誰でも、仕事を休みたいと思うことはありますが、その気持ちが強くなる、しょっちゅう休みたいと思うという場合には、疲労やストレスが溜まっている証拠です。
あまり頻繁に休みたいと思う時には、心が「休んでください」というサインを送ってきているのです。
そんな時に、無理をして、仕事を休みたいという気持ちを抑え込んでまで出勤していると、本当に具合が悪くなってしまうかもしれません。
ですから、そんな時は仕事を休んだ方がいいのですが、しっかり休んだ方がいい場合と、少し休んでリフレッシュしたらまた頑張った方がいい場合があります。
なぜそんなに休みたくなるのか、理由による適した休みの取り方についてお話ししましょう。
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仕事を休みたいと思う気持ちは誰でもある!
どんなに仕事が好きな人でも、たまには休みたいなと思うことはあるでしょう。
それなら、さほど仕事が好きでない人、今の仕事に不満を感じている人は、ある意味、休みたいと思って当然なのです。
その気持ちを我慢してまで出勤する必要はないのではないでしょうか?
子供の頃から、学校は休まず行くものであると刷り込まれてきたせいで、会社にも「行くこと」が目的になってしまっている人がいます。
しかし、仕事は結果を出すもの。
休みたい時には休んで、結果を出せればいいはずです。
無理して出勤することにメリットなし
土日もあるのに、仕事を休みたいと思うのは、土日では疲れが取れていない、土日だけではどうにもならない心身の疲れが溜まっているからです。
そんな状態で、無理して出勤をしても、きっといい仕事はできないでしょう。
それならば、その休みたいという気持ちに従って、しっかり休養を取った方がリフレッシュできていいと思いませんか?
なんのために有給休暇があるのでしょう。
休みたいと思ったら、休むのが一番です。
あなた1人休んでも仕事は回る
私が休んだら、周りに迷惑をかけると心配する人が多いですが、一人くらい休んでも仕事に支障は出ません。
会社とはそういうものです。
今日、あなたが地方へ出張しないといけないなど、どうしても替えがきかない仕事が入っているなら別ですが、そうでないなら、1日休んだところで大勢に影響はないので、大丈夫です。
むしろ、無理して仕事をして、本当に体でも壊してしまったら、その方が迷惑をかけることになるでしょう。
なぜそんなに仕事を休みたいと思うのか
週末に休んでいるはずなのに、どうしてそんなに仕事を休みたいと思うようになるのでしょうか?
それには、週末では取れない疲れが溜まっていたり、休みとは関係のない悩みがあるからです。
忙しくて疲労が溜まっている
人は、疲れすぎると心の余裕がなくなります。
とにかく、今の状況から逃げ出したいという気持ちから「休みたい」という思いが湧き上がってきます。
有給を取る余裕があればきっと休みを取っているはずで、休みたいと思うのは、きっと今休めない状況だからでしょう。
疲れすぎて、もう何も考えられないという状況なので、ただひたすら心に「休みたい」という気持ちが出てくるのです。
人間関係の悩みで疲れている
仕事が面白くても、会社で大事なのは人間関係です。
せっかく希望の部署に配属されて、やりたかった仕事ができる状況にあっても、相性の悪い上司や同僚がいると、仕事はしづらいものです。
そんな時は、だんだん会社に行くのもつらくなり、休みたいと思うようになるでしょう。
今の仕事がつまらない
やりたかった仕事ができていない場合も、仕事を休みたくなります。
そこそこ暇で、残業が少なかったとしても、やりがいを重視したい人にとっては、張り合いのない毎日で、いっそのこと休んでしまいたいと思うようになるのです。
この悩みは週末の休みとは関係ありません。
土日休んだところで、仕事がつまらないという気持ちを払拭できるわけではないので、つまらないと思っている気持ちが強いほど、休みたいという気持ちも強くなっていくのです。
