仕事で落ち込むことはキャリア人生を歩んでいれば珍しいことではありません。
落ち込む原因が自分のミスであれば、気分の凹み具合は大きなものとなるでしょう。
ミスが原因で落ち込んでいる時、知らなければならないことがあります。
それは、ミスをしてしまう自分への対処法です。
極力ミスを減らし、万が一ミスをしてしまった時にも即座に対応できるビジネスマンになりませんか?
Contents
みんな経験してる?仕事で落ち込む時とは?
まずは、ビジネスマンとして生きる周囲の人々が、日々の業務でしてしまった失敗談をご紹介します。
「あるある!」とうなずけるものから、「え?やばくない?」と驚いてしまうものまで。
Iさん20代女性(正社員・メーカー勤務)
「私の失敗談は人間関係です。それも恋愛系の。
実は、前の職場で既婚者である職場の上司と不倫関係になり、私はドライな関係を求めていたのですが。
付き合いが続くうちに相手は奥さんとの離婚を持ち出してきました。
急に怖くなってしまい『別れたいと』切り出したのですが、なんと彼はストーカー化。
業務時間に2人きりになると豹変したり、仕事の邪魔をしたりするように。
同じ場所にいることが怖くなり私だけ早々に退職。
せっかくプロパーで入った憧れの会社だったので残念ですが、自業自得だとも思います。」
Oさん30代女性(正社員・広報職)
「広報職のミスって怖いなと思う経験があります。
会社の商品をラジオ番組で紹介した時の話。
電話で注文を受け付けるような紹介の仕方だったのですが、なんと私が作成し入稿した原稿の電話番号にミスが。
10桁あるはずの番号が何度数えても9桁しかないのです。
それに気づいたのが番組の終盤。
あと30秒ほどでDJが番号を読み上げる!というギリギリの時。
ラジオ局に置いてある画用紙を勝手に取り出して、正しい番号を書き必死で見せました。
さすがプロのDJ。すぐに気づいてくれて正しい番号を読み上げてくれました。
これまで経験したことのない汗が吹き出て、自分の確認の甘さを思い知った事件でした。」
Uさん40代女性(正社員・営業職)
「大きな取引が見込めるクライアントとの会食。
1軒目の飲食店では大盛り上がり。
その流れのまま、2軒目でも盛り上がり続けメンバー全員が大量に飲酒。
そのままカラオケへ流れ込んだところまでは計算通りでした。
酔いと盛り上がりでカラオケのソファーに全員が総立ちになり跳ねるは叫ぶはの、乱痴気状態に。
クライアントのお偉いさんも若いメンバーと一緒になって飛び跳ねていました。
次の瞬間、彼の頭がカラオケ店の蛍光灯に『ガシャンッ!』とぶつかったのです。
お世辞にもフサフサと言えない彼の頭からは血が流れ、場内は騒然。
その方は退席されすぐに帰宅されることに。
全員大人なので、それぞれに責任はあるとはいえ、その飲み会を主催したのは私たちの会社。
それに相手はお客様です。
その後はやはりクライアントとの雰囲気がどうにも悪くなってしまい、お取り引きも縮小していくことになりました。
お客様との関係づくりにお酒の席をよく利用している私にとってはかなり落ち込む経験となったのです。」
内容やレベルに違いはあるものの、キャリア人生を歩む上では落ち込む経験が避けられないことが、体験談からも実感できます。
次章では、なぜ仕事で落ち込むのか?落ち込まずにいるための対処法は?についてご紹介します。
なぜ仕事で落ち込んでしまうのか?
