仕事がつまらない。やる気が出ない。そんな風に感じているなら、仕事をゲーム感覚で楽しめるようにしませんか?
毎日、嫌だ嫌だと思っているより、少しでも楽しく取り組めた方がいいですよね。
ではどうすれば仕事をゲーム感覚にできるのか、そのコツをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
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仕事なんて、真面目にやるだけが能じゃない
日本人は真面目すぎるところがあります。
仕事なんだから真面目にやって当たり前、という意見があるかもしれませんが、ゲーム感覚で少しでも楽しんで仕事ができるなら、その方がいいと思いませんか?
デジタル大辞泉を見ると、「ゲーミフィケーション(gamification)」という言葉があります。
サービスなどにゲームの要素を取り入れるという手法なのですが、仕事をゲーム感覚でするというのは、まさにこのゲーミフィケーションといえます。
仕事の要素をゲームの要素に置き換えて考えてみるということです。
目指す結果が同じなら、ただ真面目にコツコツよりゲームとして楽しむ。
そのほうが会社に行くのが楽しくなります。
マンネリ化するとつまらなくなる
会社と職場の往復、毎日同じ仕事でだんだん新鮮味がなくなってきます。
入社したての新人ならば、毎日が刺激の連続で、新しい仕事を覚えながら自分が成長していく感覚もあって楽しいでしょう。
しかし、仕事に慣れてくると、その新鮮味も徐々に失われてきます。
楽しかったはずの仕事が楽しくなくなってしまう原因の一つが、このマンネリ化です。
ゲーム感覚で新しい風を入れよう
マンネリ化を打破するための方法として、「クリアするのが楽しい!」というゲームの要素を取り入れてみるのです。
いつもやっている仕事でも、違った見方ができるようになれば、なんとなく新しい業務に取り組んでいるような楽しさが感じられるようになるでしょう。
そうすれば、つまらないと思っていた仕事もだんだん楽しくなってきます。
仕事が楽しければ会社に行くのも苦にならない、毎日が楽しくなっていく、さらに仕事が楽しくなるという、好循環を作ることができます。
ゲーム感覚のメリット。仕事がもっと楽しくなる!
仕事にゲーム感覚を取り入れることは、マンネリ化を打破するだけでなく、やりがいそのものを感じられるようになるというメリットがあります。
達成感を感じやすくなる
ゲームでも、あまりに簡単なものはすぐに飽きてしまいませんか?
最初は簡単でも、だんだん難易度が上がっていくから楽しいのですし、なかなか手に入らないレアキャラをゲットした時は本当に嬉しいものです。
それと同じことで、仕事も達成すべき目標があって、たまに試練があって、という山あり谷ありだから楽しくなるんです。
仕事だと思うと大変に感じてしまうことも、ゲーム感覚を取り入れると、試練そのものも楽しくなり、それを乗り越えた時には大きな達成感を感じられるようになるでしょう。
これができたのだから次もできる!という自信にもつながりますし、大変なことだからこそやりがいを感じられるようになりますよ。
自分で考え、調べることが苦でなくなる
ゲームも難しくなってくると、どうすればクリアできるのか、攻略サイトなどを研究しますよね。
どのキャラとアイテムを組み合わせればいいのか。どの編成で戦えばいいのか。
いろいろな情報を調べて、試行錯誤すると思います。
仕事もそれと同じに考えればいいのです。
どうすればこの局面を乗り切ることができるのか。
ああでもない、こうでもないと試行錯誤すること自体が楽しくなっていきます。
仕事をゲーム感覚で楽むための6つのコツを掴んで、いざゲームを始めよう!
