仕事で大切なのは成果を出すことなのですが、成果を出していればそれでいいかというと、そうではありません。
成果はもちろん大事、しかしそれ以上に大切なのが仕事に対する姿勢なのです。
仕事に対する姿勢という抽象的な概念では、具体的に何をすればいいのかわからないという人のために、どのような姿勢で仕事に取り組むといいのか、そのポイントをまとめました。
熱意を持って仕事に取り組み、その上で成果が出たら、きっと何倍も仕事は楽しくなると思います。
Contents
仕事に対する姿勢=工夫や熱意を示すこと
仕事に対する姿勢で大切なことは何か、具体的にどのような姿勢が求められるのか、目安となることを挙げてみます。
ただ目の前にある仕事を作業的にこなすだけでなく、熱意を持って取り組む、自分なりの工夫をする、それが仕事に対する姿勢です。
常に努力を怠らず、向上していこうという気持ち
入社して間もない頃は、覚えることだらけで必死だと思いますが、数年経つと仕事全体が見えるようになってくるので、そこそこ何でもこなせるようになってくるでしょう。
しかし、そこで満足してはいけません。
新しいことに自らチャレンジし、スキルアップしていこうという姿勢が大切です。
自分から企画を提案してみたり、資格取得の勉強をしたりするなど、向上心を忘れずにいたいものです。
常に能動的に。自分なりの工夫をする
仕事は言われたことだけやっていればいいわけではありません。
例えば、上司から「コピーをお願い」と頼まれたとしましょう
Aさんは、言われた通りにそのままコピーをしました。
Bさんは、
- サイズはこのままで良いでしょうか?
- 何部必要ですか?
- 何に使う資料ですか?
と、質問をしてからコピーをしようとしました。
これが、仕事に対する姿勢の違いです。
仕事は確かに、言われたことを言われた通りにできれば及第点は取れます。
しかしそれ以上の、より良い仕事をしようと思ったら、何か自分なりにできることはないか?と考える姿勢が必要なのです。
常にベストを尽くす
例えば、大きなプロジェクトの仕事は重要だけれど、誰でもできるような書類仕事は重要ではないと考える人がいますが、それは違います。
仕事に対する姿勢ができている人は、仕事に小さいも大きいもないと考え、常に目の前の仕事に全力投球します。
簡単にできる仕事だからこそ、もっと効率化できないか?他の方法はないか?など、できる限りのことを考えて仕事をしています。
その上で、無駄があると判断すればその部分を削っていきます。
雑用だって立派な仕事。
会社にとって、必要な仕事なのです。
自分一人で仕事をしているのではないことを知っている
仕事は、自分だけが結果を出せればいいわけではありません。
数字に結びつかない仕事をしている人もたくさんいますし、縁の下の力持ちがいて、会社の業績が上がるのです。
自分の仕事が順調な時こそ、周囲への感謝を忘れず、助け合って仕事をするという気持ちが必要です。
今の仕事に対する姿勢を変えるにはどうすればいいか
もしかしたら、今の自分の仕事のやり方は、少しもの足りない部分があるだろうか?仕事に対する姿勢がなっていないだろうか?と気づくことがあったなら、以下の点に気をつけてみてください。
仕事に対する姿勢がガラッと変わり、上司からの評価もそれに伴って変わってくるでしょう。
何をすべきか自分の役割を考える
仕事をするときには、「今自分は何をするべきなのか?」ということを常に考えましょう。
与えられた仕事をそのままやるのではなく、自分は何を求められているのだろう?と考えてみてください。
そうすると、簡単な資料作りであっても、結果が違ってきます。
相手が「こうしてほしい」と思っていることを考え、それに対して自分ができることを最大限やってみてください。
どんな仕事にも真摯に取り組むこと
仕事は、いつも刺激のあるものばかりではありません。
つまらないと思うこともあるかもしれないです。
そんな時こそ、一生懸命、真摯に取り組んでみるのです。
本気で仕事に取り組むと、今までは気づかなかった仕事の面白さが見えてくることもありますし、新たな気づきが得られるかもしれません。
何より、いつでも全力投球するあなたの姿勢そのものが、周囲に評価されるようになるでしょう。
常に問題意識を持つ
この仕事は、本当にこのやり方でいいんだろうか?
