人と接するのが苦手な人や一人でいるのが好きな人は、できれば一人でできる仕事に就きたいですよね。
残念なことに、人との関わりがない仕事というのは少ないです。
しかし、中には極力人と関わらずこなせる仕事も存在します。
この記事では、一人でできる仕事を在宅のものと、在宅ではないけれど単独で動けるものに分けて紹介していきます。
それぞれ、向いてる人の特徴や必要な能力とセットでお伝えしていきますので、人と関わらずに仕事がしたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
一人でする仕事は在宅と単独行動の仕事に分けられる
一人でする仕事は、物理的に一人の部屋で行うことのできる在宅ワークと、職場に出向くけれど他人とチームにならずに一人で黙々と仕事をすることができる単独行動の仕事に分けられます。
在宅ワークの場合、人と実際に会うことはなくてもネットを通じてクライアントと密にコミュニケーションを取ることを求められることも多いので、人とのコミュニケーションに不安がある人は、外に出ることに抵抗がなければ単独行動の仕事の方が向いている場合もあります。
また、実際に人と対面するのが苦手でも、ネットを通じたコミュニケーションなら得意だという人も存在します。
一人でできる仕事の中でも、特に自分の性質にあったものを選択すると、ストレスなく実力を発揮することができるでしょう。
【ひとりでできる仕事】在宅ワークを解説!
在宅ワークは、オフィスに行かず家で仕事をすることです。
在宅での仕事をしているのは主にフリーランスの人が多いですが、一部社員として自宅で作業をすることを認められる場合もあります。
以前は仕事を貰えるとツテがない状態でフリーランスになることは難しかったですが、最近ではクラウドソーシングのサイトも多く、家にいながらネットを通じてクライアントに仕事を貰うことが簡単にできるようになりました。
向いている人の特徴
在宅ワークに向いているのは、オフィスなど、周りに人がいると集中力を発揮できず、在宅の方が作業効率が良くなるという人です。
また、在宅ワークだと期限内に一定の作業を終えられれば、平日に休んでいても問題ありません。
体調や精神状態がいい時と悪い時のムラがある人も、自分で作業ペースを調整できる在宅ワークが適しているでしょう。
パソコンを使う仕事がほとんどなので、パソコンが家にあり、自由に操作できることは最低条件です。
在宅ワークに必要な能力
<自己管理能力>
在宅で仕事をする場合、人から管理されていなくても期限までに仕事を仕上げるよう、自分でスケジュールを組み立てなくてはいけません。
またクオリティ面もしっかり自己管理しなくてはなりません。
クオリティ面も細かく指導してくれるクライアントは稀で、クオリティが低いものしか提出できないと、仕事を切られて終わりです。
<決断力>
会社員として在宅ワークをする場合は、在宅での働き方も会社の方針に従えば良いですが、フリーとして働くなら、自分で自分の仕事を決断していかなければなりません。
例えば、どのぐらいの仕事を受けることができるのかを判断しないといけません。
たくさん仕事が来たからといって全て受けると、期限内に全てこなすことが出来ず信用を失うこともあります。
どの仕事を受けてどの仕事を断るか、報酬が妥当か、など普通の会社員はあまりしない判断を求められます。
<国語力>
在宅ワークをしていると、仕事の支持をくれる人(クライアント)と顔を見て話す機会は少ないか、ほぼないです。
直接対面して話す場合、言葉にするのが上手ではない人でも表情や身振りで「困っている」「わからない」「大丈夫そう」という仕事の状況を相手に伝えることが出来ますが、在宅ワークの場合は文章で相手に今の仕事状況を伝えます。
必要な情報はほぼ文章でやりとりしますので、文章を読み取る力と、自分が伝えたいことを文章にする力がないとクライアントと意思疎通ができません。
在宅ワークができる職業
具体的に在宅で出来る仕事とはどんな職業があるのでしょうか?