では、どうすればマンネリ化した日々の仕事をゲーム感覚で楽しむことができるのか、そのコツをご紹介しましょう。
1.目標を明確にする
ゲームには必ず、目標がありますよね。
レアキャラを手に入れて、より強い敵を倒すとか、この面をクリアしたらさて次だ!とどんどんクリアしていくのも楽しいものです。
どんなゲームであれ、みんな目的に向かって楽しんでいると思います。
ですから同じように、仕事でも明確に目標を意識するようになるのです。
仕事ですから、「年間売上○○円!」などの目標は当然あるのですが、直接自分に返ってこない大きすぎる目標はやる気につながらないこともあると思います。
そこで、小さなものでいいですから、個人的な目標を作ってみましょう。
- このプロジェクトで社長賞を取る
- 今月の売上でトップを狙う
- 残業時間を前月の半分にする
など、自分でできそうなことを目標にしてみてください。
2.仕事の難易度を設定してみる
ゲームは、最初のうちはとても簡単で、レベルが上がっていくほどなかなかクリアできなくなっていきますよね。
仕事もそんな風に、レベルを設定してみると面白くなります。
まずは、今抱えている仕事を難易度別に5段階くらいに分類してみましょう。
レベル1〜3くらいまでの簡単な仕事をさっさと片付けてしまおう。
4〜5は難しくて時間もかかるし、上司に相談しながら進めていきたい。ここはじっくり時間をかけよう。
こんな風に、難易度によって仕事のウェイトもわかりやすくなるのではないでしょうか。
難しいものが残るとやる気がなくなるという人は、レベル1〜2の仕事を済ませたら、一旦レベルの高い4〜5に手をつけてみて、最後に楽な3を残しておく、というやり方もいいでしょう。
難易度がわかると、どう進めていくことが効率的か、計画が立てやすくなります。
3.仕事の過程が見えるようにする
ゲームはどこまでクリアしているか、今どの辺りにいるのか、キャラはいくつ手にいいれているのかなど、自分の位置が目に見えるようになっています。
仕事も同じように可視化することで、「あとこのくらい頑張ればいい」という目安がわかるようになります。
表に仕事を全部書き出して、終わったものから斜線で消していくとか、カレンダーに書き込んで終わったらシールを貼るとか、目に見えるようにすると「ここまで終わった!」ということがわかりやすくなって、やる気が出てくるでしょう。
4.自分にご褒美を用意する
この面をクリアすると新しい武器がもらえるとか、イベントをクリアするとレアキャラがもらえるなど、ゲームにはご褒美がつきものです。
それなら、仕事でも自分にご褒美を作りましょう。
最初に目標を設定しましたよね。
それを達成できたらどんなご褒美をもらおうか、それも一緒に考えておくと仕事をクリアしていくのが楽しくなります。
日々の目標を達成できたなら、帰りにコンビニでデザートを買って帰ろうとか、仕事が一段落したらゆっくりとマッサージに行こう、など、ご褒美にも緩急をつけるといいでしょう。
5.ペナルティも設定してみる
ゲームには、クリアできなかった時のペナルティが設定されている場合もありますよね。
時間内にクリアできないと最初からやり直しとか、大事なアイテムを失ってしまうとか。
仕事にもペナルティがあった方が緊張感が保てます。
日々の目標が達成できなかったら、「今日はビールなし。お茶で我慢する」など、簡単なペナルティを設定しておくといいでしょう。
ペナルティを避けて、なんとかご褒美をもらおう!というモチベーションにもつながります。
6.嫌なことも主人公の試練の1つと考えてみよう
仕事にミスはつきものですし、予定を立ててもその通りにはいかないことが多いものです。
しかし、それもゲームの中の一つの試練だと思えば、それほど辛くはなくなります。
なんでも気の持ちようですから、口うるさい上司は「これは○面のボスだから攻略が大変だ」などと思うようにすると、少しは楽しくなりませんか?
試練があるから主人公はレベルアップします。
自分がゲームの主人公になったつもりで仕事を進めていけば、何かあっても「また試練がやってきた!」と気楽に考えられるようになります。
まとめ
1日の大半を仕事をして過ごすのですから、少しでも楽しく進めたいものです。
ゲーム感覚を取り入れて、毎日が楽しくなり、それで仕事がうまく回るようになったら、これほど素晴らしいことはないでしょう。
デスクの前で真面目にウンウン唸っていても、いいアイディアは浮かんでこないです。
ここをクリアにするには?とゲームをしている時のように柔軟な頭で考えることで、試練もどんどん乗り越えていけるようになります。
一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事
堀内 博文
1990年、高知県生まれ。
若手起業家、または起業を目指す 20 代を中心に、ビジネスでの結果を約束する Result Business Producer として活躍していたが、『自分の命の使い道』を『人を目覚めさせ本来の在るべき真の姿に導くこと』と定め、現在は一般社団法人 Mission Leaders Academy Japan 代表理事としてさらに活動の場を大きくしている。