言われた通りにやるだけでなく、もっと工夫の余地はないか、問題点を探す癖をつけるといいでしょう。
そして、問題にぶつかっても、簡単に妥協せず、どうやって解決すればいいかを考えます。
考えることは実に面倒な作業ですが、その癖づけをすることで、少しずつでも成長していけるでしょう。
一つ一つの仕事を丁寧に
仕事ができる人は、小さなミスもしないものです。
結果に大きな影響を及ぼさない、小さなミスだったとしても、何度も同じことを繰り返していると、「あの人はミスをしてばかりだ」という評価になってしまいます。
自分の仕事に責任を持ち、常にチェックを怠らないようにすると、「あの人は仕事が確実だね」という評価に変わっていくでしょう。
言い訳をしないこと
しっかりチェックしているつもりでも、人間ですから、ミスをしてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、素直にミスを認め、改善策を早急に講じることが大切です。
ここで、あれこれ言い訳してしまうと、あなたの評価が下がってしまいます。
潔くミスを認めて、二度と同じ間違いを繰り返さないという姿勢の方が、評価されるでしょう。
仕事に対する姿勢は人生を豊かにするために大切なもの
仕事は、まず結果を出すことが大切です。
目に見えて、数字で結果がわかる仕事ばかりではありませんが、与えられた仕事を言われた通りにこなすということが最低限求められることだと思います。
しかし、それだけでは仕事の面白さはきっとわかりません。
仕事に対する姿勢がきちんとしているかどうかで、今後の人生の幅に差が出てくるのです。
情熱を持って仕事に取り組むことの大切さ
仕事で大事なのは、頭の良さとか仕事の早さだけではありません。
そこに情熱があるか、真剣に取り組んでいるか。
熱意が伴っていない仕事は、どこか魂の抜けた仕事になってしまいます。
いわゆる、画竜点睛を欠くという状態です。
具体的に何をどうすればいいのかわからないときは、仕事に込められた気持ち、仕事に取り組むときの情熱と考えるといいでしょう。
どんな仕事でも一生懸命取り組み、人の役に立とう、いいものを作ろうなど、目標を持って仕事をすることが大事です。
熱意は必ず人に伝わるので、あなたの情熱はきっと仕事に良い結果をもたらすでしょう。
基本的な姿勢ができていればどこへ行っても通用する
仕事で必要とされるスキルは、仕事の種類によって変わってきます。
例えば、事務職ではパソコンのスキルが必要ですが、営業職なら人に良い印象を与える話し方など、その時々で身につけるべきスキルは違うでしょう。
しかし、仕事に対する姿勢は、どんな仕事でも共通したものです。
- 言われたことだけをやるのではなく、自分なりの創意工夫をする
- 仕事に優劣をつけず、真摯に取り組む
- 常に向上心を持ってベストを尽くす
こういった姿勢は、どこへいっても役に立つ、あなたの財産になります。
まとめ:仕事に対する姿勢ができていると仕事はきっと楽しくなる
給料分の仕事をしていればそれでいいというのも一つの考え方ですが、もっと先の人生を見据えて、情熱を持って仕事に取り組み、プラスアルファを生み出そうとする。
そのような姿勢があれば、仕事の成果にも結びつきやすいですし、何より周囲の評価が変わってくるでしょう。
あの人はいつも一生懸命だね、と思われた方が頑張りがいもあると思います。
もし、今までなってなかったと思うところがあれば、これから少しずつ変えていきましょう。
仕事に対する姿勢が変われば、結果がきっと違ってきます。
結果が出やすくなれば、仕事も楽しくなり、良い循環ができるはずです。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。