システムエンジニア(SE)
クライアントの欲しいシステム(ソフトウェア)を設計する仕事です。
クライアントが望むものを読み取らなければならないので、在宅で出来ますがコミュニケーション能力が求められる職業です。
プログラマー
プログラマーは、パソコンでプログラムを書き、システムを組み立てる仕事です。
アプリやゲームのプログラマー、Webサイトを組み立てるプログラマーなど色んな分野のプログラマーがいます。
ライター
ライターは文章を書く仕事です。
昔は一部の人しかなれなかったライター業ですが、今ではインターネットの普及と共に需要が増え、ライターになる敷居が低くなっています。
デザイナー
クライアントがイメージしたデザインを形にする仕事です。
自分でイラストを描くデザイナー兼イラストレーターもいますが、クライアントとは別にイラストレーターともコミュニケーションを取らなくてはいけない場合もあります。
データ入力
在宅で出来る仕事はクリエイティブな仕事が多いですが、データ入力の仕事に限っては速さと正確さが求められます。
創造性には自信がなくても、几帳面な性格の人はデータ入力が向いているでしょう。
【ひとりでできる仕事】単独行動の仕事を解説!
単独行動の仕事は、在宅ではなく職場に行きますが、他の人とチームを組んで1つの作業をしなくてもよく、単独で働く仕事です。
在宅ワークと比べると、正社員として働ける場合も多いので、フリーランスではなく正社員で働きたい人には単独行動の仕事がおすすめです。
向いている人の特徴
一人で行動できるのであれば、与えられた仕事を淡々とこなすのにストレスがない人が向いています。
毎日職場に行くことや、規則正しい生活に抵抗のない、真面目な人であれば、多少人とのコミュニケーションに不安があってもこなしていけるはずです。
人とコミュニケーションをとるのが嫌な人は、フリーランスとして在宅で働くより断然こちらの方が合っているでしょう。
求められる能力
<問題解決能力>
問題解決能力とは、何か問題が起きた時にその場で解決する能力です。
単独行動の仕事は、家で一人で仕事をするわけではないので、時に思ってもみないトラブルが起きます。
そんな時、側に助けてくれる上司がいなくても自分で処理できる能力が求められます。
<真面目さ>
単独行動の仕事は、チームで協力するのではなく、自分の範囲の仕事は自分で片付けていく仕事です。
そのため、誰かに監視されていなくても、与えられた仕事を淡々とこなす真面目さが求められます。
時間を守ることと、正確に作業をこなせることが大事なのです。
単独行動の仕事の種類
具体的に単独行動の仕事とはどんな職業があるのでしょうか?
新聞配達員
新聞を各家に配達して周る仕事です。
外で作業するので、夏は暑く冬は寒い大変な仕事ですが、一人で黙々と作業することが出来ます。
朝刊ですと、配達時間はまだ街に人が少なく、住人と顔を合わせることもほとんどないので、人と出来るだけ対面したくない方におすすめです。
施設警備員
デパートなどで、警備員が立っているのをよく目にしますよね。
周りに人はいますが、一人で行動できます。
警備の仕事は種類によってチームプレイが必要になることもありますので、単独で行動する仕事かどうか、募集をよく確認しましょう。
トラック運転手
貨物を乗せて運ぶトラック運転手の仕事は、運転が好き且つ、一人の仕事がしたい人には最適の仕事でしょう。
特に長距離トラックの運転手なら、長時間一人きりで仕事に取り組むことが可能です。
検針業務
検針業務は、各家庭に取り付けてあるガスや水道のメーターをチェックする仕事です。
住宅地を訪れる必要がありますが、住人の方と出会ったら挨拶をする程度で、特にコミュニケーションを取る必要はありません。
同じ作業を黙々と続けることが得意な人におすすめです。
まとめ
一人でできる仕事には、在宅ワークと単独行動の仕事があります。
在宅ワークは物理的には一人で作業しますが、ネットを通してクライアントとコミュニケーションを取ることも多く、国語力が重要です。
また、クリエイティブな仕事が多いのが特徴です。
単独行動の仕事は、外に出向いて仕事をしますが、他人とチームを組まず単独で仕事を進めることができます。
こちらは、決められた時間に出社し、正確に作業をする真面目さが重要です。
一人で仕事をしたい人は、自分に適した仕事を選ぶことで、ストレスなく実力を発揮することができるようになるでしょう。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。