仕事でワクワクしないと感じることはありますか?
どんな仕事もワクワクできる時ばかりではありませんが、ストレスに感じるほどにワクワクしない日々が続くのであれば、それは今の仕事を“卒業”すべきタイミングが来ているのかもしれません。
今回は、仕事を辞めるべきサインについてご紹介します。
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“仕事でワクワクしない”のは、転職のサイン?
どんな仕事にも嫌なことはつきものです。
企業で働いている人に関わらず、自分の意思だけでやりたいことをしているかのように見える起業家やフリーランスにも嫌な仕事や大変な時期があるもの。
だから、ワクワクしないと感じる時期があるのは当たり前のことです。
しかし、ワクワクしない日が毎日のように続き、「この仕事の醍醐味はコレコレ!」と思えるような瞬間がないのであれば、それは転職を考える大きなサインだと言えるでしょう。
仕事がワクワクしないだけじゃない、転職を考えるべきサインとは?
1:周りが自分のことしか考えていない
恵まれた環境で働く人からすると耳を疑うようなサインですが、職場の中には自分の出世や自分の働きやすさにしか考えが及ばない同僚に囲まれて働いている人も。
特に、自分の上司がこんな考えの持ち主だととても働きにくい思いをするでしょう。
中には、部下の手柄を丸ごと自分の成果のように会社へ報告する人まで。
上司を含む職場環境を自分一人の力で変えることは難しいため、不本意ではありますが転職を考えるサインと捉えるべきだと言えるでしょう。
2:“見せしめ”のように怒られる
仕事に失敗はつきものです。
場合によっては上司や先輩からきつく叱られることもあるかもしれません。
しかし、その叱られ方が度を超えていると考えものです。
もちろん、あなたに落ち度がないのに叱られるのは言語道断。
あなたがミスをしていたとしても、例えば周囲への見せしめのように怒られたり、そんな世帯がなん度も繰り返されたりするようであれば転職すべきでしょう。
上司の性格にもよりますが、社風がそうさせることも多いもの。
環境を変えるために転職が有効な手段となるサインです。
3:人間性を見てもらえない
大きな企業で働いていればいるほど、自分が会社の部品(一部)のように感じることがあるでしょう。
もちろん、大きな組織を動かすためには一人一人が歯車となって働かなければならないシーンも多々あります。
それに、あなたがいなくなることで組織運営に支障をきたすようでは健全な経営と言えないのも事実。
しかし、日々の働きの中であなたの人間性を誰からも見てもらえないと感じるなら、それは大きな問題です。
まるで機械のように働き続けやりがいを感じないのであれば、働き方や環境を見直す必要があるでしょう。
4:将来が見えない
人生は100年時代に突入しました。
定年の概念すら無くなった現代の日本で、あなたはビジネスマンとして何年生き続けるでしょうか?
生活のことを考えると自分に適した環境でなるべくなら長期間働きたいと思うでしょう。
この点において、将来が見えるということは非常に貴重なこと。
明るい将来ばかりではないにしても、社内に憧れのロールモデルがいたり今の働き方に満足していることは、長期的な視点においても重要なことなのです。
5:“仲間”が見当たらない
ここでいう仲間とは、毎日ワイワイ楽しめる相手という意味だけでなく、同じ志を持ち夢に向かって歩める人を指します。
ある専門家は、最も幸せな暮らしをしている人は、高い報酬をもらっているわけでもやりがいのある仕事をしているわけでもなく、良好な人間関係を築いている人と提言しています。
この提言を信じるなら、職場環境において同じ志を持つメンバーがいることはこの上ない幸せということになるでしょう。
反対に、気の合わない人ばかりに囲まれていては、どれだけ収入があっても仕事にやりがいを感じていても、その仕事を長く続けることは難しいのかもしれません。
6:給料が不当に低い
働く一番の理由がお金でないという人は大勢いますが、やはりお金が重要な要素であることは間違いありません。
それに、お金による報酬はあなたのビジネスマンとしての価値を決める大きな基準でもあります。
自分スキルや能力以外の何かで給料が不当に低いと感じるなら、転職の道を考えましょう。
今の日本は、空前の売り手市場です。
あなたが冷静に自己分析をし、適切な市場で自分をアピールすることができれば、今以上の収入を得ることはそう難しいことではないでしょう。
仕事がワクワクしないのはどうして?
これまで、転職のサインについてご紹介しましたが、中には自己改革を行えば仕事のワクワクを取り戻せるケースも存在します。
「どうしてワクワクしないのか?」という視点に立って確認してみましょう。
働く目的を言えますか?
「あなたが今の仕事をしている理由はなんですか?」この質問にすぐに笑顔で答えられる人は、ワクワクするビジネスライフを送っていることでしょう。
仕事をするのは社会人の義務であり、ほとんどの人が一見同じようにビジネスライフを送っていますが、実はその目的は多種多様。
「お金のため」と割り切っている人も、お金をためてやってみたいことの“目的”部分にワクワクできるのなら、毎日をワクワクしながら過ごすことができるでしょう。
「今の仕事が好きだから」「仕事で訪れる○○な時間がたまらないから」など、再度働いている目的を考えてみましょう。
仕事は与えられるものだと思っている
世の中には、誰かから与えられる仕事と自分で作り出す仕事の2つが存在します。
ワクワクできるのは圧倒的に後者です。
仕事のスタートは誰かの依頼だったとしても、自分が担当になったその瞬間から自分主体的に動き解決策を作り出す意識を強く持てば、少しずつワクワク感が増すでしょう。
世の中に存在する仕事のうち、主体的に動けないものは存在しません。
なぜなら、主体性は仕事の内容で決まるのではなく、自分自身が決めることだから。
ワクワク感を味わいたいのならまずは自己改革を始めてみるのもおすすめです。
他人に認められることを求めている
人は自分で自分を認められた時に大きな幸せを感じます。
仕事だって同じこと。
多くの企業は従業員の仕事の成果を、上司や会社が評価する制度を取っています。
組織を運営する上では最も効率的なやり方として定着していますが、仕事のワクワク感を求めるなら他人に依存してはいけません。
どれだけ精緻な評価制度を取っていても、あなたの頑張りを100%知っているのは誰でもないあなたなのです。
誰にどんな評価をされるか?に捉われず、自分が掲げた目標にどれだけ邁進できたかを、自分で認める習慣をつけてみましょう。
まとめ
仕事でワクワクしないのは、転職を考える一つのきっかけにもなります。
ですが、ワクワクがずっと続く仕事というのもなかなかないのが現実です。
仕事でワクワク感を得るためには、本記事でご紹介したような考え方を頭に入れておくことも大事になります。
今の仕事にワクワクを感じないのは一時的なものなのか?そうではないのか?
このような視点も踏まえ、本記事の内容を振り返って転職するタイミングなのかどうかを改めて考えてみてください
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。