何をやっても仕事が中途半端で、最後まで完成させたことがないけれど、どうしたら良いのか分からず悩んでいませんか?
もしくは、上司や先輩から、仕事が中途半端だと指摘されて気づいたのかもしれませんが、頑張っていないわけではないので、解決策が見出せずに困っているのではないでしょうか?
仕事が中途半端な人は、仕事のやり方と責任感に問題があることが多いので、自分の問題点がわかれば解決できます。
Contents
仕事が中途半端になってしまうのはなぜ?
仕事を頑張っていないわけではない、むしろ自分なりに頑張っているつもりなのだけれど、いつも中途半端で終わってしまう人には、このような理由があります。
仕事の目的がわかっていないから
そもそもの、仕事のゴールが見えていない可能性があります。
ゴールが見えなければそこに到達することもできません。
ですから、頑張っているつもりでもいつも中途半端に終わるのです。
なんのためにやっているのかがわかっていないので、指示されたことと違うことをしてしまうこともあり、そのうち何をどうしたら良いかもわからなくなって途中で投げ出してしまうこともあります。
仕事がわからないまま進めているから
やり始めたら、聞いたはずなのにわからないことが出てくることはよくあります。
たいていの人は、そこで調べるか、誰かに聞くかして、解決してから次に進むでしょう。
しかし中途半端な人は、わからないことをそのまま進めてしまう傾向があります。
なんとなく感覚で仕事をしてしまっているので、本来求めるべき結果が得られないのです。
誰かがやってくれるだろうという気持ちがあるから
仕事が中途半端な人は、責任感が欠けています。
自分がきっちり最後までやらなくてはいけないという気持ちがないため、トラブルが起きても人任せになりがちです。
自分がミスをした時に、「私だけが悪いんじゃない」という気持ちがどこかにありませんか?
それが責任感の欠如です。
この人に任せておけば大丈夫と思ってもらえるような仕事ができません。
仕事が穴だらけなことに気づいてないから
中途半端な人は、自分が責任を持ってやるべきことが何かわかっていないため、ミスをしていることにも気づいていない場合があります。
誰かのサポートによって仕事ができていることに気づいていないということです。
表面上は滞りなくできているように見えるため、自分の足りない点を補う努力もできず、いつまでも中途半端になってしまいます。
向上心が足りないから
より良い仕事をしていきたいという気持ちがないと、人間は進歩しません。
できないことがあったとき、できるようになりたいと思って努力をする人と、そうでない人とでは、スキルに差が出てくることはわかるでしょう。
できないことを放置してしまう人は、いつまで経っても一人前の仕事ができません。
仕事が中途半端なことのデメリット
中途半端でも、とりあえず仕事が進んでいればいいのではないか、大きなミスなどしなければ良いではないかという考えもあるかもしれません。
しかし、仕事が中途半端なままでいると、その人の生き方自体にも影響を及ぼすことがあるのです。
周囲に信頼されなくなる
当然といえば当然ですが、いつでも中途半端な人を信頼してくれる人はいないでしょう。
あの人に仕事を頼むと、結局自分が尻拭いする羽目になる。
そんな風に思われているかもしれません。
依頼した通りの仕事をしてくれないので、そのうち、必要最低限の仕事しかさせてもらえなくなってしまう可能性もあります。
生き方まで中途半端になってしまう
仕事が中途半端で終わっていることは、自分でもわかっているはずです。
どうしていつもこんな仕事しかできないのだろうと、心のどこかで思っているでしょう。
1日8時間は働いているので、仕事は人生の大半を占めるようになります。
その仕事が満足のいかないものになるということは、自分の人生にも満足できないということになります。
たとえ小さなことでも、何かを成し遂げたという思いを持てないと、人生そのものも中途半端に感じられ、だんだん自分にも自信が持てなくなっていきます。
そんな自分を嫌いになってしまう
仕事が中途半端で、自分にも自信が持てない。
そんな状態が続いていると、こんな自分がここで仕事をしている意味があるだろうか?と、人生にも疑問を抱き始め、そのうち自分のことまで嫌いになってしまう可能性があります。
仕事が中途半端だなと思って悩んでいるということは、基本的には真面目な人なので、ちゃんとやろうとしてもできない自分を責めてしまうこともあります。
今日からできる!仕事を最後までやり通す方法
自分で気づいたにせよ、他人に指摘されたにせよ、今あなたは「自分の仕事が中途半端である」という自覚があります。
だから大丈夫です。
中途半端でも平気な人は、中途半端だということもおそらく自覚していないですし、悩むこともないでしょう。
しかし、これではいけないという思いがどこかにあるのですから、きっと変われます。
どんな小さな仕事にも責任感を持つ
いきなり大きな成果を上げようとしても難しいので、小さなことからコツコツと取り組み、達成感を積み重ねていきましょう。
そのためには、日々の小さな仕事を丁寧にこなすことです。
たとえば、メールの返信でもいいです。
朝のうちに済ませてしまうなら、時間を決めて「何時までに何件の返信をしよう」と目標を定めます。
時間を意識しながら、決めた目標をこなしてみてください。
自分が決めたことを最後までやるという癖をつけていきます。
この繰り返しで、だんだん「やり通す」感覚が身についていくでしょう。
その仕事のゴールを決める
仕事を最後までやり遂げるためには、その仕事の目的と求められている成果がわかっていなくてはいけません。
ですから、仕事の指示を受けたら、最終的にどんな成果物ができれば良いのか、その仕事のゴールを最初に決めます。
上司の指示と自分の理解に相違がないか、最初に確認しておくことも大切です。
ゴールがわかったらそこから逆算して、今何をすべきかを考えながらスケジュールを立てていくと、きっちり最後まで仕事ができるようになるでしょう。
わからないことはわかるまで聞いてみよう
これまでは、わからないことがあってもなんとなくやり過ごしてしまっていたでしょう。
しかしこれからは、小さなことでも疑問が生じた時点で、すぐに確認する癖をつけます。
もちろん、自分で調べられることは調べ、それでもわからない時には遠慮しないで聞くことが大切です。
熱意を持って仕事をしていることがわかれば、周囲の人の目も変わっていくでしょう。
面倒なことから逃げない
仕事をしていると、どうしても壁にぶつかります。
それは、仕事のトラブルかもしれないですし、苦手でできなことかもしれません。
これまでは、「誰かがやってくれるだろう」という安易な気持ちが心のどこかにあったと思いますが、勇気を出してその気持ちを捨てましょう。
今度は、逃げずにチャレンジです。
逃げ癖がついていると、ちょっとしたことも面倒に感じるかもしれませんが、ここが正念場です。
これ以上はできないというところまで頑張ってみましょう。
仕事も責任を持ってきちんとできるようになりますし、人間としてもひとまわり成長できる、いいきっかけになるはずです。
まとめ:仕事が中途半端な状態は抜け出せる!小さなことからコツコツと
仕事が中途半端になってしまうのは、仕事への理解度が足りなかったり、ゴールを設定できていないことに原因があります。
また、つい人任せにしてしまったり、誰かがやってくれるだろうという甘い気持ちがあるのもよくありません。
中途半端なまま仕事を続けていると、周囲の信頼も失ってしまいます。
まずは、この仕事は最終的に何を求められているのか、ゴールをきちんと設定し、分からないことはそのままにせず、一つ一つ確認しながら進めていきましょう。
日々の小さな仕事も中途半端にせず、完結するまで自分でやり切る癖をつけます。
その積み重ねによって、中途半端な仕事のやり方から必ず卒業できるでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。