仕事を休んでもいい場合と頑張った方がいい場合
基本的には、休みたいと思ったら休んで、しっかり休養し、気持ちを切り替えた方がいいです。
しかし、場合によっては休んでいるだけでは解決しないこともあるので、ちょっと頑張ってみた方がいいこともあります。
その違いについて、説明します。
眠れない、食欲がないという時にはすぐに休む
気持ちが疲れ切ってしまって、
- 眠れない
- 寝てもすぐに目が覚めてしまう
- 食欲がない
- 吐き気がする
などの症状が出ているなら、すぐに休んで病院へ行きます。
まずは内科に行ってみて、そこで異常がなければ心療内科で診てもらいましょう。
場合によっては、数日ではなく、しばらく休んで休養する必要があるかもしれません。
休んで心の余裕が出てくれば、今の仕事を続けるべきか、転職すべきかということも考えられるようになります。
どうしても休みたい!と思ったら休んでコンディションを整えよう
とにかく休みたい、もう仕事に行きたくない!という気持ちが強い時には、食事が摂れていても、眠れていても、休んだ方がいいでしょう。
心が折れる、一歩手前かもしれません。
1〜2日休んで、仕事から離れてみれば、気持ちも楽になると思います。
そんなに、休みたい、休みたいと思いながら無理に仕事をしても、きっといい仕事はできません。
それなら、しっかり休んでコンディションを整えた方がいいでしょう。
どうしても急ぎでやらなければいけない仕事がない日を選んで、体調不良を理由に休みましょう。
月曜日だけ仕事を休みたいときは週末の過ごし方を変える
どうしても休みたいなら、月曜日だけでも休んでリフレッシュするのもいいですが、毎週休むわけにもいきません。
一度休んでも、また次の週に、月曜日だから仕事を休みたいなと思う気持ちが出てくるなら、日曜日の過ごし方を変えてみると、気持ちの切り替えがしやすくなるでしょう。
明日のことを考えると憂鬱で眠れない…という人は、ぐっすり眠れるように、日曜日は活動的に過ごしましょう。
スポーツをするのもいいし、運動が苦手なら散歩するのもいいでしょう。
知らない街を歩いてみるのも楽しいものです。
頑張って、今の仕事でスキルアップをする
今の仕事がつまらないと思うときは、休むのはせいぜい1日。
好きなことをして楽しんだら、どうしたら仕事が楽しくなるのか、考えてみます。
手っ取り早い方法としては、スキルアップすることです。
実力をつければ、結果が後からついてきますから、今は目の前の仕事に全力投球してみましょう。
仕事の結果が出るようになったら、今の仕事も楽しく感じるようになるかもしれません。
一人でいいから雑談できる人を作る
人間関係に悩んでいる人は、休んでいても異動できるわけではないので、現状が変わりません。
そんな時は、1日休んでリフレッシュして、気持ちを切り替えます。
そして、今一度周囲を見渡し、仲良くできそうな人を探してみてください。
職場で楽しく話をできる人がいると、気持ちも変わってきます。
上司や同僚をすぐに変えることはできないので、少しでも会社が楽しい場所になるように、仲良くできる人を一人でいいから作ってみましょう。
仕事の合間の雑談で、気も紛れると思います。
まとめ:仕事を休みたい時はなぜそう思うのかを掘り下げるといい
仕事を休みたいという気持ちが強くなってきたら、まずはなぜ休みたいのかをはっきりさせてみましょう。
もし、心身ともに疲れているという状況なら、しっかり休む必要があります。
しかし、今の仕事がつまらなかったり、人間関係の悩みだったら、少し休んでリフレッシュして、自ら行動して今の状況を変えていくことも必要です。
とにかく、休みたいと思ったら一度は休んでみることをおすすめします。
その上で、これから自分がどうしたいのかということを、よく考えてみます。
そういう意味では、仕事を休みたいという気持ちは、これからの生き方を変えるいいきっかけになるかもしれません。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。