女性が自分の人生を考えたときに、絶対に避けて通れないのがキャリアプラン。
仕事をしている女性なら、誰もが一度は自分のキャリアプランについて考えたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、まだ将来のことが分からない、迷っているという方のために、女性のキャリアプランの組み方をご紹介していきます。
それでは早速、具体的な例とともに見ていきましょう!
Contents
キャリアプランって何?
そもそもキャリアプランとは一体なんなのでしょうか。
一般的には、キャリアプランとは自分がこれから働いていく計画や目標のことを指します。
終身雇用制度が崩壊していることは言うまでもありませんし、現在は「自分が好きなことを仕事にする」「理想のライフスタイルを追求する」という時代です。
こうした現代において、これから先、自分がどんな風に働いていくのかというはとても大事な問題です。
特に女性は、結婚・妊娠・出産などのライフイベントによって働き方が変わりやすいと言えますよね。
結婚したら専業主婦になるという人もいますし、出産後3か月で職場に復帰する女性もいます。
もちろん子どもを生まないという選択肢もあるでしょう。
人生に予測できないことはつきものですが、自分が理想とする人生を歩むためにも、自分がどんな働き方をしたいのか、子どもを生むならいつなのか、事前にプランを練っておきましょう。
自分の中での理想や軸があれば、仕事をする上でも転職や独立・起業をするときにも非常に役立ちます。
「10年後どうなっていたいか」という質問を自分にしたとき、明確に答えられるようにしておきましょう。
女性のキャリアプランの組み方
それでは早速キャリアプランの組み方をみていきましょう。
もちろん一度組んだキャリアプランを必ず貫き通さなければいけないというわけではありません。
「キャリアプラン」というと壮大すぎて構えてしまい、逆に何も考えられなくなるという人がいます。
そうではなく、「どんな人生が待っているんだろう」とワクワクしながら取り組むことが大切です。
ぜひお気に入りのカフェなどで一人でゆっくりできる時間をとってください。
コーヒーを飲みながら紙とペンを用意して、あなただけのキャリアプランを練っていきましょう!
1.先に目標(ゴール)を決める
一番考えやすい方法は、先に目標を決めることです。
「10年後(10年後が難しい方は5年後、3年後など)どうなっていたいか」をイメージすれば、おのずと
・●歳の子どもがいて、バリバリ働きながら子育てをしている
・昇進して部長になっている
・年収800万で、戸建てを購入している
など具体的に出てくるはずです。
「お金持ちになっている」などふわっとした目標ではなく、できるだけ具体的に目標を決めましょう。
2.目標を達成するための計画を立てる
具体的な目標が決まったら、次は現状と目標のギャップを埋めるための行動を考えます。
たとえば、今は独身で将来は結婚していたいなら、
・まずはパートナー探しをする
・理想の結婚相手を考える
・婚活パーティーに参加する
・結婚資金をためておく
などいろいろな行動案が出てきます。
同じように仕事面、お金の面、ライフスタイルの面でも、目標と現実のギャップを埋めるための行動案をどんどん出していきましょう。
3.具体的な期日に落とし込む
最後は、2で出てきた行動を最終目標までどのような順番で、いつ実行していくのか期日を決めていきます。
10年後こうなっていたいから、5年後にはここまでやっていないと…という風に道筋を立てていくのです。
どんなに10年後はこうなっている!そのためにはこれをする!と決めていても、具体的な期日(締切といってもいいでしょう)がないと人間行動に移せないものです。
また、具体的に期日を決めていくことで、どんどん今すべき行動が見えてきたり、計画が現実的かどうかが見えてきたりします。
確実に目標を実現するためにも、無理のないスケジュールを立てることが大切です。
4.定期的に見直す
長期間の目標になればなるほど、日々の中でどんどん行動がずれていってしまうことがあるので定期的に軌道修正が必要です。
期日が決まっている行動ならその時点で小目標が達成されているか振り返り、達成されていないならなぜ達成できなかったのかを考え、新たに目標を設定し直しましょう。
また、行動していく中で目標が変わることもあるでしょう。
目標が変わることは悪いことではありません。
あなたの中に新しい価値観が生まれたすばらしいことです。
それを、「一度決めたのに変えるなんて…」と思わずにどんどん受け入れていきましょう。
途中で目的がわからなくなる前に、定期的に(できれば1週間に1回程度)目標と計画を見直しましょう。
女性のキャリアプランの例をご紹介!
なかなか自分の10年後は想像できない…という方のために、Aさんのキャリアプランを例としてご紹介します。
参考にしてみてくださいね。
Aさんの場合
現状:29歳、ショップ店員。彼氏あり。年収250万円。
目標:
・今の彼氏と結婚する!
・好きなことを仕事にして、年収500万円になる!
・35歳までに出産して、産後も復帰してバリバリ仕事をこなすママになる!
行動:
・彼に結婚についてそれとなく聞き出す
・しっかり産休を取れて、好きな仕事もできそうな●●系の会社に転職する
・産休・育休を取るためにも、32歳には転職できるように△△の資格を取得する
・△△の資格取得のために、今日から毎日1時間早く起きて、勉強の時間にあてる
出産を考えるなら計画的に
女性なら絶対に考えておかなければならないのが出産。
会社によっては産休・育休の制度はあるのに実績がないという会社や、なんとなく取りづらい雰囲気の会社というのが未だに存在します。
今の職場で産休を取ろうと思っているならしっかり就業規則などを把握し、実際に産休をとった先輩社員の声を聞いておきましょう。
転職を考えているなら、面接でもそのことをきちんと伝えておく必要があります。
企業側も、入社してすぐに産休をとられたら普通は困りますよね。
お互い誤解のないように、結婚や出産のタイミングについて聞かれた場合は自分の意見をはっきり伝えるのがおすすめです。
また、転職してすぐに妊娠した場合、そもそも産休を取れない可能性があります。
就業して1年以上でないと産休を取得できない、という規則の会社がほとんどですのでいつ子どもを生むかといつ転職をするのかはセットで考えなければいけない問題です。
もちろん計画通りに子どもができないこともありますが、無計画だったことが原因で理想のキャリアプランから反れてしまうのは避けましょう。
キャリアプランは将来から逆算して考えよう
いかがでしたか?
女性のキャリアプランの例をご紹介しました。
まとめると、女性のキャリアプランを考える上で大切なのは
・将来から逆算する
・具体的な行動を明確にする
・期日を決める
・行動を分解していき、今すべきことに集中する
・妊娠出産、転職はセットで考える
ということです。
今目の前にあることに全力を尽くすのはとても大事なことですが、その先に将来を見据えているのと、ただ目の前のことを体当たり的にこなすのでは大きく意味が違ってきます。
自分がなりたい将来像を常に意識して取り組み、
目標を立てる→行動する→修正・改善するというサイクルを繰り返していきましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。