女性は男性よりもキャリアビジョンを設計するのが難しいです。
それは、結婚・出産・子育て・介護などのライフイベントに応じて働き方が変化するケースが多いからです。
では様々ライフイベントがある中で女性がキャリアビジョンを築くにはどうしていったらいいのでしょう。
ここでは、女性のキャリビジョンについて詳しくお話ししていきたいと思います。
Contents
そもそもキャリアビジョンって?
「あなたのキャリアビジョンを教えてください。」
そう聞かれたときあなたはどう答えますか?
しっかりと答えられることができれば、キャリアビジョンをしっかり持っているので安心できますが、実際はキャリアビジョンをあまり考えてない女性が多くいます。
女性でキャリアビジョンを設計する場合、今から5年後の未来を想定して仕事をしていくことをおすすめします。
そうすることで未来を意識しながら今の自分の在り方を確認し見直すことができるからです。
明るい未来を想像することは、必ず良い結果をもたらすのであなたもぜひ自分のキャリアビジョンをプランニングしていってください。
“やり直しキャリア”を希望する女性たち
最近では、“やり直しキャリア”をしたいという女性たちが後を立ちません。
キャリアを変更したいと思う理由として上げられるのは以下の通りです。
- 独身のうちにキャリアを積んで仕事を充実させたい
- 仕事が忙しくてプライベートの時間がない
- 子育てがしやすい仕事にシフトチェンジしたい
というように、仕事の内容を見つめ直すタイミングは女性は男性よりもずっと多いのです。
キャリアチェンジをする場合気をつけなければならないのが、キャリアビジョンを中長期的に設定すること。
そうすることによって今よりも更に充実した生活を手に入れられることができます。
あなたの目標とするライフスタイルとは
5年先の未来を考えたとき、あなたの優先するライフスタイルとはどのようなものでしょうか?
結婚、それともキャリアアップ?個々で目標とするライフスタイルが違うはずです。
結婚を選んだ女性は、旦那さんの都合や次に控える新居の引越しや出産などのライフイベントを見据えて仕事をしなければなりません。
また、キャリアアップを選んだ女性は、会社で飛躍するための環境づくりに力をいれなければいけないでしょう。
どのライフスタイルを選んだとしても、自信を持ってキャリアビジョンを描いていれば必ず5年後の未来は明るくなります。
キャリアビジョンを実行に移すために
さて自分のキャリアビジョンを明確にして、行動をするときに注意点があります。
それは、目標を達成するための小さな目標を設定していくことです。
ここで2人の女性のキャリアビジョンを参考に説明していきます。
仕事:医療事務5年後:結婚して子供を授かりたい直近で控えているライフイベント:結婚、出産
キャリアビジョン:新居は彼のマンションに住む予定であり、今の職場に通うのが遠くなるので転職を考えている。彼は不規則な時間帯で仕事をするので、なるべく家にいて献身的にサポートしたい。なので正社員にこだわらず、パートや派遣のお仕事を希望している。
小さな目標:結婚式を無事終わらせる、今の会社を円満退社する、新しい仕事先を決める、新しい会社の仕事に慣れる、子供を出産する
仕事:ウェディングプランナー5年後:フリーランスのウェディングプランナーになりたい直近で控えているライフイベント:特になし
キャリアビジョン:キャリアアップをしたいので5年後にはフリーランスのウェディングプランナーとして働いていたい。そのためにもブログやSNSを通じて認知度を上げていき、お客さんを集めていきたい。さらに業界の知識も深めていきたい。
小さな目標:ブログ・SNSのアカウントを作成し更新していく、フォロワーを増やしてファンを獲得、フリーランスで必要な知識を勉強していく、プランナーの仕事をフリーでもらえるようになる、独立してフリーランスで仕事をする
目標設定は未来を明るくする
アンナさんのキャリアビジョンは、結婚や出産というイベントを控えながらも、仕事を続けていきたいと考えていました。
ライフバランスは家庭に重きを置いているので、仕事に時間を割くよりも家庭に時間を割ける型で仕事も正社員ではなくパートや派遣を希望していました。
一方、ナナコさんのキャリアビジョンは、今の仕事をフリーランスとして続けていきたいということでした。
独立するために働き方を変化させていくことが目標の中に設定されていました。
この二人の女性は対照的なキャリアビジョンを持っています。
ですが、自分が5年後にどうしていきたいかがしっかりと定まっているので、問題なく人生を歩んでいけます。
目標を達成する上で大切なのは、小さな目標をあらかじめ作っておくこと。ひとつひとつ設定された小さな目標を達成していくことで、5年後になりたい自分へ変化していくことができるでしょう。
問題対応能力は女性の特権
いざ、キャリアビジョンを決めても予期せぬイベントが発生し、計画通りに行かないこともあります。
そんなときは、再度立ち止まりキャリアビジョンも立て直さないとなりません。
ものは見ようによっていくらでも考え方が変わるものです。
女性は男性に比べ柔軟な考え方を持っています。発想と転換を繰り返していくことで、女性は何通りものキャリアビジョンを考えることができます。
その強みを活かして、目標を達成する最適な方法を考えてみましょう。
目標を見失ったときはどうすればいい?
明確なキャリアビジョンを持って行動していたのに、壁にぶつかり目標が叶わなくなりそうになることもあると思います。
そんなときにおすすめなのがお手本となる女の先輩を一人作っておくことです。
自分よりも何年か先をいく先輩からの言葉は、一人で悩むよりも適切なアドバイスをくれて問題を解決してくれます。
女性同士だからこそ響く言葉や共感してくれるところが多々あると思います。
思い通りに行かなくなったときこそ、他人を頼り助けてもらいましょう。
将来の目標がない場合は?
将来の目標がない人は自分の人生を他人事に思っているケースがあります。
自分が本当にしたいことを探すには、自分と真正面から向き合っていきましょう。
普段から自分の欲求に蓋をしていると自分らしさが消えてしまい人生も楽しくなくなってしまいます。
好きな人が欲しい、資格を取ってみたい、趣味を見つけたいというところから将来の目標に繋げていってみてください。
35歳を過ぎてからの仕事探し
採用をもらいやすい年齢は一般的に35歳以下です。
ですので、ある程度自分の年齢を考慮した上でキャリアビジョンを設定していくことが必要です。
歳を取れば取るほど仕事の幅は激減します。
女性は自分の置かれた生活環境、そして年齢で仕事が制限されるため慎重にキャリアビジョンを描いていかなければならないのです。
人生と仕事どちらも満足度は100%を目指す
人生がうまくいかないと思うときは、仕事もうまくいっていないもの。
そう、仕事は人生の中で核となる大切なものと言えます。
楽しい人生を歩むには仕事の満足度も上げていく必要があるのです。
今、あなたの仕事の満足度はどのくらいでしょうか?
100%を目指すには5年先のなりたい自分を想像しキャリアビジョンを考えてみてください。
女性は特にライフイベントに応じて仕事の環境も大きく左右されるもの。
だからこそキャリアビジョンに対して真剣に考えていかなければいけないのです。
5年後のキャリアビジョンが決まったら、ぜひ10年後、20年後のキャリアビジョンも思い描いていってくださいね。
きっと明るい未来が切り開けるはずです。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。