「仕事は楽しくないけれど、お金のために働いている」
「お金のためと思って頑張ってきたけど、仕事がつらい」
と感じている人もいるのではないでしょうか。
「お金のため」と割り切れれば、仕事を頑張れるかもしれません。
しかし、多くの人が仕事に対して「成長」や「やりがい」を求めており、お金のためとしか思えない仕事に魅力を感じなくなってしまいます。
そこで、今回は仕事をお金のためと割り切れない人が、仕事に対して前向きになるための方法をご紹介します。
この記事を読むことで、仕事への考え方を変えられるかもしれません。
仕事にお金以外の理由を見つけたい人は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
仕事を続ける理由は「お金のため」という人がほとんど
仕事を続ける理由が「お金のため」しか思い浮かばないと、自分にはしっかりとした目的がなくて、「なんのために仕事をしているんだろう」と悩んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、パーソナルキャリア株式会社が20〜30代のビジネスパーソン1,000人に調査した「はたらく理由」によると、
- 生きていくため…56.3%
- 趣味や嗜好品を豊かにしたい…19.4%
- 家族を支えるため…8.1%
- やりがい・好きな仕事だから…3.5%
- 働くのは当たり前だから…2.7%
- 自分自身の成長のため…2.3%
- 社会とつながりをもちたい…2.1%
- 社会の役に立ちたい…1.9%
- 世間体が気になるから…1.5%
- 夢を叶えるため…1.0%
このような結果となりました。
上位3位はお金が関係する回答となっており、多くの人の働く理由がお金であることがわかります。
しかし、働く理由がお金でしかないことにストレスを感じてしまう人も少なくないでしょう。
次に、今の仕事がお金のためとしか思えない人が、前向きに考えられる方法をご紹介します。
仕事を「お金のため」と割り切れないなら前向きになれる方法を試して
「お金のため」は仕事を続ける立派な理由であることを理解する
お金のためと割り切れない人は、「お金のためだけ=やりがいがない」と感じていませんか?
お金は生きていく上で必要不可欠なもので、生活するにも遊ぶにもお金が必要になります。
仕事に夢ややりがいを持っている人であっても、一生働かなくても良いほどにお金があれば、わざわざ働かないという人も多いでしょう。
働く理由にお金以外のことを挙げる人は、お金を稼ぐことが前提となっているため、わざわざ言わないだけなのです。
「働く理由がお金しかない」と考えるのではなく、お金を稼ぐことをやりがいにしてみてはいかがでしょうか。
目標を設定してお金を貯めてみる
ただ「生活するため」というだけで仕事を続けていては、楽しみがないですよね。
そんな時は、お金の使い道について考えてみましょう。
例えば、
- 貯金が100万円貯まったら、10万円は旅行に使ってOK
- 毎月1万円ずつ貯めて、欲しかったバッグを買う
などで大丈夫。
大切なのは「お金のため」という理由の中に、生活以外の目的を作ること。
それを楽しみにして仕事を頑張ってみてください。
副業でお金を稼ぐことを楽しんでみる
生活がギリギリでお金に余裕がなければ、心にも余裕を持てずお金を稼ぐことを楽しめません。
もっと給料を増やしたくても、「自分には大した学歴や職歴がないから」と転職をあきらめながら働いている人もいるでしょう。
それが楽しくない仕事であれば、なおさらストレスになってしまいます。
そのような場合は、副業を始めてみてください。
例えば、
- 休日のアルバイト
- ブログ
- ライター
- YouTuber
- ハンドメイド作家
このように、なんでもいいので自分が興味を持ったことを仕事にしてみましょう。
「自分には今の仕事しかできない」と思っていたのに、他のことでもお金を稼げることで自信にも繋がるでしょう。
収入が増えれば、心にも余裕ができてお金を稼ぐことを楽しめるかもしれません。
また、副業でなかなか収入を得られなくても、自分の選んだ興味のある仕事が楽しくなるかもしれません。
副業が楽しいと感じれば、その副業を突き詰めて、その仕事で食べていくためにはどうすべきかを考えられます。
ある程度収入を得られるようになったら、副業を本業にすることも可能です。
今の仕事は、自分がやりたい仕事を見つけるまでに生活をするためのものと考えれば、少し頑張れそうな気がしませんか?