自分が大きなミスをしてしまうため
最も大きな理由は、こちらです。
仕事で落ち込む原因のトップはやはり、自分の大きなミスにあるでしょう。
ミスと一言で言っても様々です。
スキル不足や注意不足、他にも仕事環境と自分の個性とが合っていないなど、大きな要因が隠れている場合もあります。
大きなミスが何度も続くようであれば、自分とその周囲の環境を一度見直さなければなりません。
ミスに巻き込まれるため
仕事ができる人がいる一方で、どうしても仕事のミスが目立つ人がいるのもまぎれもない事実です。
不運にもそうした人が仕事仲間にいると、否応なしにミスに巻き込まれてしまうでしょう。
特に、一緒に案件を動かしているようなチームメンバーにミスが多い人がいると、ミスに巻き込まれる確率や頻度が高くなります。
ミスしがちな人の中には、自分でミスを巻き返せない人も多いので、気付けば自分が人のミスをフォローしていた・・・なんてこともあるでしょう。
ミスのフォローはどうしてもネガティブな内容の仕事になりがちです。
怒られたりクレームを入れられることもあるでしょう。
帰路に着くころには、精神的にも体力的にも疲れ切ってしまい、“仕事に落ち込む状態”が作られてしまうものです。
精神的なトラブルということも
自他ともに、ミスが続いてしまうという人は精神的なトラブルを抱えている場合も少なくありません。
それは、精神的にトラブルを抱えていると仕事以外のことに意識が持っていかれ、注意が散漫になります。
ほかにも、どうしても頭がぼーっとしてしまったり辛い気持ちが続き仕事どころではない、と感じることもあるでしょう。
いずれの場合にも、仕事に向き合える状態ではないと自分が感じたら、一刻も早く仕事から距離を置くようにしましょう。
その上、産業医やかかりつけ医と相談して適切かつ専門的な対処を受ける必要があります。
仕事でミスした時の正しい対処法
最後に、仕事でミスをしたときの正しい対処法をご紹介します。
仕事上でミスが原因で落ち込みが地という人は、ぜひ試してみてください。
ミスの根源を探る
まずは、どうしてミスが発生してしまったのかを確認してみましょう。
ミスをしたりされたりするとネガティブな気持ちに包まれてしまいますが、ミスを発見したときにこそ、冷静にその根源を探る必要があります。
以下は、ミスが発生しやすい代表的な原因です。
①確認漏れ
イージーミスの多くが確認漏れが原因で起こります。
簡単なところでいえば、資料の誤字脱字やスケジュールの確認不足でアポイントを飛ばしてしまうといったミス。
ほかにも、お客様の名前を確認漏れして、間違った名前で読んだりとっさの時に声がかけられなかったりといったミスもあるでしょう。
②キャパシティ越え
仕事量やレベルが自分のキャパシティを超えている場合もミスが起こりやすくなります。
できるビジネスマンになるには、適切なタイミングで「ノー」という勇気も必要だと言えるでしょう。
③適正ミス
才能を持ってはいるものの、それが適切に発揮されない場所で働いているとミスが起こりやすくなります。
例えば、人とコミュニケーションをとることが大好きなのに、1日中パソコンに向き合ってシステム構築に没頭しなければならない、などといった不適正です。
自分を客観視して、最適な環境に身を置く必要があるでしょう。
謝罪と適正化をはかる
ミスに気づいたら、迷惑をかけてしまう人に直ちに謝罪しましょう。
人は誰でもミスをします。
真価が問われるのはミスをした後の対応だと言っても過言ではありません。
また、「ピンチはチャンスに変えられる」の言葉通り、ミスが新たなビジネスチャンスを運んでくる場合もあるでしょう。
また、ミスを冷静に分析した後は、自分や環境を最適化する努力も忘れずに。
まとめ
今回は、仕事で落ち込んだ経験のある方からの体験談と、仕事で落ち込んでしまう理由やその対処法をご紹介しました。
体験談では、思わず「あるある」とうなづいてしまうような失敗から、「そんなこともあるの!」と少し笑えてしまうものまで。
自分以外のビジネスマンが日頃抱えているトラブルを知ることができました。
仕事をしていると落ち込むことは避けられませんが、今回ご紹介した理由や対処法を知り、明日からのビジネスシーンがより明るいものであり続けられるように、参考にしてみてください。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。