今日も仕事でむかついた!と毎日イライラしていませんか?
怒ってもどうしようもないとわかっていても、腹が立つこと、たくさんありますよね。
仕事でむかつくことが多いと思う方は、イライラしていてもいいことはありませんから、その原因を把握し、対処法を考えてみませんか。
今回はむかついたときの対処法と、やってはいけないことについてもあわせてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
Contents
どんなことにむかつくか?原因を把握する
まずあなたがむかつくのはどのようなことに対してでしょうか。
上司なのか同僚なのか、それによっても対処法が違ってきますので、まずは原因を把握しましょう。
私は何に対して、どんな時にむかつくんだろう。
それがわかるとイライラすることも減ってきます。
無能な上司にむかつく
尊敬できる上司もいれば、その逆もいます。
どうしてこんな人が私より給料が高いんだろう?と思うような人もいるでしょう。
・自分のやり方ばかり押し付ける
・仕事の振り方が理不尽だ
・部下の意見に耳を貸さない
・部下によって態度が違う
など、むかつく理由はいろいろあると思いますが、仕事ぶりを見ていて「この人はできる!」「うちの上司はすごい!」と尊敬できないのでむかついてしまうのでしょう。
意見の違いに納得がいかないとき
仕事をしていれば意見が食い違うことはよくあることです。
意見の違い自体は仕方のないことですが、自分が間違っていると言われて、その理由も教えてもらえないとなるとむかつきますよね。
「絶対私の方が正しいのに…」と思うこともあるでしょう。
少しでも話し合う余地があればいいのですが、頭ごなしに否定されたり、全く聞き入れてもらえないと怒りのやり場も無くなってしまいます。
気の合わない同僚に対してむかつく
経験もそれほど違わないのになぜか上から目線だったり、人の神経を逆なでするようなことばかり言ってきたり、何かと気の合わない人はいるものです。
そんな人が近くにいると、むかつくことも多くなりますね。
いわれのない陰口を叩かれたとき
会社にはいろいろな人がいますが、人の噂話やあることないことを吹聴することが好きな、迷惑な人もいます。
そんな人に目をつけられてしまうと、余計なストレスが増えてしまいます。
どうすればいい?むかつく相手への対処法6つ
職場でむかついたらどうすればいいか、6つの対処法をご紹介します。
相手が誰であっても使える方法ですので、ぜひ試してみてください。
1.深呼吸をして落ち着く
むかつく!と思った時には冷静になることが大切です。
イライラしたまま行動してしまうと、余計なトラブルを招きかねませんので、まず落ち着きましょう。
気持ちを落ち着けるためにして欲しいのは、深呼吸です。
深呼吸をすることによって次のような効果が期待できます。
・自律神経の交感神経を落ち着かせる
・心拍をゆっくりにする
・ストレスを和らげる
オハイオ大学の心理学者ブラッド・ブッシュマンの実験によりますと、怒りのままに感情を爆発させるより、静かに2分間じっとしている方が早く気持ちが落ち着くということがわかっています。
ですから、むかついたらいつもよりゆっくりと、腹式呼吸で深呼吸をしてみましょう。
まずゆっくりと息を吐き、吐ききってお腹が凹んだら、息を吸うようにします。
これを気持ちが落ち着くまで繰り返してください。
むかついた気持ちもだんだんと和らいでくるはずです。
2.相手がなぜそんなことを言うのか考えてみる
どうしてこの人はいつもこんな理不尽なことを言うのだろう、どうしてこういうものの言い方をするのだろうと、相手の言動の理由が理解できないことがあると思います。
しかし理解できないからといってむかついてばかりでは、お互いのためによくありません。
こんな時は、むかつく相手のことをそっと観察してみてください。
もしかしたら、その人がむかつく行動をする理由が見えてくるかもしれないからです。
上司といえども人間ですから、自分が管理職になったことへのプレッシャーに押しつぶされそうになっているのかもしれませんし、能力不足を痛感して実は辛い思いをしているのかもしれません。
特に、学歴や職歴で強いコンプレックスを持っている人は、自分でも無意識のうちに高圧的な態度に出てくることがあります。
自信のなさの裏返しといったところですが、本人も一生懸命なのです。
ただ腹をたてるのではなく、「どうしてこの人はこんなことを言うのかな?」と一歩引いて見てみると、これまでわからなかった相手の一面が見えるようになります。
3.自分の気持ちはきちんと伝える
上司であっても同僚であっても、おかしいと思ったことはストレートに伝えてみましょう。
我慢するのは良くないですし、黙って我慢していてもその行為が人をむかつかせるのだということがいつまでたっても相手にはわからないからです。
とはいえ、伝え方には少しコツがあります。
間違っても「その言い方はむかつきます」なんて言ってはいけません。
例えば、人の予定も考えず、「これ、急ぎでやって」などと仕事を無茶振りしてくる上司もいますよね。
そんな時には、次のように伝えてみてください。
