「仕事がくだらない」と感じている人にとって、毎日職場へ出かけて、くだらない仕事をこなすのは苦痛でしょう。
くだらないと感じているまま、人生の大事な時間を仕事に費やし続けるより、自分から動いて状況を変えてみませんか?
この記事では、仕事がくだらないと感じる理由を明確にして、くだらないと感じる状況から抜け出す対処法をご紹介してきます。
Contents
仕事がくだらないと感じる理由
まずはあなたが今の仕事に対し、何でくだらないと感じるのか、理由を考えてみてください。
以下に、仕事に対し「くだらない」と感じる時に多い理由を挙げていきます。
意味が見出せない業務をさせられる
紙書類の印刷、無駄な会議、飲み会など、仕事に役に立つのか疑わしい業務を大量にさせられている時、「仕事がくだらない」と感じるでしょう。
実際、「仕事がくだらない」という理由で会社を退職する人の多くが、このような事業内容とは直接関係ない部分に嫌気がさして退職を決意しています。
小さな企業では、上司に「効率が悪いのでやめましょう」と掛け合うことも出来そうですが、企業が大きくなればなるほど、意味のない業務を無くすことは個人の力では難しくなります。
業務内容に興味がない
そもそも、会社がやっている事業内容や、日々の業務内容に全く興味が持てない場合は「仕事がくだらない」と感じるしょう。
仕事に限らず人は、興味のあることは自分にとって「意味がある」と感じ、興味のないことは「意味がない」と感じる傾向があります。
さらに、自分の仕事に興味が持てないと、会社が提供するサービスをお金を払って利用したい人の気持ちが分かりません。
興味のなさが、今の仕事は誰かにとって嬉しいもの、役に立つものだという実感のなさに繋がり、「くだらない」と感じるのです。
自分が役に立っていると思えない
立ち上げから間もないベンチャー企業や中小企業は、業務に対して社員が少なく、一人でも抜けると成り立たないという会社もあります。
しかし、安定した大企業というのは、たいてい誰か一人が欠けたら成り立たないようには出来ていません。
例え社員が一人が急に休んだり、辞めても、会社が倒れないように一人一人の役割や権限を小さくしています。
一人一人の役割が小さい会社にいると、「自分が絶対やらなきゃいけない」「自分の頑張りが会社に影響する」というプレッシャーは感じずに済みますが、「別に自分がいなくても構わない」という気持ちにもなってゆきます。
仕事へのモチベーションが「このまま会社にいればいずれお給料が上がる」こと以外にない状態だと、仕事自体に対して「くだらない」という感情が出てくるでしょう。
働く目的が不明
あなたは今、何のために働いていますか?
この答えが出てこない人は、働く目的が見えていないことで「仕事がくだらない」と感じているのでしょう。
人が働く理由は、個人個人で見出さなければなりません。
ある人にとっては「稼いだお金で子供を育て上げる」ことが働く理由かもしれませんし、またある人は「仕事で社会に貢献する」ことが働く理由だったりします。
働く目的によって、どんな仕事に就けば目的が達成されるかが変わってきますから、自分なりの働く目的を明確にすることは重要なのです。
成長ができない
人は、成長する余地がない状況にいると「くだらない」と感じがちです。
例えば、学校では1年生の内容を勉強したら2年生の内容へ、次は3年生へとレベルアップしますが、会社ではある一定のレベルまで到達したら、そのまま延々と同じ業務をやらされる場合があります。
レベルアップすることなく、毎年延々に掛け算をやらされたら、「くだらない」と感じるのは当然です。
ただ、業務内容が同じでも、より効率化したり、より良いやり方に変えたり、クオリティを高めたり、自由に色々試せる環境なら成長の余地はあります。
成長できないから「くだらない」と感じる場合、社員の成長を阻む上司や会社の体制が存在する可能性が高いです。
くだらないと感じている限り上手くいかない
仕事がくだらないと感じている状況は、我慢せずに、早く抜け出した方が良いでしょう。
なぜなら、生活のほとんどの時間を捧げる仕事がくだらないということは、あなたの人生自体がどんどんくだらなくなっているということだからです。
仕事をくだらないと感じている限り、その仕事で実力を最大限に発揮することはできませんから、会社にとってもあなたにとっても不利益しかありません。
