一度症状が起こると、また動悸の症状が起こるのではと更なる不安を招き、その不安によりさらに動悸の症状が起こりやすくなっている状況です。

動悸は体からのSOS!症状を見過ごさず対処しよう


仕事中に動悸に悩まされる事例はさまざまですが、どの例をとっても見過ごすべきではない深刻な問題です。

動悸が起こるのは体がSOSのサインを発信していると考え、対策を考えていくことが大切です。

動悸が続く場合、どのようにその症状を改善していく方法があるのでしょうか。

ここでは対応方法を3つお話しておきましょう。

対応①心と体を十分に休める

過度な疲労は万病のもと

動悸に悩まされる時は、十分に休息をとることがまず何よりも大切です

体が疲れていても心が疲れていても、自律神経は乱れやすくなり動悸も起こりやすくなります

激務に追われている場合は休息をとることさえ困難かもしれません。

ですが、自分自身の健康には変えられません。

心身ともに休ませることが今は何よりも大切だと考えましょう

対応②動悸の原因となる問題を解決する

動悸の原因が特定の人や特定の業務である場合は、その原因を解決しなければ動悸の症状を改善することはできない場合がほとんどです。

解決策を考えましょう

特定の上司が原因であれば、それを相談できる人を探しましょう

特定の業務が原因であれば、そのことを上司に相談しましょう

「自分が我慢すればいい」と考えて無理を続けると、動悸の症状は良くなるどころか悪化する可能性が高いです。

対応③心療内科を訪ねる

動悸の症状が頻発すると、仕事に前向きな姿勢でのぞむことは難しくなるでしょう

動悸の原因を考えて解決しようと思っても上手くいかない場合や、解決する気力さえわかないときには心療内科を訪ねましょう

心療内科に対して抵抗がある人もいるかもしれません。

ですが、動悸の症状は心療内科で薬を処方してもらうことで改善することも多いです

自分で解決しようと意固地にならずに医学の力を頼ることも大切です

特に、動悸の症状はうつ病適応障害などの精神疾患が原因となっていることも少なくありません。

早めに医師の診断を受けることで適切な治療を受けることができます。

ためらわずに心療内科を受診しましょう

動悸の症状に悩まされる人の多くは努力家で完璧主義


仕事中の動悸に悩まされる人は少なくありません。

その多くが仕事に対して、「必ず成功させるんだ」「営業成績トップを狙うんだ」などの高い志を持っている人たち。

自分自身がなりたい「理想のビジネスパーソン像」が明確で、そこに近づくために日々努力を怠らない人たちこそ、動悸の症状に悩まされる傾向が強いです。

努力することや完璧を目指すことは素晴らしいことです。

ですが、自分に厳しくしすぎることで自分自身を追い詰めてしまっている可能性があるということを忘れないでください。

自分に課している目標が自分のレベル相応のものなのかもあわせて考えてみると良いでしょう

まとめ


仕事上の動悸に悩まされる原因は、多くの場合仕事上のミスや人間関係、もしくは過度の疲労からくるものです。

自律神経が乱れることで起こる動悸の症状は、体が悲鳴を上げている証拠です

動悸が頻繁に起こる場合はこの症状を無視せず、改善する方法を考えるのが先決です。

心と体の健康状態が良くなれば必ず動悸の症状は改善されます

今後気持ちよく仕事を続けられるよう、体からのSOSサインを見逃さずに対応していきましょう。

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