「今日は別の仕事を優先して進めておりましたので、急にご依頼されますとスケジュールを調整するのがとても難しくなってしまいます。できればもう少し余裕を持ってご依頼くださるか、早めに打診をしておいていただいたら、私も仕事がやりやすくなります」
同僚や後輩ならもう少しストレートに伝えてもいいでしょう。
「そういう言い方はどうかと思う」と、できれば笑顔であなたの気持ちを伝えてみてください。
一人で悶々とするよりも、はっきり言った方がスッキリします。
4.むかつく指摘を成長の糧にする
何かを言われてむかつく時は、相手が悪いとばかりは言えません。
それは「図星を指されたから」という理由でむかつくことがあるからです。
自分でもわかっているけどどうしようもないことを、あえて他人から指摘されるとむかつきますよね。
そんな時は、そのむかついた気持ちを自分の糧にしてみましょう。
むかつくと腹を立てるのではなくて、自分へのアドバイスだと思って聞くのです。
大人になると、本当に大事なことを指摘してくれる人は少なくなります。
特に最近は、部下を怒るとすぐにパワハラだと言われてしまうために、ミスを指摘することにすら躊躇してしまう人がいます。
しかし自分が至らなかった点を指摘してもらえるということはありがたいことなのです。
会社の中でも地位が上がるにつれて、自分を注意してくれる人はだんだん少なくなっていくからです。
怒ってもらえるのも今のうちと思って、腹を立てるより自分の糧にした方がずっと建設的ではないでしょうか。
もう二度と言われたくない!という強い気持ちを持って仕事に取り組めば、むかつくことを言われたことが逆にあなたの財産になるでしょう。
5.適度な距離を置く
仕事とは関係のないことでむかつくことを言ってくる人、陰口を叩くような人とは一定の距離をおきましょう。
挨拶はきちんとし、仕事でも必要なことはきちんと話すなど、社会人として必要な礼儀を守っていれば、それ以外で口をきかなくても何の問題もありません。
人が100人いれば100通りの価値観がありますから、どうしても合わない人は出てきます。
無理に一緒にいる必要はありませんから、適度な距離を保ちながらも無駄に関わらないようにすればむかつくこともないでしょう。
会社は仕事をする場であって、友達を作る場ではありません。
そう割り切ってしまえば、無理して仲良くしなくても良いのではないでしょうか。
6.圧倒的な仕事の結果で見返す
むかつく同僚、むかつく上司に対しての一番の対処法は、あなたが仕事をきっちりとこなすことです。
圧倒的な結果を出していけば、同僚だって陰口のたたきようがないですし、上司の態度も変わってくるはずです。
むかつく後輩がいたとしても、あなたの頑張りを見れば、「この人にはかなわないな」と思うようになるでしょう。
頑張っている姿は必ず誰かが見ていてくれますし、仕事で結果を残していけばあなた自身の評価もどんどん上がっていくでしょう。
むかつく相手がぐうの音も出ないほど、仕事を頑張ってみましょう。
これはだめ!仕事でむかついてもやってはいけない3つのこと
忘れてはいけないことが1つあります。
それは、あなたがむかつく相手でも、他の人はむかついていない可能性があるということです。
むかついた!と感情的になって対応するのは控えましょう。
1.感情的に相手を責める
もし本当に相手のやり方、言い方が間違っていたとしても、それを正面切って非難するようなことを言ってはいけません。
感情的になって相手を責めてしまうと、あなた自身が「すぐ感情的になる」というレッテルを貼られる可能性もあるからです。
また、ストレートに相手を責めるとその人のプライドを傷つけてしまいます。
それが正しい指摘だったとしても、プライドを傷つけられたと感じると、あなたに対してマイナスの気持ちしか生まれません。
お互いにとって何もいいことはありませんので、自分の気持ちを伝える時には事実を客観的に伝えるようにし、感情的にならないように気をつけてください。
2.陰口を叩く、やり返す
いわれのない陰口を叩かれたとしても、あなたまで同じように陰口を叩いてはいけません。
同じ土俵で戦ってはいけないのです。
陰口には必ず尾ひれがつきますから、それが巡り巡ってあなたに対して害を及ぼすことになるでしょう。
3.あからさまに無視する
どんなにむかついたとしても、社会人としての礼儀を忘れてはなりません。
挨拶をするということは人として大切なことですから、腹の立つ相手に対してもきちんと礼儀は守りましょう。
むかつくからといって無視するようなことをすると、逆にあなたの方が人気ない人だと思われてしまいます。
ここは仕事と割り切って、無駄な対立を招かないよう、大人の対応をすることをおすすめします。
まとめ:仕事でむかつくことも冷静に対処しよう
どこの職場にもむかつく人はいるものです。
それでも自分の気持ちをきちんと伝えるとか、適度な距離を置くなどの対処法はありますから、安心してください。
むかつくことをバネにして、ますます仕事を頑張れば、むしろあなたにとって良い結果をもたらしてくれます。
会社は友達を作る場所ではないと割り切って大人の対応をし、自分も仕事に集中しましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。