そして残念なことに、仕事がくだらないと感じることは、やり過ごしていればいずれ自然と治るものではありません。
早めに自分から動くことをお勧めします。
仕事がくだらない状況を変える方法
仕事がくだらない状況を抜け出すには、自分が変化するか、周りを変化させるか、環境を変えるかの3つの方法が有効です。
具体的に行動を挙げていくと、以下のようなものがあります。
何事にも興味を持つよう能動的に動く
人間、興味さえ持てば、何をすることも楽しいはずです。
例えば、コピーをとる、書類印刷する、といった大したことのない業務でも「コピー機にはどんな機能がついているんだろう?」「コピー機を100%使いこなしてみよう」と自分から興味を持って取り組めば楽しくなるでしょう。
コピー機一つとっても、個人で購入し使おうと思うとなかなか高価ですから、業務でそれを使えるのは、考え方次第で会社員ならではの旨みです。
他にも「ホワイトボードを会議で有効的に使う方法」「仕事がしやすい机の上の配置」「パソコンソフトの使い方」など、いつもの業務を自分から興味を持って調べるだけで、くだらなかったことが一気に楽しくなるはずです。
くだらない業務とくだらなくない業務を分け、くだらない方を減らす
仕事の全てをくだらないと感じていますか?
社内報告の資料作りは「くだらない」と感じているけれど、クライアントとの打ち合わせは「有意義だ」と感じていたりしませんか?
大抵の場合は、今の仕事にも何かくだらなくない部分があるはずです。
「くだらない」業務と「くだらなくない」業務をはっきりさせて、くだらない業務を出来るだけしなくてに済むように動きましょう。
くだらないと感じている業務は得意そうな人にお願いして、自分は自分の得意な業務量を増やしたり、くだらない業務は無くすよう上司に掛け合うなど、自分で周りに交渉するのです。
稼いだお金を有意義なことに使う
自分の人生に仕事しかない場合、仕事内容にやりがいを感じていないと「くだらない」と感じます。
しかし、プライベートで有意義なことにお金を使う場合、その資金を稼ぐための仕事はくだらなくはないですよね。
仕事はお金を稼ぐためのもので、仕事以外のことに人生の比重を置くのも「仕事がくだらない」という考えから抜け出す1つの方法です。
ただ、たくさんのお金を稼ぐために法律に触れる仕事をしたり、他人を不幸にする働き方をすると、後々社会的に制裁があったり、人望を失い孤独になるなど、の大きなしっぺ返しがきます。
他人に迷惑をかけない範囲なら、ただ「お金のため」に働くのは何にも悪いことではなく、むしろあれこれ悩まずに仕事ができるようになります。
ベンチャー企業に転職する
大企業や、前時代的な考えの人間が多くいる平均年齢の高い企業では、「くだらない」と思う会社の風習や、意味の感じられない業務があっても自分で変えることは不可能に近いです。
しかし、出来たばかりのベンチャー企業なら、若手でもある程度決定権を持たせてくれ、くだらないことがあったなら「無くしましょう」「変えましょう」と提案できる社風のところが多いです。
ベンチャー企業は大企業と比べると、お給料や福利厚生が少ない、社会的な信用があまりない、仕事のプレッシャーが大きい、などのデメリットもありますが、「仕事がくだらない」という部分が改善される可能性は高いです。
会社を立ち上げる
会社を立ち上げた場合、「何をするか」の決定権は全てあなたにありますから、自分がくだらないと思っていることを我慢してやる必要はありません。
もちろん、会社を立ち上げれば責任は大きくなりますが、やりがいも大きいものです。
今働いている会社の他に働きたい会社が思い当たらなかったり、会社員という働き方自体をくだらないと感じている人は、起業することも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
仕事がくだらないと感じる理由は様々ありますが、それは解消するには自分が変化するか、周りを変化させるか、環境を変えるかです。
ご紹介した具体的な方法を参考に、自分で考えた、仕事がくだらないと感じる理由を解消するために何が有効かを検討してみてください。
仕事がくだらない状態は、ただ我慢していれば治るものではないので、ぜひ自分から積極的に動いてみてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。