仕事で大きなミスをしてしまったときに、ただ落ち込んだり怒られることにおびえて動けなくなってしまう人もいるでしょう。
しかし、大きなミスをしたのであれば、周囲にも迷惑がかかる可能性が高いということ。
ミスを挽回するためにも、すぐに対処のために動かなければなりません。
そこで今回は、さまざまな業種の方の「仕事で大きなミスをしてしまったエピソード」をご紹介します。
ミスに対して、どのような対応をしたのかも答えてもらいました。
自分が大きなミスをしてしまった場合に、どう挽回すべきかもご説明していますので、参考にしてみてください
Contents
仕事でミスをしてしまったことがある人はどれくらい?
エン・ジャパン株式会社が女性向け求人サイト「エンウィメンズワーク」上で、女性790人におこなったアンケートによると、99%の女性が「仕事でミスをしてしまったことがある」と回答しました。
大きなミスをしてしまった場合に「なんて自分はダメなんだ」と考えてしまいがちですが、起こってしまったことはしかたのないこと。
大切なのは落ち込む前に、即座に行動することです。
仕事で「大きなミスをしてしまった!」エピソード
今回、クラウドソーシングサービス「Lancers」を利用している40代までの男女に、「仕事で大きなミスをしてしまったエピソード」を教えてもらいました。
多くの人は、ミスにどのように対処しているのでしょうか。
- 旅館で働いているのですが、チェックイン前に部屋のチェックをしているときに障子を破いてしまいました。
自身で対応できないと感じ上司に報告をし、修理を依頼しました。幸いチェックインに間に合い、事なきを得ました(30代女性・宿泊業)
- ショッピングモール内のショップを、朝オープンする担当だったのに寝坊してしまい、モールの中で1店舗だけシャッターの下りた状態にしてしまいました
言い訳することもできず、ただただ平謝りするしかありませんでした。周りのショップの方々にもお詫びをいたしました。(40代女性・小売業)
- 会社の新パンフレットの発送の際にデータ抽出を任されたが、抽出条件をミスしてしまい、非対象者に発送してしまった。
しばらくミスに気付かず、クレームがあって始めてミスが発覚した。上司に謝罪し、再度データを抽出し発送し直しました。発送費は一部自腹で支払いました。(30代女性・事務)
- 相手先での作業で機械の部品交換の際に操作を誤ってしまい別の部品を壊してしまいました。
相手先が予備の部品を持っていたため、交換し事なきを得ましたが、急ぎ自社に問い合わせて部品を送ってもらうように要請しました。(30代男性・技術職)
- 後方事務で複数枚の約束手形の裏書にゴム印を押印しているときに、誤って違う場所に押印してしまいました。
上司に報告し手形の裏書人へ連絡して事情を説明。訂正印をもらいに上司と同行し謝罪しました。(40代女性・銀行員)
- ファックスをするように言われて送ったところ、別宅に届いてしまい誤送信案件となってしまいました。
誤送信は重大インシデントだったので先方と誤って届けてしまったお宅に謝罪の電話をして終了しました。(40代女性・コンタクトセンター)
- 日帰り旅行の引率で、サービスエリアでのトイレ休憩時に、確認漏れがありお客様を放置して出発してしまいました。
会社がタクシーを手配し、次の観光地まで送ってもらいました。帰りにサービスエリアで手土産を購入し謝罪しました。(40代女性・添乗員)
- お客様にお渡しする商品を渡し忘れてしまいました。会計後も自分で気づくことが出来ず、お客様からの連絡がなければ気づけていなかったです。
その後お客様より連絡があり、すぐに謝罪し上司に対応してもらいました。お菓子屋で働いている為、お店の商品とお詫びの手紙を添えて謝罪いたしました。(20代女性・小売業)
- ガソリンスタンドで働いているのですが、まだ給油中にもかかわらずお客様の車にノズルをさしたまま車を発進させてしまったことです。そのノズルが根元の方からちぎれてしまい大変でした。
とりあえず、上司の人達にひたすら謝り続けました。運よくお客様の車に傷などはついていなかったため大丈夫でしたが、誠心誠意こめて謝罪しました。それが伝わったのか今後気をつけてねくらいで許していただけました。(30代女性・小売業)
