女性の悩み

40代女性が幸せな人生のために考えるべきキャリアプランとは?

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40代の女性に多くみられるのが、今後のキャリアプランについて。

60歳が一般的だった退職の時期も、政府の主導する働き方改革や健康な高齢者の増加を受けて65歳もしくは70歳へと延びていく傾向にあります。

せっかく長期間働くのであれば、自分が望むキャリアプランを歩みたいものです。

今回はそんな40代女性のキャリアプランの考え方や充実させる方法をご紹介します。

40代のキャリア女性が抱える悩み


まずは、現代の日本でキャリア女性として働く40代の代表的な悩みをチェックしてみましょう。

1:「現在の働き方に疑問がある」

体力も時間もあった20代と比べると、家族を持ったり体力の衰えを感じ出す40代女性には、激務をこなす力や時間が減っている人が多いもの。

深夜に及ぶ長時間労働を強いられる職場や休日出勤がある職種は、少しずつ厳しくなり始めていることでしょう。

精神面・体力面のいずれにおいても、疑問を感じるようになったらキャリアプランの見直しのタイミングと言えそうです。

2:「仕事の内容に違和感がある」

40代に入ると、現職を20年以上続けているという大ベテランも多くなります。

自分には似合わない大きな責任を感じている人や職種の変更などで違和感を感じている人もいるでしょう。

社会人としての自分の個性や強みを冷静に分析できるベテランであるからこそ今後のキャリアプランに悩みが出て来るのは当然なのかもしれません。

3:「給与や待遇に不満がある」

こちらは多くの社会人がキャリアプランを考えるきっかけにする悩みですが、40代女性の中にも悩んでいる人は多いでしょう。

経験やスキルが自分よりも未熟だと感じている後輩に待遇を追い越されていたり、老後の生活を考えると不安になる程度の薄給であったり。

日本人は自身の給与や待遇改善の話を苦手にしがちですが、悩みにあげる人はたくさんいます。

4:「これからのキャリア形成に悩む」

男女平等が叫ばれて久しい日本ですが、それでも40代で正社員として第一線で働く人の多くは、男性であるのが現状

40代女性の中には、周囲に憧れるキャリアプランを形成している人がおらず、自身の今後の方向性がみつけられないという人もいます。

しかしながら、定年退職には20年以上あり、軽視することもできないのが事実

こうした悩みを抱える女性は増えていく傾向にあると言えるでしょう。

40代女性がこれからのキャリアプランを考える方法


前章では代表的な40代キャリア女性の悩みを列挙しましたが、ここではそんな悩みを解決するために、今後のキャリアプランの考え方をご紹介します。

1:「定年までの生き方を具体的にイメージする」

多くの人が定年を迎える60代までに、どんな生き方をしたいのかをより具体的に想像してみましょう。

イメージする際のポイントは以下の通りです。

  • 理想的な私生活と仕事のボリュームは?(家族や趣味に費やす時間は?)
  • どんな家に住みたいか?(マイホームを購入?賃貸?)
  • どのくらいの時間働きたいか?(休日出勤や深夜労働は可能か?など)
  • 定年を迎えるまでの貯蓄額は?

重要なのは、ひとまず最も理想的な状態を思い浮かべることです。

しっかりイメージするためにも、想像だけでなくメモに書き出してみるのもおすすめです。

2:「新卒から今までの自分を分析する」

次のステップでは反対に、これまでの自分を振り返ってみましょう。

中心になるのはやはり仕事です。

  • 社会人としての自分の長所
  • 社会人としての自分の短所
  • 現職の好きな点(変えたくないところ)
  • 現職の嫌いな点(変えたいところ)

自分の長所を生かせる部分や好きな点はなるべく維持し、嫌いなところを変えられるようなキャリアプランを描く必要があります。

3:「4つの選択肢を念頭に、具体的なキャリアプランを描く」

過去と未来の分析ができた段階で、今後の選択肢として頭に入れたいのが以下の4つのプランです。

①現職を続け、今のライフスタイルをキープする

キャリアプランを考える上で「現状キープ」という選択肢は、尻込みしている感じや改善がないように思いがちですが、しっかり検討した上での選択であればそんなことはありません

何か行動することで現状よりも自体が悪化することも多いので、今の生活が最良と感じられる場合には、無理に行動を起こす必要はないのです。

②同業種・同業界への転職

現職を魅力に感じながらも、給与や待遇面で不満を感じる人が選ぶことの多い選択肢です。

過去の自分の経験や実績を生かせる人であればあるほど、転職活動はスムーズに進み、次の会社の採用条件もよくなる傾向にありますが、油断は禁物です。

転職のプロの力を借りるなど、現状の自分を最大限売り込む努力が不可欠となるでしょう。

③異業種・胃業界への転職

現職にさほど未練がなく、新しいことにチャレンジしたいという人が選ぶ選択肢。

中には、過去の経験を生かしながらも他業種・業界で活躍する人もいます。

自分のキャリアのどの部分をアピールし、今後どんなキャリア形成をしたいのかをしっかりと描く必要があるでしょう。

④働き方を変える(独立/起業・在宅ワーク・時短勤務)

現在、日本政府も力を入れているのがこちらの選択肢。現職のまま、時短や在宅を選ぶことでプライベートの時間を増やしたり、ダブルワークを実現し年収アップにチャレンジしたりする人もいます。

また、数は少ないですがこれまでの経験や趣味を生かし、独立・起業を果たす人も存在します

いずれの選択肢においても重要なのは、これまでの自分が築いてきた「現実」これから自分が歩みたい「理想」との差をなるべく埋められるものを選ぶこと。

しっかり考えが整理できていなかったり、がうまく埋められていなかったりすると、新しいキャリアをうまく歩めず、それまでの活動が台無しになることも

そのためにも、十分に過去と未来の分析をおこなってみてください。

キャリアプランは、ライフプランの視点でトータルに考える


働き世代の不足や定年時期の延長など、仕事を続けたい人には好都合な条件が揃い始めた現代の日本ですが、それでもやはり、齢を重ねた人が正社員として転職を成功させるのは難しいのが現状です。

一方で、“第一線で活躍する”のが正社員だけだった自体は終わりを告げ、様々な働き方があるのも事実。

企業側から見ても、顧問や業務委託などで外部の専門家を柔軟に使いながら、プロジェクトを進める姿が目立ちます。

正社員にとらわれすぎず、様々なキャリアをイメージすることでプライベートが充実し、キャリアプランよりも重要なライフプランが輝き出すこともあります

また、柔軟にキャリアを形成することで「60歳で定年し年金だけを頼りに生きる」というこれまでの常識を壊すチャンスにもなりえます。

ぜひ、キャリアプランを検討する際は、ライフプランまでも視野に入れ大きな視点で考えてみてください

40代は過去を振り返り未来をイメージする最良のタイミング


働き出してからも定年までも、おおよそ20年となるのが40代です。

キャリア人生の折り返しの時期と言えるでしょう。

そんな時期に、これからの人生を考えるのは最良のタイミングなのかもしれません。

盲目的に毎日をこなすのではなく、一度立ち止まってゆっくり、幸せな自分の人生について考えてみてくださいね

この記事の監修

一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文

1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。

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