仕事に対して当事者意識を持つ
今の仕事にお金以外の魅力が感じられない人は、ただ与えられた仕事を淡々とこなしている状態ではないでしょうか。
もしくは、自分の仕事は責任もなく、誰の役にも立っていないと感じていませんか?
責任のない仕事も、役に立たない仕事もありません。
あなたがその仕事をやらなければ、誰かが困ります。
あなたは必要とされているから雇われており、給料が支払われているはずだからです。
「社会に貢献できる仕事がしたい」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、会社も社会のうちの一部です。
会社に貢献することは、社会への貢献にも繋がっていることを意識してみましょう。
日々の業務に課題を見つけてみる
「与えられた仕事をただこなすだけの状態」と感じている場合は、その与えられた仕事をする際に、自分なりに目標や課題を設定してみましょう。
目標であれば、「◯日までに終わらせる」、課題であれば「この業務の効率化を考える」といったように、今までただこなしているだけだった仕事に対して、違った意識を持って取り組んでみてください。
目標を設定すれば、仕事のスピードを上げることができ、課題を考えることで違った目線で見ることができます。
そうすると、ただこなしていただけの仕事が、「チャレンジ」するものになります。
また、目標を繰り返し達成することで、満足感や達成感を味わうことができるため、自分に自信が持てるようになるはず。
目標や課題を考えて、仕事のやり方を変えてみましょう。
どう頑張ってもつらいなら転職を考える
特につらいことはないけれどやりがいもない、という場合であれば前項のように課題や目標を考えることで改善できるでしょう。
しかし、上司の態度が横暴であったり、まともな仕事を任せてもらえない場合などは、いくら自分自身が頑張っても「嫌な部分」が改善されません。
自分以外の理不尽な原因によって毎日の仕事がつらいと感じる場合は、仕事へのやる気も起きないのは仕方ないでしょう。
そのような場合は、その仕事に見切りをつけて転職してしまうのもひとつの手です。
「私を採用してくれるところはないかもしれない」と感じるかもしれませんが、転職活動は今の仕事を続けながらできます。
そのため、転職活動がうまくいかなくても、仕事がなくなってしまうことはないのです。
今の仕事に理不尽さを感じて、お金のためだけに頑張っている状態であれば、一度転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:仕事が「お金のため」は立派な理由になる
パーソナルキャリア株式会社の調査では、働く理由が「お金のため」である人が80%以上もいました。
お金のためとしか思えなくても、それは立派な働く理由です。
お金以外のことを理由に挙げている人も、「お金のため」は大前提としてあるはず。
まず、「お金のため」に仕事をすることは、恥ずかしいことではないという意識を持ちましょう。
生活のためにお金を稼ぐと考えると、どうしてもつらくなってしまいがち。
生活以外にお金を貯める目標を作ってみてください。
生活がギリギリで心に余裕が持てない場合は、副業をしてみるのがおすすめ。
自分が興味のある仕事に取り組んでみましょう。
お金を稼ぐ楽しさを味わうことができ、生活にも余裕が出てくることで気持ちにもゆとりが生まれます。
また、今の職場で頑張るのであれば、仕事に対して当事者意識をもち、自分の仕事は誰かの役に立っていることを思い出してください。
日々の業務に目標や課題を設定することで、仕事を違った目線で見ることができ、やりがいを見つけられるかもしれません。
もしも、自分がどのように頑張っても改善できないような、理不尽な状況にさらされているのであれば、見切りをつけて転職活動を始めてみましょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。