- 新聞の折り込みチラシデザインを制作していて誤植に気づかず、県下110,000部配達されてしまったこと。
すぐさま上司から社長まで一通り謝罪したあと、店舗への誘導のチラシでしたので店舗内にて訂正のお詫びと正誤表を掲示しました。(30代男性・デザイナー)
- 何億円もする装置をよく周りも確認せずに別の機械にぶつけてしまい、装置を壊してしまいました。
その時の所属する室長に相談し、課長に一緒に報告しに行き、いきさつと原因を話、メーカーに対応してもらえるように相談しました。(30代男性・医療系)
- VIPのお客様に、いただいてはならない料金を請求してしまい、そのまま徴収してしまいました。
上司に報告をし、私では対応できない問題でしたので、対応はすべて上司に行っていただきました。しかし、私自身が今後同じミスを起こさないようにするために、必ずその日にお見えになるお客様の情報すべてに目を通し、重要な情報は目に入りやすいような場所にメモをつけたり、見直しをするクセをつけたりするようにしました。(20代女性・宿泊業)
このように、ほとんどの人がすぐさま上司に報告したと回答していました。
また、顧客など迷惑をかけてしまった場合は、丁寧に謝罪をしていることもわかります。
仕事で大きなミスをしたらどのように挽回すべき?
もしも仕事で大きなミスをしてしまった場合は、どのように挽回すべきなのでしょうか。
以下のことを必ず守りましょう。
大きなミスに気づいたら早急に報告
あなたが大きなミスに気づいたら、まず何をすべきでしょうか。
自分ひとりでどうにかしようとしていると、さらに事態が悪化してしまう可能性があります。
まずは、早急に上司に報告をするべきです。
その時に、「よくわかりませんが、こんな状況になってしまいました」というようなハッキリとしない報告はしないようにしましょう。
どうしてそのようなミスが起きたのか状況を把握して、正確に報告してください。
誤魔化さずに自分の非を認めることが大切
非を認めるということは、落ち込んでくよくよすることではありません。
ましてや、誰かのせいにしたり誤魔化すことは絶対にしてはいけません。
「自分のミスでこのような事態になってしまった」ということはしっかりと受け止め、即座に対応をして、反省は対応し終わってからするようにしましょう。
同じミスを繰り返さないためにどうすべきか考える
大きなミスをした場合に、「もう二度とこんなミスはしない」と思うでしょう。
しかし、仕事のやり方を変えずにいれば、同じようなミスを繰り返してしまう可能性があります。
同じミスを繰り返さないためには、何が原因でそのようなミスをしてしまったのかをはっきりさせて、その原因を取り除くための対応策を考えて、実行しなければなりません。
例えば、
- 仕事の工程に漏れがあったので、漏れが出ないようにチェックシートを作る
- こまめにメモを取り、定期的に見返す習慣をつける
など、今後大きなミスをしないためにはどのような方法が有効かを考えてみましょう。
迷惑をかけた人には真摯な謝罪をする
自分が大きなミスをすると、周囲にも迷惑をかけてしまいます。
迷惑をかけてしまった人には、真摯に謝罪をしましょう。
謝罪する時に、「同じミスを繰り返さないために、このようにしていきます」という対応策を一緒に伝えることで、真剣さも伝わりやすくなりますよ。
まとめ:仕事での大きなミスをしてしまったら挽回するための行動を
仕事でミスをしたことがある女性は99%と、ほとんどの人が多かれ少なかれ何かしらのミスを経験しています。
「仕事で大きなミスをしたエピソード」では、会社に多大な損害が出るほどのミスをしてしまったという人も少なくありませんでした。
もしも大きなミスをしてしまった場合は、
- 早急に上司に報告
- 誤魔化さずに自分の非を認める
- 同じミスを繰り返さないためにどうすべきか考える
- 迷惑をかけてしまった人に真摯な謝罪をする
これらを必ずおこないましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。